毎日とても暑いです。
どうやらところによっては、
体温よりも暑いみたいです。
こんな夏はやはり、
冷たい水の流れる川です。
というわけで今年は、
8/13-14と、四国の川を旅してきました。
1日目は、阿波を流れる吉野川の上流、小歩危。
2日目は、土佐の隠れた(?)清流、仁淀川。
では早速、
その様子をご覧あれ。
■1日目
初日は、小歩危。
実はこの日大歩危を下り、次の日小歩危を下る予定でしたが、次の日人数があまりいないということで、急きょ大歩危よりも激しい小歩危を下ることにしました。
参加者
チャーリー、ヘクセ、アノ、ヨシゾウ、クモタ、タケヒコ、タモツ(オレ)の7名。
大半の人は2年前に一度この激流を体験しているだけに、以前よりはややお気楽な雰囲気。
しかし結果は…
出発点の様子。
以前下った時は超渇水期で、ダムの底水が流れ、不自然に冷たい濁った水が流れていましたが、今年は本来の姿ともいうべき水が流れていて、うれしい!
出発前の記念写真。
右隅に、商業ラフトの参加者たちが見えます。
今回も、彼らのコースどりを参考にさせてもらいました。
下り始めると早速、他の川だったらきっと最難関の部類に入るであろう、力強い瀬が続きます。
だけどここでは序の口。
出来はまあまあ、といった感じでしたが、途中2人流されてしまいました。
中盤のヤマ場は、「二段の瀬」。
前回は小歩危の中で唯一ここで流されたのですが、今回はうまくいきました。
リベンジを果たして、大いに満足。
この時点では、「オレたちも進化したものだゼ」と思ったものでした。
ここで高さ6~7mの岩場から川に飛び込んだりして、遊びました。
足から飛び込んだり、頭から飛び込んだり、宙返りして飛び込んだり、
人それぞれの方法で。
飛び降りる瞬間の浮遊感が、何とも気持ちがいい。
しかしタケヒコ、ここで危機一髪。
宙返りして飛び込んで、着水点で岩場に頭をブチ当ててしまったかと思いましたが、スレスレ!大丈夫でした。
そのあと、ここで引き続き昼ごはん。
メニューは、おにぎりとカロリーメイトと、
そしてどろどろになったチョコレート菓子。
ごはんを食べて、再出発。
間もなく、「曲がり戸の瀬」です。
小歩危最大のヤマ場。
やはりここはみんなで下見。
岩場を歩いて間もなくオレたちが見たものは、
期待に違わぬ轟音と水しぶき。
写真だと分かりづらいかもしれませんが、
やや左に見えるブルーシート、これは人間が十分立つことのできる日よけですので、これと比較すると、この瀬の落差が分かると思います。
ここで商業ラフトのコース取りを見学。
うーむ、激しい…
見学その2。
フネが波に埋もれてしまっています。
黙って見守るオレたち。
しかし一度きれいにここを通っているので、
この時点で「何とかなるさ…」という気持ちが、どこかにありました。
またフネに戻り、いざ挑戦!
コース取りは実に順調。
しかし。
前よりもいいコースだ、と思ったのも束の間、波にもまれてフネがやや右を向いてしまい、そのままフネの位置を取り返すことができず、荒波の為すがままに。
自分は尻が川に落ち、身体の約2/3がフネから仰向けにのけぞりながら放り出された状態となりましたが、つま先をフネにひっかけ、辛うじて流されずにすみました。昔腹筋を鍛えておいてよかった…
んー、達成感というよりは、一同、打ちのめされた感じ…
なぜだ…
引き続き鮎戸の瀬。
前回はここをうまく乗り越えたので、「ま、大丈夫でしょう」ということで、下見もせずに挑戦。
しかし。
横から前から、連続して押し寄せる荒波を喜んでいるのも束の間、右から左から高い波がオレたちを同時に襲いかかり、フネが波の下に置き去りにされ、オレたちが波の上に宙吊りにされたような状態となって、全員流されてしまいました。
しばらく瀬の荒波にもまれて川に身を浮かべ、これはこれで気持ちよかったりするのではありますが、荷物が浸水被害。
慌てて防水袋の中身を点検すると、オレのもう一つの目、デジカメが水浸しに…
ボタンを押しても、予想通り微動だにせず、志半ばでここで愛すべきデジカメが生涯を閉じることとなってしまいました。
ということで、オレたちはここで、最難関「曲がり戸の瀬」よりも惨憺たる状態で打ちのめされたのでした。
この何ともいえぬ、敗北感。連敗です。
しかし、この瀬の失敗で、2回続けて負けた原因が何となく分かりました。
きっとフネの積載重量制限を、かなり超えていたからだと思われます。
このフネは8人乗りだそうですが、この激しい瀬では、7人でも、ましてや全員元ラガーマン、世間一般で想定している一人当たりの体重よりもみんな重いわけですから、しかもそのうちの1人は世間一般の人の軽く1.5倍はあるわけですから、フネの浮力が追いついてこなかった感じがします。
「鮎戸の瀬」での失敗は、まさにそんな感じでした。
しかし、試合に‘負け’はしましたが、楽しかった!
