ブナの中庭で

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橄欖石(カンランせき)Olivine

2010年11月23日 | 地質・地形・地球科学
持ち帰った微粒子は約1500粒。
その多くは橄欖石(カンランせき)という鉱物でした。
橄欖石はオリーブ色をしており、オリーブの和名が橄欖であることから名付けられています。
その大型の美しいものは「ペリドットperidot」と呼ばれています。


橄欖石は地球上では黒っぽい火成岩中によく見られ、橄欖石が主成分の橄欖岩は上部マントルの主成分。

(Mg,Fe)2SiO4 という化学組成をもちます。
ここでマグネシウムと鉄の比率が重要で、微粒子の比率は地球上の橄欖石のものとは異なっていました。
はやぶさが持ち帰った微粒子は、小惑星「イトカワ」のものと考えられるとのことです。

今後この微粒子は大型放射光施設「スプリング8」やNASAで分析が行なわれる予定。
その結果から微粒子が受けた熱や圧力が想定され、小惑星や太陽系の成立について謎がとける可能性がでてきました!
「はやぶさ」よ、本当に良くがんばったね


2 コメント

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Unknown (風露草)
2010-11-24 10:01:32
例によって11/13からの片目(^。+)読み。

11/13のスリングをプールジックでメインロープに巻きつけて登ることはクレバスからの脱出、ビッグウォールのフォローなどで・・・。

以前、遠征訓練で腕力がない女性が体を起してせり上がれず消耗してアウト・・・。
で、スリングをハーネスのビナに通して定滑車にし折り返して下がったループを踏んで1/2の力で上るよう工夫してあげたら踏む回数は増えますがザックを背負ったままでも簡単に登れました。
もっとも、ザックはメインロープ末端で重りにしておけばいいのですからかつぐ必要はありませんが・・・。ああ、スマートなRepuさんにはいらぬコメントでしたね、ここまで書いてきて削除ももったいないので投稿します。
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いつもありがとうございます (Repu)
2010-11-25 22:05:19
スマートかどうかは別として、とりあえず自力で「尺取虫」ができました。
でも緊急事態に冷静にできるかどうか‥‥。ここで登山の「経験値」がきいてくるのですね。
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