金魚

先日、子供たちを連れてお祭りに繰り出しました。

電車に乗ると浴衣姿の可愛い女の子が沢山いましたが、
今年、特に目を引いたのは浴衣姿の男の子の多さでした。
これは流行りなのでしょうか？

ベージュの浴衣に黒い帯。
または濃紺の浴衣に同じく黒い帯。
この２パターンがメインのようでした。

若者事情にすっかり疎くなった私は浴衣の男の子が物珍しくて。
彼らの髪形ってみんな同じみたいで、そういえば芸能界の若い子はみんなこんな感じだよね。
でも時々オスライオンみたいな子もいて。
すご～い、とか思ってたら歌舞伎の連獅子みたいな子もいて。
毛振りできそうだな～と思って見てました（笑）

先日、『みすずりんりん放送局』のみすずさんちで、
超超超超超超超超超カッコいい浴衣姿のジョニーを拝見したばかり。
なので今時の若者スタイルを見て時代の違いをひしひしと感じました。
すっかりおばさん目線ですが…。

子供をトイレに連れて行くと浴衣二人組の男の子が入口の所に立っていて、
シューという音と共に良い香りが…。
ひとつのデオドラントを二人で仲良く分け合う姿がいじらしい。
そういう身だしなみも常識なのかな？
我が家の息子の時代はどんな風になっていることやら…と想いを馳せる母でした。


さて、お祭りで散財したもの。
水ヨーヨー、金魚すくい、綿アメ、かき氷、クレープ、やきそば、焼き鳥、
たこ焼き、くじ引き、輪投げゲーム、などなど…。

子供の天国はママの地獄。
普段は厳しい顔でも、この日だけはお祭りということで恩赦を与えつつ。

ところでこの金魚すくいですが、ゲット出来なくても小さな袋に一匹ずつ入れてもらえちゃうんですよね。
できればその場で断りたかったけれど、子供達の喜ぶ顔を見ると貰わない訳にもいかなくて。
私は金魚がキライなのです。（ポニョは可愛いけどね！）

自宅に帰って金魚の処遇に困るのは毎年のこと。
こっちは飼うつもりなんて更々無いから、できればすぐにでも御臨終願いたい（鬼！）
だって、積極的に可愛がることがどうしてもできないのです。

まず、ただでさえ窮屈そうな袋の中の金魚を二匹一緒に一つの袋にまとめ（笑）、
シンクの上部にぶら下げたまま１晩置いてみる。
翌朝になっても元気に泳ぐ金魚を確認したのでパン屑を少量与えてみる。

更に一日が過ぎる頃、金魚の動きが鈍くなってきました。
時々水面から口を出してパクパクしてるのは息苦しいのでしょうか。
小さくて狭苦しい袋の中の水はいかにも生温かそうで、おびただしいフンとふやけたパン屑で濁りきっている。
このまま放置したら余命幾ばくもないのは明らかです。
金魚たちの居住環境は劣悪を極めていました。

御臨終を願う割には生きが悪くなるのも気持ち悪く、いつ動かなくなるかとこっちが怯えてきた頃、
ダンナの実家へ行くことになったので、先に出発するダンナと子供達に金魚を託しました。
あそこは生き物を手厚くもてなす家系なので何とかなるだろうという目論見です。

そんなこんなで、ダンナの実家に遅れて到着した私が目にしたものがこちらです。




アウシュビッツからベルサイユ宮殿へ行ったようなもの。
花まで飾るもてなしぶりでした。

幸せになってね、金魚ちゃん。…遠くでね（笑）


【おまけ】



ダンナがカブトムシを捕まえてきました。
私はついでにカブトムシもキライ（爆）

せっかくなのでお持ち帰りしましたが、近所の男の子に全部あげました。
男の子は喜んでくれましたが、そこのママも虫はキライなんだって（笑）ごめんね～。
幸せになってね、カブトムシくん。

以前虫カゴに入れて玄関に置いていたら夜中に『ブ～～～～ン』という音が…。
飛んできたんですよ、廊下から居間に。
私が悲鳴を上げるとカブトムシはＵターンして闇に消えました。
見つけるまで眠れない！！とダンナに訴えて探してもらいましたが…。
あの時の恐怖はトラウマです。
ヤツらは自分で虫カゴの蓋を開けるんですよ。まるで巨大なゴキブリ。

幸いにも息子の好みはティラノサウルスとかサメとかワニなので（笑）、
昆虫に興味を示さないのはラッキーでした♪

私は子供達に生き物を愛でるということを教えられそうもありません。
その変わりダンナが生き物好きなので何とかなるかな…と楽観視してますが。