そして何より、全員無事でよかった!
■2日目
都合でチャーリーとヨシゾウが去ってこの日5人。
実はこの日、小歩危をさかのぼって大歩危を下ろう、という予定でしたが、2日続けて同じようなところを下るよりは(しかも小歩危のほうが激流)、気分をかえようということで、高知の仁淀川を下ることにしました。
仁淀川は、昨日とはうってかわって静かな川で、ひょっとするとあの四万十川よりも水の美しい川だそうです。
オレたちはこれまで、大歩危小歩危のように激流を求める傾向にありましたが、当初の原点に戻って川をゆっくり楽しむことにしました。
道中買ったスイカをフネの尾にくくりつけ、パドルも漕がず、川の流れに身を任せ、時折川に飛び込んでプカプカと水面に身を浮かべながら、水面(みずも)ならではの雄大な風景を楽しむ川の旅。
お天気はあいにく雨がちで時折強く降ったりもしましたが、‘ラフティング’ではない、勝った負けたもない、こういう時間のある川の旅のよさを、改めて思いました。
しかしスイカ大玉1ヶは、男5人の胃袋でもきつかった!
食べた後、頻繁に膀胱が…
夕方、終着点に着き、2日間にわたる四国の旅はおしまい。
その後、タケヒコとクモタとタモツは高知に残り、大学のときの後輩で今は高知に暮らすハタヤマとジョージの案内で、おいしい高知のごはんに舌鼓を打ちました。
高知はいい川がたくさんあるし、ごはんもうまいし、まちも人も温かい感じがするし、坂本龍馬が生まれたところだし、とても気に入りました。
またいつか来よう!
では皆さん、また来年の夏会いましょう。
今のところ、来年は伊勢・熊野の川を旅する予定です。
どうやらところによっては、
体温よりも暑いみたいです。
こんな夏はやはり、
冷たい水の流れる川です。
というわけで今年は、
8/13-14と、四国の川を旅してきました。
1日目は、阿波を流れる吉野川の上流、小歩危。
2日目は、土佐の隠れた(?)清流、仁淀川。
では早速、
その様子をご覧あれ。
■1日目
初日は、小歩危。
実はこの日大歩危を下り、次の日小歩危を下る予定でしたが、次の日人数があまりいないということで、急きょ大歩危よりも激しい小歩危を下ることにしました。
参加者
チャーリー、ヘクセ、アノ、ヨシゾウ、クモタ、タケヒコ、タモツ(オレ)の7名。
大半の人は2年前に一度この激流を体験しているだけに、以前よりはややお気楽な雰囲気。
しかし結果は…
出発点の様子。
以前下った時は超渇水期で、ダムの底水が流れ、不自然に冷たい濁った水が流れていましたが、今年は本来の姿ともいうべき水が流れていて、うれしい!
出発前の記念写真。
右隅に、商業ラフトの参加者たちが見えます。
今回も、彼らのコースどりを参考にさせてもらいました。
下り始めると早速、他の川だったらきっと最難関の部類に入るであろう、力強い瀬が続きます。
だけどここでは序の口。
出来はまあまあ、といった感じでしたが、途中2人流されてしまいました。
中盤のヤマ場は、「二段の瀬」。
前回は小歩危の中で唯一ここで流されたのですが、今回はうまくいきました。
リベンジを果たして、大いに満足。
この時点では、「オレたちも進化したものだゼ」と思ったものでした。
ここで高さ6~7mの岩場から川に飛び込んだりして、遊びました。
足から飛び込んだり、頭から飛び込んだり、宙返りして飛び込んだり、
人それぞれの方法で。
飛び降りる瞬間の浮遊感が、何とも気持ちがいい。
しかしタケヒコ、ここで危機一髪。
宙返りして飛び込んで、着水点で岩場に頭をブチ当ててしまったかと思いましたが、スレスレ!大丈夫でした。
そのあと、ここで引き続き昼ごはん。
メニューは、おにぎりとカロリーメイトと、
そしてどろどろになったチョコレート菓子。
ごはんを食べて、再出発。
間もなく、「曲がり戸の瀬」です。
小歩危最大のヤマ場。
やはりここはみんなで下見。
岩場を歩いて間もなくオレたちが見たものは、
期待に違わぬ轟音と水しぶき。
写真だと分かりづらいかもしれませんが、
やや左に見えるブルーシート、これは人間が十分立つことのできる日よけですので、これと比較すると、この瀬の落差が分かると思います。
ここで商業ラフトのコース取りを見学。
うーむ、激しい…
見学その2。
フネが波に埋もれてしまっています。
黙って見守るオレたち。
しかし一度きれいにここを通っているので、
この時点で「何とかなるさ…」という気持ちが、どこかにありました。
またフネに戻り、いざ挑戦!
