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2016年ザルツブルク復活祭音楽祭(HP)は、ヴェルディ没後400年の年ということもあって、ヴェルディのオテロの新演出がメインの企画です。(2016年3月19、27日)
当初、オテロはヨハン・ボータが出演予定でしたが、病気のため降板、ホセ・クーラが出演することが発表されました。クーラがザルツブルクに出演するのは、これがたぶん初めてではないでしょうか。クーラのFBの告知ページ
イアーゴはディミトリー・ホロストフスキーが病気治療のため降板し、カルロス・アルヴァレスになりました。デズデモーナはドロテア・レシュマン。
(3/7追加 ネットラジオORFでライブ放送。現地時間3/26、19:30から。日本時間27日3:30からか? プログラムはこちら)
→ 終了 続報、TV放送などの案内は (リハーサル編) (放送編) (レビュー編)を
またザルツブルクでのクーラのインタビュー「オテロに必要なのは“肌の色”だけではない」もご覧ください。
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指揮はクリスティアン・ティーレマン。衣装はファッションデザイナーのクリスチャン・ラクロア。
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演出は、新国立劇場の2015年の「椿姫」新演出を手がけたヴァンサン・ブサール、舞台美術のヴァンサン・ルメールも、同じく新国の「椿姫」を手掛けたそうです。
豪華なプロダクションになりそうです。ホセ・クーラのオテロをはじめ、どんな舞台になるのか本当に楽しみです。TV放映、DVD等での発売を切望します。
Christian Thielemann Conductor/Vincent Boussard Stage director
Vincent Lemaire Stage designer/Christian Lacroix Costume designer
Guido Levi Lighting designer/Isabel Robson Video designer
Jörn Hinnerk Andresen Chorus master/Stefan Ulrich Dramaturg
José Cura Otello/Dorothea Röschmann Desdemona/Carlos Álvarez Iago
Benjamin Bernheim Cassio/Christa Mayer Emilia/Georg Zeppenfeld Lodovico
Bror Magnus Tødenes Rodrigo/Csaba Szegedi Montano/Gordon Bintner Araldo
音楽祭のHPに掲載されたプログラム
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音響・照明など演出上の舞台効果のテクニカル・リハーサルはすでに行われており、その写真がHPにアップされています。「われわれの新しいオテロのプロダクションは、エキサイティングなものになる」とのコメントも。
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HPには、今年の復活祭音楽祭のプロモーションビデオが掲載されました。ティーレマン氏のインタビューなどのほか、ベルリン・ドイツ・オペラのプロダクションのオテロで歌うクーラの映像なども入っています。
2016 Salzburg Easter Festival Promotional Video
オテロの衣装を担当するクリスチャン・ラクロアは、インタビューで、「私には、キャストを知らずに衣装デザインを開始するのは不可能だ」と語っています。「その歌手や俳優が演じているキャラクターが動き出すことを念頭において、彼らのシルエット、スタイルと個性を知っている必要がある」と。そのため、キャスト変更によって、「ヨハン・ボータのために衣装、メークアップ、ヘアを計画していた。しかし今、ホセ・クーラの個性に応じて、オテロの力と弱さを表現するために設計を変更した」ということです。
ボータとクーラでは、シルエットも演技スタイルも、もちろん歌唱も正反対。オペラではキャスト変更はよくあることとはいえ、衣装の担当をはじめ、関係スタッフはなかなか大変なことでしょう。
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ザルツブルクの豪華な舞台で、クーラがどんなオテロを歌い演じてくれるのか、たいへん興味があります。成功を願っています。
現地で観賞される方がいらっしゃいましたら、ぜひ率直なご感想など、お聞かせいただければ大変ありがたいです。よろしくお願いいたします。
*主な写真はザルツブルク復活祭音楽祭のHPからお借りしました。
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