本日は土曜日出勤の振替休日。
ということでまたしても六甲へヒルクライム。
今日はGIOS SESSANTAで。
さすがに二日続けての登坂は体に応えて、
出発直後からタイムトライアルから完走目標ペースに変更。
下界ではこれから暑くなりますよと
太陽がその覇権を伸ばそうという感じだったが、
六甲を仰ぎ見ると分厚い雲がかかっている。
少し高度を稼いで登っていくと
その雲に吸い込まれ天気があやしくなってくる。
やがてガスが出てきて、
50パーセントに減調された世界が目の前に展開。
ヒグラシが限りなく遠くで鳴いている。
と思えばつい近くで鳴いているような気もする。
コダマのような輪唱の中、
淡々とペダルを漕いでいると、
まるで妖かしの世界に足を踏み入れたよう。
なんだかふわふわとして力が自転車に伝わらない。
でもこのまま世界を一次元くらい超えてもいいなぁ。
多次元の世界がもし存在するなら、
そこでしばらく遊興してくるのもまたよし…
などととりとめのない想像をして、
それでも登る。
そんな妄想をバイクの轟音が破ってすぐ横を走破。
おっとあぶなかった。
魔境の淵に陥るところだった。
それでもやはり力は入らず、
信じられないくらい遅いタイムでやっとのことで
一軒茶屋到着。


汗を吸い込んだジャージがべっとりと肌に引っ付いて寒いくらい。
いつも登山客でごった返す山頂は
ガスがきつくほとんど誰もいない。
こんな時は早めに退散するのがいい。

路面がウエットな状態なので、
スリップを恐れてゆっくりと降りる。
半分あたりを過ぎた辺からガスもなくなって、
陽がさしてきた。
そのあたたかさが嬉しく心地よい。

やっとこっちの世界に戻ってきた感覚。
ツユクサの美しい青色が、
この世とあの世のはざまで揺れているような気がした。
ということでまたしても六甲へヒルクライム。
今日はGIOS SESSANTAで。
さすがに二日続けての登坂は体に応えて、
出発直後からタイムトライアルから完走目標ペースに変更。
下界ではこれから暑くなりますよと
太陽がその覇権を伸ばそうという感じだったが、
六甲を仰ぎ見ると分厚い雲がかかっている。
少し高度を稼いで登っていくと
その雲に吸い込まれ天気があやしくなってくる。
やがてガスが出てきて、
50パーセントに減調された世界が目の前に展開。
ヒグラシが限りなく遠くで鳴いている。
と思えばつい近くで鳴いているような気もする。
コダマのような輪唱の中、
淡々とペダルを漕いでいると、
まるで妖かしの世界に足を踏み入れたよう。
なんだかふわふわとして力が自転車に伝わらない。
でもこのまま世界を一次元くらい超えてもいいなぁ。
多次元の世界がもし存在するなら、
そこでしばらく遊興してくるのもまたよし…
などととりとめのない想像をして、
それでも登る。
そんな妄想をバイクの轟音が破ってすぐ横を走破。
おっとあぶなかった。
魔境の淵に陥るところだった。
それでもやはり力は入らず、
信じられないくらい遅いタイムでやっとのことで
一軒茶屋到着。


汗を吸い込んだジャージがべっとりと肌に引っ付いて寒いくらい。
いつも登山客でごった返す山頂は
ガスがきつくほとんど誰もいない。
こんな時は早めに退散するのがいい。

路面がウエットな状態なので、
スリップを恐れてゆっくりと降りる。
半分あたりを過ぎた辺からガスもなくなって、
陽がさしてきた。
そのあたたかさが嬉しく心地よい。

やっとこっちの世界に戻ってきた感覚。
ツユクサの美しい青色が、
この世とあの世のはざまで揺れているような気がした。
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