2020@TOKYO

音楽、文学、映画、演劇、絵画、写真…、さまざまなアートシーンを駆けめぐるブログ。

■オットマール・スウィトナーのドキュメンタリー映像

2010-02-21 | ■芸術(音楽、美術、映画、演劇)
  録画しておいた「父の音楽 指揮者スウィトナーの人生」を見ました。2月15日にNHK・BSの「クラシック・ロイヤルシート」で再放送されたもので、今年の1月8日に死去したオットマール・スウィトナー氏、最晩年の姿が映し出されています。

  スウィトナーはN響の名誉指揮者として何度も来日しているので日本でも馴染みの深い指揮者ですが、病に倒れた後は長い間、私たちの前から姿を消していました。事実上の引退を余儀なくされた後、いつの間にか、彼のことは私たちの話題にも上らなくなっていました。

  このドキュメンタリーは、彼の息子イーゴル・ハイツマンによって2007年に制作されたものですが、脚本、演出、撮影、音楽など素晴らしいできばえです。100分くらいの長さですが、ひとりの音楽家の人生を見るというよりは、中身の濃い中篇小説を読んでいるような趣で、読後深い感動に包まれます。

  とりわけ、ワグナーの「トリスタンとイゾルデ」、ヨハン・シュトラウスのポルカ「とんぼ」、モーツァルトの交響曲第39番などの音楽が、物語の各章にとっての通奏音となっていて、バイロイトやインスブルクの美しい風景と相まって私たちの心を揺さぶります。

  以下、NHKのHPに出ていた番組紹介を引用しておきます。

  バイロイト音楽祭で世界的な名声を得、N響の名誉指揮者も務めた オットマール・スウィトナーの音楽家としての人生を振り返る、 彼の息子であるIgor Heitmannが監督したドキュメンタリー。

  東西ドイツの統一がなされた直後、パーキンソン病による手の震えが原因で、 永きに渡る指揮者としてのキャリアを終わらせ引退生活に入ったスウィトナー。 その後彼の生活からは音楽が消えたが、壁の崩壊は、彼の人生に新たなものをもたらした。 何年もの間、妻と住む東ベルリンの家と、愛人と彼女との間に生まれた息子とが住む西ベルリンとの 二つの家庭を行き来していた彼の人生を大きく変えることとなったのである。

  このドキュメンタリーは、共産主義と西側社会、プライベートな生活とキャリア、妻と愛人、 そしてそのすべてを超越した存在である音楽との間で微妙なバランスを保ってきた偉大な指揮者の人生を、 当時のフッテージやインタビューを通して描くと同時に、 音楽を通して父を理解しようとする息子の物語でもある。
[ 制作: ZDF / Filmkombinat (2007年) ]

  
  
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■ i Phoneが写したカンヌの風景

2010-02-12 | ■カンヌ2010
(C)Ryo

  毎度おなじ旧ネタですみません。またもやカンヌです。

  今朝、フランス2のニュースを見ていたら、カンヌにも雪が降っているとの映像が流れました。モナコまでのコートダジュール一帯は雪景色のようです。

  カンヌ滞在中は雪こそなかったものの、寒い日が続いていました。そんな真冬の一日は、いつもクロワッサンと半切りのバケット、そして暖かいカフェ・オーレで始まりました。

  2つ星の安宿とはいえ、毎朝供されるカフェ・オーレの温もりはいまだに忘れることがありません。

  
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■ i Phoneが写したカンヌの風景 

2010-02-05 | ■カンヌ2010
(C)Satt

  カンヌ滞在に関する秘蔵写真の公開です。プレートの上には24個の生ガキと6匹のエビ、12個の生ムール貝が並んでいます。

  この写真は、まるで食べたら食あたりしそうな写り具合ですが、本物は新鮮そのもの!一度に生ガキを12個食べましたが健康です。

  
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■LUMIX DMC GF-1 が写したカンヌの風景 10

2010-02-04 | ■カンヌ2010
(C)Ryo

  海外、とりわけヨーロッパから帰ると一瞬はホッとするものの、止みがたい旅情にかられ再び海を越えたくなります。

  5月には映画祭で再び活気をとり戻すカンヌですが、つかの間静けさに包まれた海を写してみました。
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■ i Phoneが写したカンヌの風景

2010-02-02 | ■カンヌ2010
(C)Ryo

  無事、帰国いたしました。今日は、カンヌ追想のカットを掲載します。  

  久々のプロフィットロールです。しかもフランスで味わう本物!チョコレートは自分で好きなだけドローっとかけられます。

  食べるのに時間がかかるのでアイスクリームがとけ出し、これにチョコレートが混ざったところに少しふやけたシューの皮を塗りたくるのが常道だと思います。

  来年もここに戻り、再びこの甘美な世界に浸りたいと考えつづけています。

  
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