1日フリーの木曜日、前日にオープンした"ダリ展"を観る為 国立新美術館へ行きました。
今回は解説が必要だと音声ヘッドホンを装着していざ中へ。
と、最初に表れたのは普通に美しい印象派のような風景画。
へー、ダリもこういう絵画を描いていたのね。
スペイン出身ながらやはりパリに赴いたダリは ピカソなどと会うとすぐにキュービズムへと移行。
でも兎に角色合いが素敵なのです。ピンクや青など、心の闇など少しも感じません。
もともと素質 才能があったダリは早くから能力を発揮していたので、独自の手法を編み出しています。
解説の竹中直人が説明してくれたワードを忘れたけど、一つの絵に同じ形態をちりばめる手法。
この習作では人の形がダリ?のヒゲへ。
またダリはフェルメールを傾倒していたとか。
ここらあたりはまだ イメージできる通常の構図。
でも、日本に原爆が投下されてからは、原子物理学に興味を抱き 絵画も対象物が分離したり、拡散したり、浮遊したりと、ダリの円熟期の絵画へと発展していきます。
これはダリの最愛の10歳上?!のガラとマリア像をダブらせた絵。
(いずれもポストカードより)
またアメリカへ渡って積極的に映画やイラスト製作 ジュエリーデザインなどにも関わったので、稼ぎまくっていたようです。
色んな批判を受けながらも人気は衰えず…。
今回は10年ぶりのダリ大回顧展という事で沢山の作品が展示されていましたが、わかった事はやはりダリは 稀有な才能に溢れた独特な画家なのだなという事でした。
奇人ぶりに興味を持つ人が多いせいか、老若男女(特に若い人)の大勢の人で賑わっていました。
なんか、面白いです。いや、やっぱりダリは相当絵が上手いです。
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