お盆はてっきりオットの実家へ帰省すると思ってて、1週間くらい前にオットに確認したら「今年は帰らへんで」………早く言ってくれ
というわけで、諦めていた『姫が愛したダニ小僧』のチケットを慌てて取りました。生まれて初めて“デジポケ”なるものを利用しましたよ。世の中便利になったもんだねー
『姫が愛したダニ小僧』
2時間30分!という長丁場。ちょっと中だるみの部分もあったけど、長いとは感じなかったなー。笑うのに忙しかったし。殆ど何の予備知識もなしで単純に楽しめた舞台は久々でした(『L5Y』への嫌味か)
ストーリーは公式へ飛んでもらえばわかるし、演出について細かいこと言おうと思ってもネタに笑ってばかりで、あまり記憶がないので書きません。
一番手っ取り早いので、役者別で……でも観た人にしかわからないだろうなあ。
後藤ひろひと
出演者の中で、一番滑舌がよくって一番声が通って声が全然割れなくて台詞が全部聞こえる大王って、やっぱり役者なんだなーと改めて感心。
彼が最初に登場して、喋り始めたらもうあっという間に大王ワールドへ。
街頭紙芝居のおじさん(古)とかやらせたら、日本一間違いなし。それこそハメルーンの笛吹きのように子供たちが列をつくるよ。
ユースケ
この人は“自分の意志置き去りまきこまれ型、でもツッコミ担当”な役が実によく似合う。ユースケそのまんまっぽいキャラでした。(もしかして当て書き?)
声でかいんだけど、ちょっと台詞が聞きづらいとこがあって残念。
でも流石にラストの歌からカーテンコールでの客ののせ方は上手かった。
佐藤康恵
初見の方でした。モデル出身ながら意外と(失礼)演技はよかったです。なが~い手足が伸び伸び動いていて観ていて気持ちよかった。
台詞の言い回しとか声が川原亜矢子そっくりだと思ったのは私だけ?
富田靖子
実は嫌い。
藤田朋子とかと同様子犬系の女優って生理的に受け付けなくってね~。
どついても張り倒しても、にっこり笑いながら這って追いかけてきそうで
でもすみれ姫は可愛かった。彼女の瞳の中は、一昔前の少女漫画の如く星がキラキラしておりました。
高杉亘
実は好き。濃い顔とぶっとい声が素敵。
彼の登場が1F客席の通路からで、2Fの私はオペラグラスで眺めるのみ。わんたさんによれば彼女の横をお通りになられたとのこと。ちくしょーーーーー
えーと演技は特に言及するとこなし
山内圭哉
相変わらずのつるっぱげネタとアクションが楽しい。でも、早口すぎるのかツッコミすぎるのか、今回は台詞が聞き取りにくかった。
松永玲子
たぶん初見。演技に余裕というか、観ていて安心できる強さを感じました。出番が少なくて残念もっと観たかったなー。
松村武
高杉さんや山内さんのようなアクション系キャラより、キレ味がよかったように思います。
キレ味よすぎて、勢いで小道具の携帯電話を壊して、必死で直して演技続けてました。が、他の観劇レビューを先程読んだら、東京でも壊していたことが判明。演出?じゃないよなあ、あの慌てっぷりは
竹下宏太郎
ごめんなさい、米米のときしか知らないや。今回あんまり印象に残らなかった。
大路恵美
「こんな所にきれいなお花が咲いてるわー、なんて名前の花なのかしらー?んー、私が付けてあげる。“身の程知らず”えいっ!」だんっと花を踏みつける。
………う、小梅(だよね、ひと屋根)。今回のようなぶっとびキャラが意外に似合っててオドロキ。
彼女の役、麗子のコードネームがベアトリーチェで、それを鯖田(松村武)が命名したときに、彼女が「またはウネ」って言った気がするんだけど………もしそうなら、あんまり触れない方がいいよねえ
海の向こうからミサイル飛んできそう。
川下大洋
この人の顔を見ると、いつも三島由紀夫を思い出すのはなぜだろう。別に似てないのに。
“芋宮殿MITSURU”、この役名のインパクトが強すぎて他は特になし。
腹筋善之介
パワーマイムが長い長い。あんなに長くてもストーリーに全然関係ないという、贅沢なひとときでした、堪能
長すぎて、“他のメンバーが小休止を取って汗をタオルで拭いて、リラックスして彼を見ている舞台の稽古場”のような、演出がなされてました(笑)そっちにも眼がいっちゃって、時々腹筋さんを見てないときもあったなー。山内さんなんか寝てるし。
ラサール石井
声聞くと、どうしてもこち亀の両さん思い出しちゃって……。
