ノルベルト師匠はアイスクライミング大好き。本場ヨーロッパアルプスのプロガイドなので、極上アイスは百戦錬磨、体験済みです。
つまり日本では、下手なエリアにご案内するわけには参りません‥‥。
今回、我らが暮らす石川県から日帰りで行けるエリアとして悩んだ末に選んだのが、上高地中千丈沢でした。
はたして??
3月3日早朝、釜トンネル出発。
「ナゼ、ココハ冬季閉鎖ナノデスカ?車ヲ入レテモ問題ナイデショウ?」
私も同感ですが、なぜなんでしょう。釜トンネルを歩く我々の横を、工事関係車両の車がガンガン通り過ぎていきました。
トンネルを抜けると上高地!
スノーシューハイカーが大勢歩いていきました。
この素晴らしい風景を見ただけで、私は満足。来てよかったな~!
大正池ホテルを過ぎて中千丈沢に入りました。
大勢のアイスクライマーが入ってトレースはバッチリに違いない、という私の期待は大きく外れ、全くトレースはありません。しかもモナカ雪やら新雪深雪やら、次々とアプローチ道の状況は変わり、歩きにくいことといったら!
ワカンで歩く私の後をツボ足で歩くノルベルト師匠、時には腰や胸まで雪に埋まり苦労の連続でした。
中千丈沢は次第に狭まります。
大岩ゴルジュ帯ではかなりの傾斜のうえ、氷板とザクザク雪が今後に現れ、アイゼン&ダブルアックスでも緊張しました。
坂巻温泉駐車場を出発してから4時間20分、ようやく氷滝群に到着しました。ふぅ~
憧れのZ滝を目前にして、感激。
素晴らしい迫力です。他には誰もおらず、ノルベルト師匠と2人で感激しっぱなし。
さて、今回は氷結状態がよさそうなミルキーウェイに挑戦することにしました。
この写真は取りつき(1ピッチ目)で、さらに上部へつづくマルチピッチ3(~4)ピッチの滝です。
1ピッチ目、易しそうにみえますが、氷の状態が難しい。柔らかいザクザクの雪の下には、カチカチの青氷。
2ピッチ目、膝まで潜る柔雪部分とアイゼンの爪先がほとんど刺さらないような硬い氷とが交互に現れます。
傾斜はさほどでもないのですが、セカンドで登っていて、氷の状況が悪くスクリューを抜くのも難しかったです。
3ピッチ目です。
ビレイポイントをつくるのが難しく短めにピッチを切ったため、トポ(Rock&Snow46)では3ピッチとなっていたけれど、私たちは4ピッチとなりました。ゴールは潅木帯です。
そして同ルート下降、3ピッチの懸垂でした(全体で110mほど)。
大岩ゴルジュでは一部を確保してもらいながら下降し、大正池ホテル経由で坂巻温泉の車まで。下降にも2時間40分余を要しました。
やれやれ‥‥。まだこのエリア、早すぎたのかもしれません。
他の滝の様子は明日アップします。
つまり日本では、下手なエリアにご案内するわけには参りません‥‥。
今回、我らが暮らす石川県から日帰りで行けるエリアとして悩んだ末に選んだのが、上高地中千丈沢でした。
はたして??
3月3日早朝、釜トンネル出発。
「ナゼ、ココハ冬季閉鎖ナノデスカ?車ヲ入レテモ問題ナイデショウ?」
私も同感ですが、なぜなんでしょう。釜トンネルを歩く我々の横を、工事関係車両の車がガンガン通り過ぎていきました。
トンネルを抜けると上高地!
スノーシューハイカーが大勢歩いていきました。
この素晴らしい風景を見ただけで、私は満足。来てよかったな~!
大正池ホテルを過ぎて中千丈沢に入りました。
大勢のアイスクライマーが入ってトレースはバッチリに違いない、という私の期待は大きく外れ、全くトレースはありません。しかもモナカ雪やら新雪深雪やら、次々とアプローチ道の状況は変わり、歩きにくいことといったら!
ワカンで歩く私の後をツボ足で歩くノルベルト師匠、時には腰や胸まで雪に埋まり苦労の連続でした。
中千丈沢は次第に狭まります。
大岩ゴルジュ帯ではかなりの傾斜のうえ、氷板とザクザク雪が今後に現れ、アイゼン&ダブルアックスでも緊張しました。
坂巻温泉駐車場を出発してから4時間20分、ようやく氷滝群に到着しました。ふぅ~
憧れのZ滝を目前にして、感激。
素晴らしい迫力です。他には誰もおらず、ノルベルト師匠と2人で感激しっぱなし。
さて、今回は氷結状態がよさそうなミルキーウェイに挑戦することにしました。
この写真は取りつき(1ピッチ目)で、さらに上部へつづくマルチピッチ3(~4)ピッチの滝です。
1ピッチ目、易しそうにみえますが、氷の状態が難しい。柔らかいザクザクの雪の下には、カチカチの青氷。
2ピッチ目、膝まで潜る柔雪部分とアイゼンの爪先がほとんど刺さらないような硬い氷とが交互に現れます。
傾斜はさほどでもないのですが、セカンドで登っていて、氷の状況が悪くスクリューを抜くのも難しかったです。
3ピッチ目です。
ビレイポイントをつくるのが難しく短めにピッチを切ったため、トポ(Rock&Snow46)では3ピッチとなっていたけれど、私たちは4ピッチとなりました。ゴールは潅木帯です。
そして同ルート下降、3ピッチの懸垂でした(全体で110mほど)。
大岩ゴルジュでは一部を確保してもらいながら下降し、大正池ホテル経由で坂巻温泉の車まで。下降にも2時間40分余を要しました。
やれやれ‥‥。まだこのエリア、早すぎたのかもしれません。
他の滝の様子は明日アップします。
素晴らしいモチベーションですね。
私はアイスや岩登りはやらないのですが
なかなか奥が深そうです。
大正池越し遠方の山は穂高でしょうか。
この時期に間近で見る3000m超級は
迫力満点だったのでしょうね。
トイレはありますよ、紙が含んでいます:-)
今度是非一緒にアイスクライミングに行きましょう!
写真は穂高連峰です。冬の上高地は美しいです。スノーシューなくても道は踏み固められ「高速道路」です。ぜひ一度行ったらいいですよ!
コメントありがとうございました。今週末はどこへ滑りにいくのかな~?
一緒に見に行かない?
だってミルキーウェイしか登れなかったんだもの。心残りです。状態がよければZ登りたいなぁ。
でも問題は私のクライミング技術ですが‥(とほほ)
Thank you very much, for your fighting lead climbing!
でも、また、次のところ、どうぞよろしくお願いします。