年金分割はてんやわんや…どこに出すの？編

やっと、どうにかこうにか必要書類がそろいました。
さあ、提出…と思ったのですが

いったいどこに出せばいいの？

最初は家庭裁判所かと思ったのですが、念のため電話をしてみたところ
「年金は、うちじゃないんですよ」とのこと。
どこですか、と聞いてみたら、
「たぶん、社会保険事務所じゃないかと思うんですけど…」とのこと。

次は、ネットで最寄りの社会保険庁を調べて、お電話です。
社会保険庁、一時、消えた年金問題で話題になった、あのいい加減の代名詞のようなお役所です。
大丈夫かな、という理由のない一抹の不安を抱えたまま、とにかく問い合わせをしてみる

「必要書類をもって、事務所に来てください」とのこと。
ありがたいことに私は平日がお休みです。
大事な休日の朝から書類と、念のため趣味のスペイン語のカセットテープを抱えて、
社会保険庁に、レッツゴー!!

役所はどこも駅から遠いものです。
駅だけではありません。バス停からも遠いものです。
かといって。
離婚したばかりで、今後の生活苦がすけて見えているというのに、タクシーなんか乗りたくない、というわけで
あるきましたとも、てくてくてくてくてくてくてく…

十時半くらいにはついたのですが、なぜか中には既に二十人くらいの人が順番待ちをしていました。
諦めの境地で番号札をもらい、私の番になるまで、待つこと三時間。
(途中にお役所の昼休みが入ったことは言うまでもありません)
スペイン語のテープがたっぷり聴けました(とほほ)

やっとこさで、順番になり、あれこれとプライベートを含めて三十分くらいの説明をし
お取り寄せをしたばかりの戸籍謄本と判決文を出したところ
「一人じゃ、申請できないんです」
え？今何とおっしゃいました？
「元夫さんと、お二人でいらしてください」

ちょっと待ったァ!!
やっとこさで離婚ができたばかりなんですよ。
正直、どんなカップルだって顔も見たくないにきまってるじゃないですか。
しかも、自分の年金を相手に差し上げる、みすみす損をする手続きをするのに
わざわざ出てくるお人好しなんか、この世に生存しているんですか？

こんな法律、作ったのは誰なんでしょう。
責任者出てこい～、と叫びかけたところに、事務員さんのもうひと声が。
「あら、元夫さん、公務員なんですね」
はい、とうなづく私に、さらに衝撃のひとこと。

「公務員は共済年金なんです。
　元夫さんの職場に申し出てください。
　社保庁では、手続きできません」

そりゃあ、二人で出て来い、といわれるよりははるかにましですけど。
私の休日は、これだけで一日丸つぶれ。
てくてく歩いて駅に向かいながら、まあ、スペイン語の勉強が進んだからいいとしようか、と自分を慰めたのですが

しつこいようですが、年金分割には２年間という期限があります。
提出先を探すだけで、２週間。
戸籍謄本請求と合わせて、２か月半。
これって、かなりピンチかも。