ウマ
なごむね~。まったく感情のない眼が妙にかわいいただ私には、どーしてもプリンに見えるんですけど。
島じじぃ
観客席から選ばれます(笑)舞台にあげられてひとりぽつんと座らされて、大王のアテレコが島じじぃの台詞になります。
名古屋では、Tシャツバミューダパンツという服装の、多分普段はサラリーマンと思われるおじさんで、覚悟を決めて、出番終了まで大人しく椅子に座っていらっしゃいました。
観客からは大拍手。カーテンコールでもスポットライトが当たって、やっぱり大拍手。
こういうのいいなあ
でもこれ島じじぃの動向如何で、大王のアテレコも変わってくるだろうから、即座に対応するのって難しいと思うんだけど。中には逃げ出す人もいるかもしれないし……。大王のことだから、彼の脳内にはありとあらゆるシナリオが準備されてるんでしょうね。
『シャッフル』のように多少ブラックな部分もあるかなと思ってたのに、あっさりほっこりハッピーエンドで、最後の場面ではちょっとほろっときてしまいました
自販機ネタの最初のオチには大爆笑。そのあとの2回の自販機ネタは、ネタばれなので書けません。
最後は、ユースケサンタマリアオンステージロック調『ダニーボーイ』で皆歌い踊り、観客は強制スタンディングにウェーブ。私は1人での観劇だったけど、もちろんやりましたとも!ユースケはホントに客をのせるのがウマい。
最後は1本締め。だけどその後たしか2回カーテンコールがあって、最後の最後は3本締めで終了。気持ちよかったです
★余話1《ご当地ネタ》
パワーマイムで山の名前が出てきて、エベレスト、富士山、最後に覚王山!
これ名古屋の地名なので、他でもご当地ネタでやったんでしょうか。
でも、覚王山て山じゃないんですけど(笑)日泰寺ていうお寺の山号。確かにちょっとした高台に寺はあるけどね。
味噌カツと万博ネタもあったなー。
あとは、ユースケがカーテンコールで「一ヶ月のロングラン公演も千秋楽を迎え…」「出演者全員名古屋出身で…」とか、なんかもうひとつあったと思うんだけど忘れた
★余話2
劇中で折々に『Danny boy』が流れていました。これ聞いてると、なんか懐かしくでも物悲しい気持ちになります。
音源探したらありました。
『Danny boy』←クリックするといきなり音出るのでご注意ください。
元は『ロンドンデリーの歌』というアイルランド民謡。こっちも音出ます。
『二木紘三のWebサイトMIDI歌声喫茶』というところからいただいたんだけど、このサイトいいわー
『ああ新撰組』まであるし(笑)おまけに“新撰組におけるテロリズム”について論じられてます。結構読み応えあるのよこれが。
というわけで、諦めていた『姫が愛したダニ小僧』のチケットを慌てて取りました。生まれて初めて“デジポケ”なるものを利用しましたよ。世の中便利になったもんだねー
『姫が愛したダニ小僧』
2時間30分!という長丁場。ちょっと中だるみの部分もあったけど、長いとは感じなかったなー。笑うのに忙しかったし。殆ど何の予備知識もなしで単純に楽しめた舞台は久々でした(『L5Y』への嫌味か)
ストーリーは公式へ飛んでもらえばわかるし、演出について細かいこと言おうと思ってもネタに笑ってばかりで、あまり記憶がないので書きません。
一番手っ取り早いので、役者別で……でも観た人にしかわからないだろうなあ。
後藤ひろひと
出演者の中で、一番滑舌がよくって一番声が通って声が全然割れなくて台詞が全部聞こえる大王って、やっぱり役者なんだなーと改めて感心。
彼が最初に登場して、喋り始めたらもうあっという間に大王ワールドへ。
街頭紙芝居のおじさん(古)とかやらせたら、日本一間違いなし。それこそハメルーンの笛吹きのように子供たちが列をつくるよ。
ユースケ
この人は“自分の意志置き去りまきこまれ型、でもツッコミ担当”な役が実によく似合う。ユースケそのまんまっぽいキャラでした。(もしかして当て書き?)
声でかいんだけど、ちょっと台詞が聞きづらいとこがあって残念。
でも流石にラストの歌からカーテンコールでの客ののせ方は上手かった。
佐藤康恵
初見の方でした。モデル出身ながら意外と(失礼)演技はよかったです。なが~い手足が伸び伸び動いていて観ていて気持ちよかった。
台詞の言い回しとか声が川原亜矢子そっくりだと思ったのは私だけ?
