れいんぼう

心に花一輪

8、 コラム (6)より  昨日のつづき

2010-05-30 | 日記
  (6)のつづき

 市外の施設からも問い合わせが、よく来ます。

 自分で動ける限り、そうした皆さんに答えていこうと思って頑張っています。

 東京で味わった後悔があったからこそ、 今を 惜しむ気持ちの大切さが、私をここまで
 動かしている事は 確か!!

 それと、ぺスやらもらった

 ”やさしさ” があればこそ、人にやさしくなれる。

 私が一人一人全部の人に広めていかなくても、良いものは自然と広がる。

 人が、広めてくれる。

 (東京へ行ってから8年過ぎた今、私の後継者に出来る人がもう何人もいる。)

 バリアフリーの植物として、日本全国、いや、多肉植物は世界に分布しているので、世界中の人達全てに愛されてほしい。

 
 バリアフリーとは、誰もが平等だる。 と、言う事からの始まり。

 ガーデニングは、植物を育てる事によって、どのような人にでも楽しみを知り、喜びを味わい
 癒しを感じ、生きる力にしてほしい。

 
 それに、なにより レインボープランツから、力強さ(暑さ、寒さ、に強く、水も自分が蓄えている為に水やりの回数が少なくていい。ある程度は ほおっておいても丈夫に育つ。
 成長が遅い為に小さな浅い鉢で育てられるので、力もあまりいらない。
 それと葉一枚から簡単に芽が出る。
これは全ての多肉にあてはまる訳ではないが・・・
 私の育てている多肉は、今迄19年かかって、これならどのような人にでも簡単に葉からの
芽出しが出来ると分かった種類や、季節を通して強くて育てやすい物に絞り教えられる環境になった今だから声を大にして言える事・・・)
 を、目の当たりに見て、感動する事で元気がもらえる。

 それによって、自分が幸福になる。

 と、言う事は、家族にも、それを取り巻く周りの人にも幸福は広がると信じている。

 
 多肉植物とバリアフリーが結びついた時から、多肉の大量育苗を考えていた。

 
 いくら言葉で

 「元気になりますよ!!。 感動しますよ!!。 癒しが得られますよ!!・・・」

 このような事を言ってみても、手に触れて、自分が実感して初めて

 ”五感” の作用が働くのであろうから、その多肉が講習のたびに手に入らないようであれば、バリアフリーもないものである。


 そのようなことを、ずっとずっと考えていたところに、きっかけができたというか、
 主人が定年退職をしたすぐ後での病気。

 それも 色々全ての

 ”お陰さま” で治り、元気になってくれた。

 その半年後、ぺスも天国へと旅立ってしまった。


 ポッカリと2人の心に穴が空いた。

 その空間を、悲しみだけで生きていくよりは、彼の身体のリハビリも兼ね、健康にも良いだろうという事で、以前から友人が貸してくれるという土地にビニールハウスを建て、多肉の育苗を始めた。


 今迄、全くといっていいほど植物に興味がなかった彼が、毎日少しずつハウスに通い、草取りから始め、そのうち少しずつでわあるが、多肉のことが分かりかけたようだ。

 その頃は、彼も、家の前に、観に来られたお客様に対して、少々の説明が出来るほどになった。


 病院を退院して帰った頃には、体重も10キロ位減り、青白い顔をしていたのに、毎日少しずつの時間ではあるが、ハウスでの陽に当たり、土にふれる生活の一部が、顔は真っ黒に日焼けし
、健康そのものといった顔になっている。


 身近な主人からが健康を手に入れた事が、何よりの説得力である。


         コラムは これで おわり。  Y新聞に掲載した文より

8、コラム (6)より

2010-05-29 | 日記
  最後のコラムに出て来た 福祉専門学校への講義は、ここの校長先生が私のコラムを
 ずっと読んで下さっているうちに、学校側の
 [ 外部の講師を招いて、生徒達に実践の話を聞かせる ]

