母逝く －認知症－２－ 経済的な負担－その１

　母は，八十代半ばから認知症が進み，私たち子供の顔も分からなくなりました。家庭での
看護は難しいこともあって，茨城のグループホームに入所し，そこで約６年半ほど過ごしま
した。母の年金，介護保険給付を差しいての毎月の費用は，医療費，介護用品，小遣いなど
を含め月額で約１８万円でした。

　この費用は，男２人，女２人の４人の子供が按分しました。幸い，兄弟４人ということ
で，一人当たりの経済的負担は軽減されました。
　我が家は子供一人。もし，私と家内が，グループホームでお世話になるとすると毎月，４
０万円近くの費用がかかります。子供に重い経済的負担がかかります。こうしたことを考え
ると，暗澹たる思いがあります。

⇒　ネットサーチ・介護/高齢者の医学の本

▼バックナンバー
　　・母逝く　－認知症　－４－　　経済的な負担－その４
　　・母逝く　－認知症　－３－　　経済的な負担－その２
　　・母逝く　－認知症－２－　　経済的な負担－その１
　　・母逝く　－認知症　－１－　

介護―現場からの検証 (岩波新書) 結城 康博 岩波書店 このアイテムの詳細を見る

介護タブー集 (介護ライブラリー) 三好 春樹 講談社 このアイテムの詳細を見る