コース取りは実に順調。
しかし。
前よりもいいコースだ、と思ったのも束の間、波にもまれてフネがやや右を向いてしまい、そのままフネの位置を取り返すことができず、荒波の為すがままに。
自分は尻が川に落ち、身体の約2/3がフネから仰向けにのけぞりながら放り出された状態となりましたが、つま先をフネにひっかけ、辛うじて流されずにすみました。昔腹筋を鍛えておいてよかった…
んー、達成感というよりは、一同、打ちのめされた感じ…
なぜだ…
引き続き鮎戸の瀬。
前回はここをうまく乗り越えたので、「ま、大丈夫でしょう」ということで、下見もせずに挑戦。
しかし。
横から前から、連続して押し寄せる荒波を喜んでいるのも束の間、右から左から高い波がオレたちを同時に襲いかかり、フネが波の下に置き去りにされ、オレたちが波の上に宙吊りにされたような状態となって、全員流されてしまいました。
しばらく瀬の荒波にもまれて川に身を浮かべ、これはこれで気持ちよかったりするのではありますが、荷物が浸水被害。
慌てて防水袋の中身を点検すると、オレのもう一つの目、デジカメが水浸しに…
ボタンを押しても、予想通り微動だにせず、志半ばでここで愛すべきデジカメが生涯を閉じることとなってしまいました。
ということで、オレたちはここで、最難関「曲がり戸の瀬」よりも惨憺たる状態で打ちのめされたのでした。
この何ともいえぬ、敗北感。連敗です。
しかし、この瀬の失敗で、2回続けて負けた原因が何となく分かりました。
きっとフネの積載重量制限を、かなり超えていたからだと思われます。
このフネは8人乗りだそうですが、この激しい瀬では、7人でも、ましてや全員元ラガーマン、世間一般で想定している一人当たりの体重よりもみんな重いわけですから、しかもそのうちの1人は世間一般の人の軽く1.5倍はあるわけですから、フネの浮力が追いついてこなかった感じがします。
「鮎戸の瀬」での失敗は、まさにそんな感じでした。
しかし、試合に‘負け’はしましたが、楽しかった!
そして何より、全員無事でよかった!
■2日目
都合でチャーリーとヨシゾウが去ってこの日5人。
実はこの日、小歩危をさかのぼって大歩危を下ろう、という予定でしたが、2日続けて同じようなところを下るよりは(しかも小歩危のほうが激流)、気分をかえようということで、高知の仁淀川を下ることにしました。
仁淀川は、昨日とはうってかわって静かな川で、ひょっとするとあの四万十川よりも水の美しい川だそうです。
オレたちはこれまで、大歩危小歩危のように激流を求める傾向にありましたが、当初の原点に戻って川をゆっくり楽しむことにしました。
道中買ったスイカをフネの尾にくくりつけ、パドルも漕がず、川の流れに身を任せ、時折川に飛び込んでプカプカと水面に身を浮かべながら、水面(みずも)ならではの雄大な風景を楽しむ川の旅。
お天気はあいにく雨がちで時折強く降ったりもしましたが、‘ラフティング’ではない、勝った負けたもない、こういう時間のある川の旅のよさを、改めて思いました。
しかしスイカ大玉1ヶは、男5人の胃袋でもきつかった!
食べた後、頻繁に膀胱が…
夕方、終着点に着き、2日間にわたる四国の旅はおしまい。
その後、タケヒコとクモタとタモツは高知に残り、大学のときの後輩で今は高知に暮らすハタヤマとジョージの案内で、おいしい高知のごはんに舌鼓を打ちました。
高知はいい川がたくさんあるし、ごはんもうまいし、まちも人も温かい感じがするし、坂本龍馬が生まれたところだし、とても気に入りました。
またいつか来よう!
では皆さん、また来年の夏会いましょう。
今のところ、来年は伊勢・熊野の川を旅する予定です。
今回はご来高ありがとうございました。
とても楽しかったです。
皆さんの活動で「草ラフティング」が広がる事を期待しています。
私も機会を作って小歩危に行ってみようと思います。
日本で唯一かもしれない?どこにも所属しない「草ラフティングチーム」として今後もがんばります。
次回、機会があればリバージャックの活動にも参加してください。
阿波踊り報告も誰かよろしく。
お蔭さまで阿波踊りと小歩危の激流を満喫することが出来ました。
なお、ジョージ、畑山両人とも元気のようで、何よりです。
来年は参加できるかどうか分からないので今年のリバーが大変有意義であったと思っています。
みんなありがとう。
あと、阿波踊りは意外と簡単でした。夏の風物詩でした。楽しかったです。
どうもありがとう。
お世話になりました。
ブログで見ても爽やかなかんじや。
日本らしい夏が映し出されている!
また吉野川と高知は行きたい。
また皆さんと一緒に川下らせてください。
あのも来てください。
今年は全行程参加したいです。
よろしく!