富田靖子
実は嫌い。
藤田朋子とかと同様子犬系の女優って生理的に受け付けなくってね~。
どついても張り倒しても、にっこり笑いながら這って追いかけてきそうで
でもすみれ姫は可愛かった。彼女の瞳の中は、一昔前の少女漫画の如く星がキラキラしておりました。
高杉亘
実は好き。濃い顔とぶっとい声が素敵。
彼の登場が1F客席の通路からで、2Fの私はオペラグラスで眺めるのみ。わんたさんによれば彼女の横をお通りになられたとのこと。ちくしょーーーーー
えーと演技は特に言及するとこなし
山内圭哉
相変わらずのつるっぱげネタとアクションが楽しい。でも、早口すぎるのかツッコミすぎるのか、今回は台詞が聞き取りにくかった。
松永玲子
たぶん初見。演技に余裕というか、観ていて安心できる強さを感じました。出番が少なくて残念もっと観たかったなー。
松村武
高杉さんや山内さんのようなアクション系キャラより、キレ味がよかったように思います。
キレ味よすぎて、勢いで小道具の携帯電話を壊して、必死で直して演技続けてました。が、他の観劇レビューを先程読んだら、東京でも壊していたことが判明。演出?じゃないよなあ、あの慌てっぷりは
竹下宏太郎
ごめんなさい、米米のときしか知らないや。今回あんまり印象に残らなかった。
大路恵美
「こんな所にきれいなお花が咲いてるわー、なんて名前の花なのかしらー?んー、私が付けてあげる。“身の程知らず”えいっ!」だんっと花を踏みつける。
………う、小梅(だよね、ひと屋根)。今回のようなぶっとびキャラが意外に似合っててオドロキ。
彼女の役、麗子のコードネームがベアトリーチェで、それを鯖田(松村武)が命名したときに、彼女が「またはウネ」って言った気がするんだけど………もしそうなら、あんまり触れない方がいいよねえ
海の向こうからミサイル飛んできそう。
川下大洋
この人の顔を見ると、いつも三島由紀夫を思い出すのはなぜだろう。別に似てないのに。
“芋宮殿MITSURU”、この役名のインパクトが強すぎて他は特になし。
腹筋善之介
パワーマイムが長い長い。あんなに長くてもストーリーに全然関係ないという、贅沢なひとときでした、堪能
長すぎて、“他のメンバーが小休止を取って汗をタオルで拭いて、リラックスして彼を見ている舞台の稽古場”のような、演出がなされてました(笑)そっちにも眼がいっちゃって、時々腹筋さんを見てないときもあったなー。山内さんなんか寝てるし。
ラサール石井
声聞くと、どうしてもこち亀の両さん思い出しちゃって……。
ウマ
なごむね~。まったく感情のない眼が妙にかわいいただ私には、どーしてもプリンに見えるんですけど。
島じじぃ
観客席から選ばれます(笑)舞台にあげられてひとりぽつんと座らされて、大王のアテレコが島じじぃの台詞になります。
名古屋では、Tシャツバミューダパンツという服装の、多分普段はサラリーマンと思われるおじさんで、覚悟を決めて、出番終了まで大人しく椅子に座っていらっしゃいました。
観客からは大拍手。カーテンコールでもスポットライトが当たって、やっぱり大拍手。
こういうのいいなあ
でもこれ島じじぃの動向如何で、大王のアテレコも変わってくるだろうから、即座に対応するのって難しいと思うんだけど。中には逃げ出す人もいるかもしれないし……。大王のことだから、彼の脳内にはありとあらゆるシナリオが準備されてるんでしょうね。
『シャッフル』のように多少ブラックな部分もあるかなと思ってたのに、あっさりほっこりハッピーエンドで、最後の場面ではちょっとほろっときてしまいました
自販機ネタの最初のオチには大爆笑。そのあとの2回の自販機ネタは、ネタばれなので書けません。
最後は、ユースケサンタマリアオンステージロック調『ダニーボーイ』で皆歌い踊り、観客は強制スタンディングにウェーブ。私は1人での観劇だったけど、もちろんやりましたとも!ユースケはホントに客をのせるのがウマい。
最後は1本締め。だけどその後たしか2回カーテンコールがあって、最後の最後は3本締めで終了。気持ちよかったです
★余話1《ご当地ネタ》
パワーマイムで山の名前が出てきて、エベレスト、富士山、最後に覚王山!
