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打波川・亥向谷(びこうだに)左俣~経ヶ岳(1625m)

2014年09月21日 | 沢登り・渓流釣り
福井県大野市の沢を登り勝山市の一般道を下る。個性的な谷でした。

***
福井岳人倶楽部が創立25周年記念に出版した「越の谷」は、福井県の沢のとても優れたガイドブックです。

これによると、亥向谷左俣は、
「谷の下部にいくつかの滝があるが、いずれも直登もしくは高巻きが可能で、上の二俣を過ぎると谷は明るく開け、岩壁や岩峰を見ながらの快適な遡行を楽しめる」
とのこと。

本日9月21日、大阪からのIさん、山岳会のNさん、クライミングが上手なKさん、そして私の4名で遡行してきました。

「越の谷」では亥向谷左俣出合横まで車で入る、とありましたが、林道が荒れて使えません。1時間以上手前で駐車し、林道と河原を歩いて出合に向かいます。


朝5時に集合したにもかかわらず、下山口に車をデポしに行ったり堰堤を超えるのに手間取り、左俣に到着したのは10時になってしまいました。

亥向谷の左俣出合、水が少ないな~

やがて個性的で美しい滝が連続して現れてきます。




ナメもあります。


F2(4m)は滝右のバンドをトラバースしましたが、崩落していてスリル満点でした。

標高1090mの二俣、13時。ここで一休み。

同行の皆さんいずれも「予想がに時間がかかる谷だなぁ」と。

二俣を左へ。まもなく水が切れてしまいました。
ここのところ晴天続きだったためでしょう。
そして前方には左右から岩壁が迫り、まるで門のような地形が見えてきます。

アルペンムードです(^^)

最後は20分ほど笹薮を漕いで山頂へ飛び出しました。


経ヶ岳山頂。




一般登山道を保月山経由で下山。下山口到着は17時50分。朝デポした車で登山口に戻り車を回収しました。

この亥向谷左俣は、なかなか個性的な沢でした。殆どの滝が直登できますが、登攀力が必要な部分もあります。秋の気配が漂い始める経ヶ岳を満喫した一日でした。
同行のみなさん、ありがとうございました。

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