作業所でサーバのバックアップドライブとして使っているバッファローのNASドライブ(LS-Q4.0TL/R5)がエラー表示(電源ランプ表示)。エラーの内容は「ファームウェアが壊れています。弊社修理センターへ修理をご依頼ください。」とのこと。
この状態では、ネットワークからデータにアクセスはできないので電源を切ってHDDから直接データを取り出すことにする。
RAID5の構成なのでWindowsマシンではファイルを読めない。
そこでメンテナンスなどのために用意してあるUbuntuを搭載したノートPC(元々はWindowsXPマシン)にUSBで接続(SATA-USB変換ケーブルを利用)し、ソフトウェアRAIDを構築した上でRAIDのデグレードモードでHDDからデータを救出し別のHDDにバックアップ。
これでデータはすべて取り出せたので、本体の修復に取り掛かる。
バッファローのNASドライブのファームウェアは本体にあるのではなく、搭載されているHDDに書き込まれているのでHDD自体の不具合でこうしたエラーが起こるケースがある。そのため取り外したHDD4台をそれぞれチェック。
結果2台のHDDに不良セクタが存在することが判明。 その2台はUSB接続の際にPCに認識されたりされなかったりと非常に不安定な動作をする。
そこでUSB接続ではなくデスクトップの本体に直接接続し、HDDツール(HDDメーカー提供)でPCを起動しチェックすると1台は認識するがもう1台はBIOSレベルで認識しない。認識したHDDをツールで調査すると致命的なエラーが存在するらしい。結論としてこの2台のHDDはあきらめる。まだ最後の手段として物理フォーマットが残っているが1TBという容量から数百時間(!)かかるので今回はパス。
まともなHDD2台をNAS本体に装着して起動。
おお、ちゃんと認識して動作しているらしい。で設定ページを開いてこちらからHDDを初期化した。
ご覧のようにちゃんと動作しそうだ。
しかし、NASNavigatorの画面にあるようにディスク3,4がないというエラー表示(電源ランプが赤点滅)が出たまま(これは当然)で 気になる。残念ながら余ってるSATAのHDDがないので追加することはできない。
ダメなHDDを装着するとこのエラー(ディスクがないという表示)は出ないで最初の「 ファームウェアが壊れています。」の表示になり、NASNavigatorでも認識しなくなる。この状態ではHDDエラーの表示ではないだろうか?それともまだ他に原因があるのだろうか?
どちらにしろSATAのHDDをあと2台手に入れて再度チェックしたい。それまでは全体のシステム内には入れられないな。