今日は、ぷうの おうちでの過ごし方をご紹介します
(2009.10.1現在)
お部屋は、こんなかんじ


和室のふすまを取り払って、リビングと和室を一体化し、どこからでもぷうの姿が見えるように、すぐにぷうのもとに行けるようにしています

必要不可欠、酸素の機械

影の主役っ

ハイサンソ使用。
なくてはならない酸素
コレがないと、話になりませんっ
携帯用ボンベ&ボンベキャリーケース

ビール瓶ケースみたいに収納されているボンベたち。非常時や外出時はもちろん、毎日の吸入時にも使います。とにかく、ないと不安・あると安心
の未使用ボンベ。使用済みのものは、酸素会社の担当さんが交換に来て下さいます
ぷうの相棒、人工呼吸器

これまた、影の主役っ


点滴ポンプ&基液 酸素ボンベ&緊急物品袋

全体像
呼吸器支柱台には加湿器の他、点滴ポンプ&基液、下部に携帯用酸素ボンベ2本&緊急物品袋(アンビュー・気切カニューレ等)を設置

ぷうと呼吸器をつないでくれる、呼吸器回路

とっても頼もしい、呼吸器バッテリー
ぷうの声代わり、サチュレーションモニター

血中酸素濃度と心拍数は、常にチェック

問題数値になると、アラームがなるようにしています。
ベッド横の処置ワゴンは、こんな感じ


吸引グッズ・IVHグッズ・手袋・テープ・ガーゼ・消毒グッズ・吸入グッズ・オムツ交換グッズ・注射用水・聴診器・ハサミ・シリンジ・etc etc etc……とにかく、なくてはならない大切なものが、使いやすいように収納されています

ワゴン引き出しの中。
ティッシュ・綿棒・爪切り・クリーム・チューブetcetc…

ワゴン上の壁。
ぷうのお絵かき作品等を飾っています

ぷう 1日のスケジュール
朝 起床…吸引、オムツ替え、顔拭き、歯磨き
8時…薬
10時…薬、吸入
入浴後…気切ガーゼの交換
14時…薬、歯磨き、点滴交換
18時…薬、吸入
20時…薬、歯磨き
吸引・オムツ替え・アイスノンやシーツ等の交換 適宜。
パパ、ママが寝る前に もう一度確認
・呼吸器の加湿器にお水は入っていますか?
・呼吸器回路にお水がたまっていませんか?
・回路や点滴がぷうに絡まっていませんか?
・コンセントは挿して充電していますか?
・酸素はつながっており、作動していますか?
ぷう 1週間のスケジュール
[毎日]
・薬の注入
・吸入
・気切ガーゼ交換
・歯みがき
・おしり洗い
・点滴の交換
・在宅酸素の残量チェック
[月]
・呼吸器回路・気切カニューレ交換(1回/2週)
[火]
・IVHルート交換(1回/週)
・IVH消毒(1回/週)
[木]
・ジアミ水交換(1回/週)
・NGチューブ入換(1回/2週)
※IVHインジェクションプラグ交換(1回/月)
IVH

IVHグッズ
消毒液・消毒綿棒・保護テープ・ルート・へパリン

IVHカバー&IVHガード
ママの愛
がこもった作品

IVHカバーは、こんなかんじ

IVHカバーを IVHガードで覆い固定。ぷうが服の上から引っ張れないように、また、ルートが引っ張られるトラブルがあっても ここで止まるようにしています

人工呼吸器の設定
・モード:SIMV
・呼吸回数:20
・PIP:17
・プレッシャーサポート:7
・PEEP:8
・トリガー(感度):1.0
・吸気時間:0.4
・I:E比:1:6.5
・酸素3~5L/min…SpO2が95%以上保てるように 呼吸状態をみて調整!
呼吸状態の観察
1日数回、定期的に呼吸状態をチェックします。
呼吸音(痰はたまっていないか、狭窄音はきこえないか、肺のすみずみまでしっかり空気が入っているか、等)や 胸がしっかり挙上しているか、努力呼吸の有無、SpO2、1回換気量(TV)、心拍数など、変化がないかを確認します。
必要に応じて、吸引や吸入をしたり、呼吸器トラブルがないかをチェックします。
気管内吸引後のカテーテル保存方法
1.吸引後、カテーテルの外側をアルコール消毒綿で拭き取る。
2.滅菌カップの蒸留水を吸い取る。
3.吸引チューブからカテーテルをはずし、取り付け部分もアルコール消毒綿で拭く。
4.蓋つきの保存容器で保存・乾燥させる。
※吸引カテーテルは1日5本。翌日破棄する。
※滅菌カップや保存容器は1日1回、ミルトン消毒後、乾燥させる(1回/日)
※口鼻腔用に1本使用。気管内吸引チューブとは別に水を吸い取り保存。
保存容器消毒のミルトン