これ名古屋の地名なので、他でもご当地ネタでやったんでしょうか。
でも、覚王山て山じゃないんですけど(笑)日泰寺ていうお寺の山号。確かにちょっとした高台に寺はあるけどね。
味噌カツと万博ネタもあったなー。
あとは、ユースケがカーテンコールで「一ヶ月のロングラン公演も千秋楽を迎え…」「出演者全員名古屋出身で…」とか、なんかもうひとつあったと思うんだけど忘れた
★余話2
劇中で折々に『Danny boy』が流れていました。これ聞いてると、なんか懐かしくでも物悲しい気持ちになります。
音源探したらありました。
『Danny boy』←クリックするといきなり音出るのでご注意ください。
元は『ロンドンデリーの歌』というアイルランド民謡。こっちも音出ます。
『二木紘三のWebサイトMIDI歌声喫茶』というところからいただいたんだけど、このサイトいいわー
『ああ新撰組』まであるし(笑)おまけに“新撰組におけるテロリズム”について論じられてます。結構読み応えあるのよこれが。
いつもながら、よく細かいところまで覚えていらっしゃいますね。
佐藤さん確かに川原さんに似てるかも。どちらも一回しか見たことありませんけど
「ベアトリーチェまたは○○」って聞き流してましたが・・・あっ!そういうこと!!
(大王脚本って時々出てきますよね某国ネタ)
他にも忘れていたところがこちらのレポで様々甦ってきました
リンクもありがとうございましたー!
覚えてることしか書いてません(汗)もっと色々あったはずなんだけど……。
あの「ウネ」、気づいた人何人くらいいるんでしょうね。
数年前ならいざ知らず、最近はヘタにネタにするとツッコミも厳しいからなー。
今回別に問題にはなってないみたいだけど……ていうか若い人が知らなくってスルーしてるだけか
(^^;
感想アップ楽しく拝見しました!
東京公演を観て、“下書き”状態でまだ上げられない私です。
(--;
大王って、私かなり好きみたいです。
そうだ、大路恵美さんて、知ったのが「スリーテナーズ」からなので、その時のままキャラで大受けしちゃったんです♪
家に戻って娘の前で披露してもバカ受けでした。>身の程知らず
(^^)v
これを嫌味無く出来る彼女って、大好きです!
私は逆に、他のキャラを観てみたいと思いました。
p(^^)q
今回は、ストーリーよりキャラの個性を楽しむ感じでしたね。
大路恵美はもっぱらTVで見ていて、「京都迷宮案内」の熱血新聞記者役が結構好きでした
TVでは決して見られない、素っ頓狂なキャラはお見事!
あの綺麗な顔立ちでやるからこそ、きわどいキャラが映えますよね。
midoriさんのレビュー、気長に(笑)お待ちしてます。
気長にお待ちいただけるなんて、光栄です!
(^^;
実は週末、又、大阪なんです。(滝汗)
早く“下書き”を脱却できるよう、踏ん張ります。
p(^^)q
>あの綺麗な顔立ちでやるからこそ、きわどいキャラが映えますよね。
激しく同感です♪
しかも、あの間合いが絶妙ですものねぇ。(ほれぼれ)
(*ーー*)
違ってたらスルーで(笑)『L5Y』@梅田のときにチラシもらって、まだPCの横に置いてあって眼に入ったので……。
ROM専門の劇評系blogより、やはりお付き合いさせていただいてる方のレビューは楽しみにしてます。気軽にコメントできるし(笑)
midoriさんの記事は詳細な上に丁寧で解かりやすいので、すごく読みやすいんですよ。
ニュアンスで書いてるウチとは、明らかに違います(汗汗)
今晩はです!
週末の大阪は、奈良のディナーショーと千日前のトリイホールでイベントを観てきました。
(^^;
『舞・時の華』>
こんなのが、あったんですね!(今、ネットで調べました)
時間的にムリではありましたが、魅力的な企画でしたね。
“素踊り”って、クールで素敵ですものね!
そっかぁ、残念…。
(><)
拙ブログ>
ええ~~、私もかなり“ニュアンス先行”ではないかと。
(@@;
そんな風に言ってくださると、嬉しいけど恐縮で身が縮む思いでした。
(^^;;
でも、気軽にコメント出来るってのは“アリ”ですよね!
新たな発見もあるし、レスもいただけるし、私も水無月さん宅は日参してますから♪
一昨日くらいにそちらにお邪魔したときにレビューを拝見して「あっ違った(汗)」……存じ上げない方だったのでそのまま退散してしまいました。すみませ~ん
>『舞・時の華』
これ行きたかったんですけど、今後を考えると金銭的にヤバイのでパス。(『L5Y』で散財)地方在住者はツライです。
>水無月さん宅は日参してますから
え、日参?観劇ネタ少なくてごめんなさーい
10月~11月は6つ程予定しております。9月は会津で散財なので控えました