秋の野草園に咲いていた「キレンゲショウマ」
調べてみましたら、「えっ、そうなの」
この花、九州や四国、紀伊半島等の深山に夏に咲く、それも絶滅危惧種のお花なんだそうです。
花言葉は「幸せを得る」
こんな北国で、それもこの時期に開花しているのを見られたなんて、まさに幸せを得た気分
さて、今日は先日の講座で、あくまでも私がですが「えっ そうなの」と思った事を。
講座の先生は、長らく栄養学を研究されている大学教授だったのですが、開口一番
「『この食品に栄養がある』という表現は間違いです」
と。
「この食品にはこういう栄養素が含まれている」のが正しい・・・という事なんだそうですが、専門家って素人の大雑把なくくりが気になるんでしょうね。
私の父は医者でしたが、「風邪引いた~」と言う度に「風邪という病気はない」と訂正していました。
しかし、この大雑把なくくりで今迄「小麦粉はダイエットの敵」とか「養殖魚は薬漬け」とか「バターは植物油より体に悪い」とか思い込んでいたので、こういう講座は毎回目からウロコ・・・
今回も、バターの以外の話でも が何個かありました。
例えば、コレステロール。
HDLは善玉、LDLは悪玉と、クッキリ分けて認識していましたが(私は)、どちらも同じもの。
入れ物が違うだけなんですってね。
体内で余ったコルステロールは高比重リポタンパク質(HDL)によって肝臓に運ばれ合成され、そこから低比重リポタンパク質(LDL)に乗って体内に運ばれ、ホルモンや色々な組織で使われる。
このバランスが崩れると血管壁に入り込み、動脈硬化になる・・・んだそうですよ。
叉、現在の研究ではコルステロール値が上がるのは口に入る食べ物の影響より、体質などに寄る・・という考えになって来ているそうで。
と言うのも、コルステロールが多く含まれているものを食べても血液中のコルステロールが増えるという関係は証明されない事がわかったんですって。
逆に、コルステロール値を下げ過ぎると肝硬変や脳卒中、癌のリスクが高くなるんですってよ。
ただ、私がそうなのですが、閉経後コルステロール値が上がり、現在一日に一錠薬が処方されているのですが(動脈硬化予防の為)、そういう人はやはり食べ物も若干は気にはした方が良いみたいです。
次にコラーゲン。
若返りの特効薬のように思われている(私が)、あれです。
コラーゲンを口から取っても、アミノ酸に分解されてしまうので、効果はない
というのが通説でしたが、最近分子量を小さくするといいのでは・・・・と言われてきているそうです。
ただ、先生は「統計学のウソ」に気をつけるようにと。
ネズミなどを使った実験と違い、人間は余りにも個体差が大きいので、今はまだ客観的な実証はされてはいないと。
よく、テレビのCMなどでも小さく「但し個人差があります」と書かれていますものね。
同じく化粧品に含まれているというコラーゲン。
実は一般的な化粧品では真皮にまで浸透するものはないそうです。
せいぜい保湿効果位。
ナノレベル位までになれば可能性があるかもしれないそうですが、塗れば全員赤ちゃんのような肌になる・・・は今のところ期待薄かな。
さてさて、時折、素人の大雑把なくくりを助長するマスコミやネット情報にイラッとしていた先生でしたが、ちょっと可愛いなぁと思った事。
青魚に含まれている体にいい脂肪酸EPAとDHAについて、満面の笑みで
EPAは、エイコサ ペンタ エン酸、DHAは、ドコサ ヘキサン エン酸の頭文字を取っただけなんですよ~。
で、これは数をあらわしているんです。
エイコサは炭素が20、 ドコサは22
ペンタは二重結合が3、ヘキサンは6
面白いでしょ~
・・専門家って、つまりはある種のヲタよね・・・・・
と微笑ましく思っちゃってごめんなさ~~い