ミルトン保存容器&乾燥ケース

消毒中
ミルトン…ぷうが赤ちゃんの時にも使っていたものです。
(母乳を搾って入れた哺乳瓶や搾乳器の消毒にも、MA1ミルク(アレルギー用ミルク←ぷうは乳糖不耐症なので)を調乳していた時にも…常に消毒。普通に健康な子なら、この手間も面倒もなく、どんなに楽なことかと
…当時のママは思っていましたが…ここへ来てまたまた、ミルトンと毎日付き合わないといけないとは…
いやいやでも、ミルトンのおかげで、こんなに手軽に消毒ができるわけなのです
ミルトンに感謝
)
カップや保存容器にはタッパーや、これまた ぷうが赤ちゃんの時に使っていた哺乳瓶を使用しています
吸引

吸引機(家用)

吸引機(外出・非常時用)…充電機能つき

吸引グッズ(吸引カテーテル・手袋・アルコール綿)
気切ガーゼ交換

気切グッズ
気切カニューレ・キシロカインゼリー・ネックバンド・消毒液・消毒綿棒・割りガーゼ

気切チューブもぎ取り防止バンド
ママの愛
がこもった作品

気切部は、こんなかんじ
吸入
気管内の痰を出しやすくするため、吸入を行います。
人工呼吸器を外して、酸素を投与しながら行います。
〈吸入液の作り方:1日分〉
ビソルボン0.4ml+生理食塩水2.6ml
1回1.5ml、1日2回吸入。
吸入器

ぷうには「もくもくさん」と言って吸入しています
吸入すると楽らしく、自分から器械を指差して「やって」と言うときもしばしば。
薬の種類と注入方法☆(2009.10.1現在)
〈定期薬〉
1.プレドニゾロン:副腎皮質ステロイド
2.セルベックス:胃粘膜をまもる薬
3.ムコサール:痰を出しやすくする薬
4.ムコダイン:痰を出しやすくする薬
5.エルカルチン:カルニチン欠乏改善薬
注)すり鉢などで粉砕するか、1錠に対し10ml以上のお白湯に数分浸し、溶かします。
6.ウルソ顆粒:肝臓の機能を改善する薬
7.ガスター:胃酸の分泌を抑える薬
8.フェノバール:睡眠薬
9.リボトリール:抗てんかん薬
10.ラシックス:利尿剤
11.アルダクトン:利尿剤
12.ロペミン:活発な腸の動きを抑制する薬
13.テオドール:気管支を拡張する薬
14.ネオーラル:免疫抑制剤
注)常温保管
15.リスパダール:抗てんかん薬
16.クエストラン:コレステロールの吸収を抑制し、胆汁酸の排泄を促進する薬
注)他の薬と一緒に注入しない。
17.ヒルナミン:睡眠薬
注)遮光が必要。暗所で保管。
18.トリクロリール:睡眠薬
注)冷所保管
19.バクタ:細菌の感染を抑える薬
注)月・水・金曜日 朝・夕
[薬の時間]
8時…1~14
10時…16
14時…1~6
18時…16
20時…1~15、17、18
〈頓用薬〉
・入眠できない時…トリクロ追加
・喘鳴が強い時…メプチン注入:4時間あけたら1日2回まで注入OK
・カロナール:発熱時
〈NGチューブ〉
8Fr120cmのNGチューブを36cm固定。基本的には、チューブが詰まったり汚れなければ入れ替え不要ですが、2週間くらいを目安に適宜入れ替えます。
現在、チューブは解放していません。えずき・嘔吐がある場合、シリンジで引いて、内容物や量を確認。その後、クランプを解除し、袋等につないで解放します。

左…シリンジ(30mlと10ml)
右…NGチューブ(8Fr120cm)とキシロカインゼリー・テープ

薬の山
一日分、さらに時間ごとに小分けして、すぐ使えるように。
使用前には、種類を再確認


これは、夜のお薬。
我が家では、この容器に薬を用意して、ぷうのところにもっていきます
「ぷう定食」と名づけています

容器やシリンジ、使用後はきれいに洗って乾燥。
清潔に保管
点滴
・ピーエヌツイン2号
・ビタジェクト 各1/2本
・エレメンミック 1/2本
・蒸留水 200ml
・セレン 2cc(隔日)
以上を45ml/Hで投与。


