年金分割はてんやわんや…戸籍謄本編

年金分割の必要書類に、こう書いてあります
戸籍謄本一通。

単純に見えて、これが第一のクセモノでした。
なぜかというと。
年金分割は、当然離婚が成立してからしかできませんから
戸籍は親のものに戻るにせよ、新しいものを作るにせよ
元夫の名前や、結婚していた期間などの古い情報は載っていないわけです。
ところが、年金分割に一番必要な情報はこれなのですね。

さあ、どの謄本をどうやって渡せばいいと思います？

最初、役所から言われたのは新戸籍を作ってから、その謄本をとってください、とのこと。
新戸籍ができるまで、ゴールデンウイークをはさんでしまったので、ほぼ二週間。
私の本籍地は実家で、住んでいるところからかなり遠いので、郵送でお願いしました。
数日したら、電話があって
「謄本請求の目的は何ですか？」
「年金分割です」と応えると
「年金目的なら、謄本は無料で出せますよ。手数料として送られた為替もこのまま、送り返しておきますね」
とのこと。
大喜びで、返送されてきた戸籍謄本をみたところ
…使えない…

では、この古い内容の入っているものはどうすればいいか。
新戸籍のある、実家近くの役所にお電話です。
(県外で電話代がかなりかかりました)
わかりそうな人→地位の上の人→やったことのある人→戸籍のことを一番よく知っている古株の人
と、伝言ゲームのように、電話が転送され、やっとわかった正解は

古い戸籍のある役所に、元夫の戸籍謄本を請求する

もう一度、郵送請求のやり直しです
(古い戸籍も、元夫の実家の近くなので、取りにいけるところではありませんでした)
事情の説明の手紙を入れて、戻ってきた為替をいれて
さあ今度こそ、と送りましたが
今度は役所から電話です。
『先例がありませんので』としぶる相手に、一から細かく説明し
やっと謄本が届いたのが、郵送してから二週間後。

何度も言うようですが、年金分割には二年間、24ヶ月という期限があります。
　謄本請求だけでかかった期間　2ヶ月　これってちょっと、ピンチかも…

年金分割はてんやわんや…前書き編

小学校のころ、よく先生に言われませんでしたか？
『家に帰るまでが遠足です』
離婚もそうです。
籍がぬけるだけではありません。
残務処理が終わるまでが離婚です。

離婚の残務処理の中で一番大切でいて、一番ややこしいのが
年金分割

特に、長い間主婦だった女性は絶対に忘れてはいけない手続きです。
元夫の年金の半額を、元夫が60になったら自動的に受け取れる、という、かなりおいしい制度が
つい数年前にできました。

つい数年前…つまり…弁護士さん、裁判所の書記官さん、職場の事務員さんの誰もやったことのない手続きなのです。
そのせいで、書類の書き方、集め方、提出のしかたと、すべてが、ああでもない、こうでもないと
なかなかすぐには進まない、てんやわんやになりやすいのです。

今日は、この手続きをしに行って、なんとか全部おわったのですが、
ほぼ丸一日つぶれました。

ですが、そもそもこの前の書類を集める段階から、実に大騒ぎでした。
何度かにわけて、このドタバタについて書いてみようと思います。

まず、書いておかなくてはいけないのは
年金分割には、提出期限があるということです。
離婚が成立した日から二年間、この二年を一日でも過ぎたら、届出は受け入れてもらえません。
二年あるなら、ゆとりじゃないの、と思うでしょう？
最初は私もそう思いました。
ところが、それはかなりの大間違いだったのです。
(続く)

閑話休題・シュワちゃんの離婚に思うこと

ハリウッドの人気俳優、カリフォルニア知事…なんて、解説を書くだけでもアホくさくなるほどの有名人、
アーノルド・シュワルツネッカー。

離婚しましたね、名門の美人の奥さんと。
理由は浮気、というよりも、家政婦さんとずっと不倫の関係にあったから。
知事を辞めるのをきっかけに離婚になったようです。

見ていて、わかるなぁ、と思いました。
不倫相手は、自分でも「体型はぽっちゃり」というくらいで
奥さんとどちらが美人か、といわれたら、間違いなく奥さんのほうです。
でも。
シュワちゃんはあまりいい家の出身ではないのですね。
つまり。
奥さんと一緒にいるときには、いわば手に入れた高嶺の花につりあうように
いつも背伸びをしていなくてはいけない。
食事のマナー、話題、趣味。
何から何まで背伸びし続ける家庭、というのはくつろげないし
なかなか辛いものでしょう。

シュワちゃんには、素のままになれて一番くつろげる場所、包み込んでくれる相手が
あの家政婦さんだったのでしょう。

ニュースを聞いて、悪い印象は持ちませんでした。
名前をつけるなら、「やすらぎ離婚」とでもいうところでしょうか。

荷物を取りに行きました

今日は、元夫の家に荷物を取りに行きました。

離婚後初めて顔を合わせるので、数日前からずっと「いやだなあ」と思っていたのですが
案外とあっさりと終わりました。

私は最高裁まで行った裁判のあげく、判決で離婚が決まったので
ありがたいことに、双方に弁護士がついています。
今日は、両方の弁護士の立会いのもと、どれを持って帰って、どれを元夫に上げてしまうかをきめました。
他人が二人も入っているせいか、修羅場にもならずにすみました。

今使っているものは、全部残していってほしい、とのことでしたので
全部あげてしまいました。
というと、かなり気前が良さそうですが
実は、今いるマンションがあまり広くはなく、家具を持って帰っても置いておくスペースがないのですね。

あとは、トラックをよんで実際に持って帰る引越しの日と
お嫁に持っていったピアノを売る日の、合計二回
今度は、弁護士なしで直接顔を合わせることになりますが、それでついにおしまいです。

残務処理まで、あと一歩!!

ホープフル離婚の準備期間 2 …そろそろ私の話を

私の場合も、言われました。

私の離婚の直接のきっかけ、一番最後の一押しは、私がフルタイムの仕事を見つけてから、
元夫が家庭に給料をいれてくれなくなったことでした。
仕事を見つけたのは、子供の学校の月謝のためだったので
これには、とてもこまりました。
家計について話し合いたい、と何度言っても全くきいてくれず
このままでは学校もやめざるをえない、
どうしても給料を入れてくれないなら離婚します、とも
何度も言ったのですが、
最後には下らない脅しをするな、と怒鳴られ
口もきいてくれなくなりました。

結局、私と子供は家を出て、実家に戻ることになりました。

元夫が始めて私たちにコンタクトを取ったのは、それから半年以上たって、
私が離婚調停を出し、調停委員に裁判所に呼び出されてからです。
別居状態でも、養育費は出さなければいけない、と調停委員に諭されてから
話したい、自分はいい夫だった、全ては誤解だ、やり直したい…
間に人もたててきました。

言葉だけを見れば、かわいそうに思えたかもしれません。
ですが、私はその言葉を信じることが全くできなくなっていました。
この人とは暮らせない、という絶望感は、何を言われてもほんのわずかも揺らがないばかりか
いろいろと言われれば言われるほど、
口ばっかり、何をいまさら、と、かえって気持ちは冷えていきました。

家を出るのは、相手に愛想が尽きてから。
ほんのわずかでも未練があるうちは、やめたほうがいいですよ。