 そんな カリキュラムの中の一つに私を推薦して下さった事からの運びとなったものである。

 
 若者100人を前にしての話し。 

 さすが福祉を目指している人達だけに、目のやさしさが違う。

 社会に出て、それぞれの立場できっと頑張ってくれることでしょう。

 一人でも多くの人を知るという事は、一つでも多くの未来が広がる、と、私は思っている。

 
 最近益々講習の依頼が増えた。

 それもレインボープランツ(多肉植物)を使った教室が本当に喜ばれている。

 レインボープランツは、落ちた葉一枚からでも芽が出やすく、2か月もすると一つの親のような物体が葉の付け根の部分に育つ。

 これを教室の皆さんに伝えるのですが、その時にはほとんどの顔が、

 「あっそう!!」

 位の反応だったのが、実際一カ月位経ち、葉から芽が出、育ちだしたなら感動のあまり

 ほとんどの人から電話が掛かってきます。

 それも興奮した声で!!。

 その 感動が 次へと続くんです。

 そこから、力強さ、元気がもらえるんです。

 それは、誰にでも出来る事なんです。

 小さな、小さな作業から、こんな 大きな感動 が、得られるなんて・・・・。

 その 感動が 喜びに 変わっていくんです。

 それこそ、バリアフリーの心髄ではないでしょうか。

 施設のお年寄りの方達にもすごく喜ばれています。

 障害のある方達からも

 「これだったら、私にも出来ますね。」

 と、無理のない ガーデニングを楽しまれています。

 そんな気軽さからか、今では 沢山の ファンも増えてきました。


             つづく。
 

8、コラム (6) 心に咲いた花  2003、2,26 より

2010-05-28 | 日記
   2003.2.26

 ”2月は去る”
 本当に、あっと言う間に去ってしまった。
 
 コラムも今回で9回目の最後となった。

 書きたい事は山ほどあったのに、何だか尻切れトンボのような気持ちです。

 でも、この欄の

 ”おかげ”  で、園芸センターに興味を持って下さった方も多々あり、少しは宣伝になったかも・・・・・。

 そんな中、先週

 下関福祉専門学校へ

 [ 介護士としてのガーデニング、ならびに ガーデニングセラピー]

について講義に行って来た。

 1,2年生の約100名の生徒さん達に、”虹の玉” という多肉植物を渡し

 「まず、触れて見て下さい。 次に目をつむって、そおーっと触れて感じて下さい。」

 そう言うトークで始まった。

 彼らがこれから歩こうとする道に ガーデニング(植物を育てる事)を通じて少しでも
人間としての幅が広がり、心でものが見れるような、そんなセラピストになってくれれば・・・

 私の経験を伝える事で、少しでも、彼らの心の力になる事ができるのなら・・・・。

 そんな思いを込めた3時間の講義でした。

 その中で私自身をも律する事が出来たようにも思う。

 
 春の足音は確実に進んでいる。

 ツクシも、可愛い頭を覗かせて来ました。

 園芸センターの事務所横の駐車場では、一足早く ”緋寒桜が満開です。

 山にはツバキ。桃。下の花壇には、色とりどりのパンジ―が咲き誇っています。

 おにぎりでも持って、

   はなと、緑の園芸センターへ、来て見ませんか。

 皆さんの

   ”こころ” へ花は届きました ?。



    第9回目 より

コラム (5)’

2010-05-27 | 日記
  
 地球上の小さな幸福  (2)

 H、15、8、27

 夕方7時のニュースで、アメリカ、ナサ(宇宙ステーション)での有人衛星の在り方についてやっていた。

 そのニュースを見ていた主人が

 「やはり、どこでも身内隠しというか、悪い所があるのに、隠しているんだね。
 特に ナサ となるとお金のことだけじゃあなく、すぐ、命に結びつくことだけに
 大問題だよね。
 君の所へ意見を求めに来ればいいのにね。」

 と、冗談半分で、言っている。

 今更・・・・


 本当に、世の中の事を、根本的に見直してみる必要がありますね。


            

8、 コラム (5)地球上の小さな幸福 2月12日

2010-05-26 | 日記
  2003、2、12 より

 ”シャトル空中分解か!!”
 
 朝刊一面の大きな見出しにびっくりし、すぐにテレビのスイッチを入れた。

 又、尊い七人の命が宇宙に散った。

 このニュースを見て、いやでも以前打ち上げられた”チャレンジャー”がテレビを見ていた
私達の目の前で爆発した事を思い出さずにはいられなかった。

 大気圏を突入してまで何故宇宙なのか?。


 宇宙ステーションの持つ意味の大切さは分からないでもない。

 しかし、このような大変な危険をおかしてまで人が宇宙に出向かなければならないのか?。

 無人衛星では事足りないのか?。

 地球上だって 海に人工島を作るだけで、潮の流れが変わるだの大変な問題なのに、ましてや銀河系にステーションを割り込ませるなんて・・・・。

 
 人と人、国と国、色々な問題が山積みの私達の世界をもっと、もっと、足元から一人一人が
見直して見る必要が 今こそあるんではないでしょうか?。

 そんな気持ちの中、午後、大型店スーパーに行った。

 シャトルの事故など みじんも感じられないくらい大勢の人で賑わっている。

 
 バレンタインチョコの広い特設売り場には、色とりどりの包装紙でくるんだチョコレートが
山積みになっている。

 腕一杯に義理チョコを抱え込んだ人も、 一個を大切そうに持っている人も、どの顔も皆幸福そうに輝いている。


 まだまだ私の周りは幸福なんだ。

 
 ”ほっ” と一息つけた気のした日曜日だった。


             第7回目 より

 ちきゅう