※使用した針は、針入れに入れておき、訪問看護師さんに持って帰って頂いて破棄して頂く。
※使用したシリンジは、箱や袋に入れておき、訪問薬局さんに持って帰って頂いて破棄して頂く。
・点滴のルートは、ニプロCPチャンバーセットをつなぎます。
・点滴ルートは1週間に1回交換します。
・IVHの消毒は1週間に1回です。
・インジェクションプラグの交換は月に1回です。
・IVHのロック時は、ヘパリン生食でロックします。
※緊急時以外でロックする時は、高カロリー輸液を投与している為、流量を半量(20ml/H)にし、30分後ロックします。急激に高カロリー輸液の投与を止めてしまうと、低血糖症状をまねく可能性があります
~おうちでのすごしかた(後編)に続く~







和室のふすまを取り払って、リビングと和室を一体化し、どこからでもぷうの姿が見えるように、すぐにぷうのもとに行けるようにしています








ハイサンソ使用。
なくてはならない酸素





ビール瓶ケースみたいに収納されているボンベたち。非常時や外出時はもちろん、毎日の吸入時にも使います。とにかく、ないと不安・あると安心










点滴ポンプ&基液 酸素ボンベ&緊急物品袋



呼吸器支柱台には加湿器の他、点滴ポンプ&基液、下部に携帯用酸素ボンベ2本&緊急物品袋(アンビュー・気切カニューレ等)を設置


ぷうと呼吸器をつないでくれる、呼吸器回路

とっても頼もしい、呼吸器バッテリー



血中酸素濃度と心拍数は、常にチェック


問題数値になると、アラームがなるようにしています。





吸引グッズ・IVHグッズ・手袋・テープ・ガーゼ・消毒グッズ・吸入グッズ・オムツ交換グッズ・注射用水・聴診器・ハサミ・シリンジ・etc etc etc……とにかく、なくてはならない大切なものが、使いやすいように収納されています


ワゴン引き出しの中。
ティッシュ・綿棒・爪切り・クリーム・チューブetcetc…

ワゴン上の壁。
ぷうのお絵かき作品等を飾っています




朝 起床…吸引、オムツ替え、顔拭き、歯磨き
8時…薬
10時…薬、吸入
入浴後…気切ガーゼの交換
14時…薬、歯磨き、点滴交換
18時…薬、吸入
20時…薬、歯磨き
吸引・オムツ替え・アイスノンやシーツ等の交換 適宜。


・呼吸器の加湿器にお水は入っていますか?
・呼吸器回路にお水がたまっていませんか?
・回路や点滴がぷうに絡まっていませんか?
・コンセントは挿して充電していますか?
・酸素はつながっており、作動していますか?


[毎日]
・薬の注入
・吸入
・気切ガーゼ交換
・歯みがき
・おしり洗い
・点滴の交換
・在宅酸素の残量チェック
[月]
・呼吸器回路・気切カニューレ交換(1回/2週)
[火]
・IVHルート交換(1回/週)
・IVH消毒(1回/週)
[木]
・ジアミ水交換(1回/週)
・NGチューブ入換(1回/2週)
※IVHインジェクションプラグ交換(1回/月)





消毒液・消毒綿棒・保護テープ・ルート・へパリン



ママの愛



IVHカバーは、こんなかんじ


IVHカバーを IVHガードで覆い固定。ぷうが服の上から引っ張れないように、また、ルートが引っ張られるトラブルがあっても ここで止まるようにしています




・モード:SIMV
・呼吸回数:20
・PIP:17
・プレッシャーサポート:7
・PEEP:8
・トリガー(感度):1.0
・吸気時間:0.4
・I:E比:1:6.5
・酸素3~5L/min…SpO2が95%以上保てるように 呼吸状態をみて調整!


1日数回、定期的に呼吸状態をチェックします。
呼吸音(痰はたまっていないか、狭窄音はきこえないか、肺のすみずみまでしっかり空気が入っているか、等)や 胸がしっかり挙上しているか、努力呼吸の有無、SpO2、1回換気量(TV)、心拍数など、変化がないかを確認します。
必要に応じて、吸引や吸入をしたり、呼吸器トラブルがないかをチェックします。


1.吸引後、カテーテルの外側をアルコール消毒綿で拭き取る。
2.滅菌カップの蒸留水を吸い取る。
3.吸引チューブからカテーテルをはずし、取り付け部分もアルコール消毒綿で拭く。
4.蓋つきの保存容器で保存・乾燥させる。
※吸引カテーテルは1日5本。翌日破棄する。
※滅菌カップや保存容器は1日1回、ミルトン消毒後、乾燥させる(1回/日)
※口鼻腔用に1本使用。気管内吸引チューブとは別に水を吸い取り保存。


ミルトン保存容器&乾燥ケース

消毒中
ミルトン…ぷうが赤ちゃんの時にも使っていたものです。
(母乳を搾って入れた哺乳瓶や搾乳器の消毒にも、MA1ミルク(アレルギー用ミルク←ぷうは乳糖不耐症なので)を調乳していた時にも…常に消毒。普通に健康な子なら、この手間も面倒もなく、どんなに楽なことかと





