![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/f2/730862e7d97f5a8a3596c6c26a61060f.jpg)
陸奥の枕言葉 「あっ、ねぇは...。」の末(マヅ)
姉歯建築士の耐震強度偽装事件が世を震撼させているさ中、姉歯建築士の出身地宮城県で、大手ゼネコン大林組が請け負ったマンション5棟の鉄筋溶接データの偽造が発覚しました。。
大林組と言えば、ゼネコンの西の横綱。巨大プロジェクトも、数多くこなして来たゼネコンの雄です。今回の溶接工事は、地元の下請け溶接業者が施工したもですが、大林組ほどの一流企業が、手抜きを見過ごしていた事実は重いものがあります。
・ 読売 新聞 『 鉄筋業者、溶接強度データ偽造…仙台のマンション5棟 』
それにしても、宮城県という所は、不可解な事件が数多いですね。
その代表格は、一連の考古学 捏造事件。ありもしない古い時代の ただの山を掘らされ、被害にあった自治体多くは、結局、莫大な捏造発掘費用を、自腹で払わされました。地域住民が「 神の手」の詐欺師に、給料を支払ったままなのです。
遺跡捏造にしろ、今回の耐震偽装にしろ、結局、インチキが発覚した場合、国民に負担を押し付けられます。このままでは、国が、いや 国民が持たないと思います。
宮城県では、この手の税金巻き上げ事件が数多い。昨年、文部科学省から巨額の補助金を騙し取っていた、東北文化学院大学 の事件もありました。いずれも金額や規模が大きく、社会に及ぼした影響も少なからぬものがあります。
さらに、宮城県ではもう一つ大きな波紋を投げかけている事件が発生しています。
今年の8月16日のマグニチュード7.2の宮城県沖地震で、東北電力 女川原子力発電所が、「 想定外の衝撃 」を受けて、1号機から3号機まで全機、停止したままです。過去五万年間で最大の巨大地震にも耐えうるとされ、日本の技術の粋を集めたはずの原子力発電所が、たった M7.2で動けなくなるのは、ミステリアスな謎です。発電所側は、今回の地震を「 特殊な地震の可能性 」という事にしたいようですが、地質学者は、この地に過去にスマトラ級 M9クラスの超巨大地震と大津波の痕跡を三つ 発見しています。(前々回の記事)
一連の「宮城人」の絡んだ事件を見るに、私は、もしかして、発電所の建屋や、基礎部分に手抜きがあったのではないかと考えてしまいます。それが原因で、異常な衝撃が感知されたのではないでしょうか...。女川原子力発電所の建屋、基礎部分を洗いなおして検査してほしい。
ともかく、原子力発電所が、第二のアスベストとならぬよう祈りたい。
:コメントには、URLを記入ください。
* 註 「 姉歯之松 」は陸奥 栗原郡にあったとされる墓標の松. 田中乃松とも.
行方知れずの姉を探しに来た妹が、その亡骸を見つけ、葬ったという故地。
歯の文字は、万葉仮名の「 何々は 」の、 は に当てる文字。
:掲載の画像は、古紅型に、プリントゴッコ旧型で彩色しました。
-ご参考-
・ 朝日新聞 9月28日朝刊 『 女川原発 想定越す揺れ 』-耐震指針議論に「激震」-
・ ・地質学者の意見 「原子力発電所は、小さな地震で壊れてしまう....」
・ 拙ブログ関連記事
・ 世 阿 弥 の 謡 曲 『 錦 木 』 考 >>>・
・ イギリス湖地方国立公園と、戦争 >>>・
・ 仙台 唯一の「 吊り天井 」の裏側に・・・ >>>・
・ 本物の「 吊り天井 」 だった 唯一の施設 . >>>・
地震で倒壊しそうな建造物はその辺を歩けば沢山あります。阪神大震災であれだけの被害を蒙りながら今日のこの有様。
日本国民の「喉元すぎれば…。」という気質こそ問題だと思います。
私は、新しいニュースをさきんは、ブログの記事から見つけることが多くなりました。
それにしても、東証一部上場の一流企業と目される大林組まで、こんな状態では、裾野の広大な問題のように思えてきました。建設のいろいろな段階で手抜きが積み重なって、地震を迎えるのでしょうね。おお、コワっ! で、電力業界だけでは、起きて欲しくないものです。
>今度は大手ゼネコン会社の大林組。工程が
きつく検査の時間が取れなかったと説明しているとのこと。
↑・なんだかJR西日本みたいな事を言ってますね(^^;
>日本国民の「喉元すぎれば…。」という気質こそ問題だと思います。
本当にソウですね。今の他人任せの政治の仕組みがおかしいのかも知れません。
議員って、普通の人からお金は貰えないので、どうしても業者の方に、なびいた事をしますから、世の中おかしくなるような気がします。東京では、頻繁に企業の「陳情」攻めです。
建屋などに手抜きがあろうとなかろうと地面の揺れは関係ないですね
単に想定を約1ガル上回る地面の揺れが地震によって生じましたがそれでも建屋への被害は見受けられない、つまり想定よりも1ガル分だけ強い強度を持っていたと言うことになります
もう少し冷静に検討していただきたいものです
9月28日朝日新聞朝刊に詳しく出ています。
・加速度計は、原子炉のある発電所地下室内に設置されいます。
次回からコメントする際は、必ずURLかメイルアドレスを入れること
そもそも地震が非常に多いこの日本のどこで安全に原発を稼働できるのか疑問です。
増え続けるエネルギー事情はわからないでもないですが、もっとクリーンなエネルギー(太陽・風力等)の実用化を進められないものでしょうか。。。
>観測された加速度は最大で、888ガルでした。原子炉本体の耐久限界の673ガルを、215ガル上回る数値でした。
この値は最大加速度ではなくて、周期0.05秒での加速度応答スペクトルの値です。
そして、原子炉施設で固有周期0.05秒をもつ部材は限られますが、それらの部材の層間変形角を確認したところ、安全範囲内に収まっていたため、損傷には至らなかったということが東北電力から公表されています。
建築や原子力に広い知見をお持ちのU-2さまならば、最大加速度と加速度応答スペクトルの違いはご存じだと思います。朝日の記事は不正確とまでは言いませんが、やや誤解を招きやすい表現となっていますね。
また、250ガルという数値は、保安規定で定める基準値で、これは加速度応答スペクトルでなくて最大加速度です。保安確認用加速度計では251ガルを記録しましたので、現在運転を停止し、保安検査を行っておられることと思います。
mail addressは他の方も公開されていませんので、私も遠慮させていただきます。あしからず。
愛知万博の方では、何か、そのような展示ありませんでしたしょうか。
太陽から供給されるエネルギーは、莫大ですね。太陽光発電は、大量生産可能な、アモルファス型電池の生産に、めどがついていますので、より安価なものが、供給されることでせう。
中国やインドのような人口の多い国が、使用をはじめると、価格が一気に下がるはずです。♪~♪ d(⌒o⌒)b♪~♪
私は、8月16日以降、原子力発電にはじめて関心をまちました。原発についてはよくわかりません。
ただ、常識的に考えて、宮城県の沖合いで発生した、たったマグニチュード7.2の地震で保安基準を超えたと言うのが、理解できません。
今後想定される、M7.5クラスの宮城県沖地震と、M8~9クラスの三陸沖地震が起きた場合、単純計算で、それぞれ何ガルの衝撃を受けるのか知りたい訳です。震源の距離は、8月16日と同じと仮定した場合でけっこうですので、お願い致します。
URLは、一度お知らせ頂いた方のものは、こちらで削除しております。最近、abcさん以外にもう一名、URLを入れない人が現れました。他の方々は、全員URLまたは、メールにてご連絡、頂いております。やましい所なくば、お願い致します。