カップや保存容器にはタッパーや、これまた ぷうが赤ちゃんの時に使っていた哺乳瓶を使用しています




吸引機(家用)

吸引機(外出・非常時用)…充電機能つき

吸引グッズ(吸引カテーテル・手袋・アルコール綿)





気切カニューレ・キシロカインゼリー・ネックバンド・消毒液・消毒綿棒・割りガーゼ

気切チューブもぎ取り防止バンド
ママの愛



気切部は、こんなかんじ



気管内の痰を出しやすくするため、吸入を行います。
人工呼吸器を外して、酸素を投与しながら行います。
〈吸入液の作り方:1日分〉
ビソルボン0.4ml+生理食塩水2.6ml
1回1.5ml、1日2回吸入。



ぷうには「もくもくさん」と言って吸入しています

吸入すると楽らしく、自分から器械を指差して「やって」と言うときもしばしば。


〈定期薬〉
1.プレドニゾロン:副腎皮質ステロイド
2.セルベックス:胃粘膜をまもる薬
3.ムコサール:痰を出しやすくする薬
4.ムコダイン:痰を出しやすくする薬
5.エルカルチン:カルニチン欠乏改善薬
注)すり鉢などで粉砕するか、1錠に対し10ml以上のお白湯に数分浸し、溶かします。
6.ウルソ顆粒:肝臓の機能を改善する薬
7.ガスター:胃酸の分泌を抑える薬
8.フェノバール:睡眠薬
9.リボトリール:抗てんかん薬
10.ラシックス:利尿剤
11.アルダクトン:利尿剤
12.ロペミン:活発な腸の動きを抑制する薬
13.テオドール:気管支を拡張する薬
14.ネオーラル:免疫抑制剤
注)常温保管
15.リスパダール:抗てんかん薬
16.クエストラン:コレステロールの吸収を抑制し、胆汁酸の排泄を促進する薬
注)他の薬と一緒に注入しない。
17.ヒルナミン:睡眠薬
注)遮光が必要。暗所で保管。
18.トリクロリール:睡眠薬
注)冷所保管
19.バクタ:細菌の感染を抑える薬
注)月・水・金曜日 朝・夕
[薬の時間]
8時…1~14
10時…16
14時…1~6
18時…16
20時…1~15、17、18
〈頓用薬〉
・入眠できない時…トリクロ追加
・喘鳴が強い時…メプチン注入:4時間あけたら1日2回まで注入OK
・カロナール:発熱時
〈NGチューブ〉
8Fr120cmのNGチューブを36cm固定。基本的には、チューブが詰まったり汚れなければ入れ替え不要ですが、2週間くらいを目安に適宜入れ替えます。
現在、チューブは解放していません。えずき・嘔吐がある場合、シリンジで引いて、内容物や量を確認。その後、クランプを解除し、袋等につないで解放します。

左…シリンジ(30mlと10ml)
右…NGチューブ(8Fr120cm)とキシロカインゼリー・テープ

薬の山

一日分、さらに時間ごとに小分けして、すぐ使えるように。
使用前には、種類を再確認



これは、夜のお薬。
我が家では、この容器に薬を用意して、ぷうのところにもっていきます

「ぷう定食」と名づけています


容器やシリンジ、使用後はきれいに洗って乾燥。
清潔に保管



・ピーエヌツイン2号
・ビタジェクト 各1/2本
・エレメンミック 1/2本
・蒸留水 200ml
・セレン 2cc(隔日)
以上を45ml/Hで投与。


※使用した針は、針入れに入れておき、訪問看護師さんに持って帰って頂いて破棄して頂く。
※使用したシリンジは、箱や袋に入れておき、訪問薬局さんに持って帰って頂いて破棄して頂く。
・点滴のルートは、ニプロCPチャンバーセットをつなぎます。
・点滴ルートは1週間に1回交換します。
・IVHの消毒は1週間に1回です。
・インジェクションプラグの交換は月に1回です。
・IVHのロック時は、ヘパリン生食でロックします。
※緊急時以外でロックする時は、高カロリー輸液を投与している為、流量を半量(20ml/H)にし、30分後ロックします。急激に高カロリー輸液の投与を止めてしまうと、低血糖症状をまねく可能性があります

~おうちでのすごしかた(後編)に続く~
お返事遅れてスミマセン!
ぷうは、私にとって可愛く大切な存在ではありますが、育てるのは相当大変で、私も日々疲れているのも事実です。
いけちゃんさんの温かいコメントに、疲労感が飛んでいきました(笑)
これからも、ぷうを温かく見守って下さい(*^^*)