昇天航路

早く人間になりたい男の物語。

ROAD TO MATSUKEN

2005-06-27 20:45:23 | Weblog
とある授業で平家物語をやることになった。





俺は木曾義仲をやりたかったんやけどジャンケンに負けて平清盛をやることに・・・・。









平清盛といえばマツケンサンバのセンター役である。






つまり歌って踊れることが至上命題なのだ。





まあ以前Blogにも書いたがマツケンサンバⅡと俺はちょっとした縁がある。





たぶん今回ジャンケンで負けたのもマツケンの神様が俺を手放さなかったのだろう。






とまあ能書きはこれくらいにして早速教本DVDを借りて家で見ることにした。








見た感想。





・・・・・・・・・・・・・・・・。







難しい。






正直教本DVDを見る前までふざけたダンスだと舐めきっていた。日本の音楽シーンは終わったとさえ思った。




しかし少し認識が変わった。




いやこれはマジでヤバイ。




2時間あれば完璧にマスターするだろうとタカをくくったのだが、





予想外の出来事だ。






とりあえず基本ステップでつまづいた。




サンバの基本ステップらしいのだがこれがなかなか難しい。正直活路が見出せない。






しかも






マツケンは歌いながらステップを切ってるのだ!





侮りがたし松平健。




PVを見れば見るほど彼の偉大さが胸にしみる夜であった

夜の駆け引き

2005-06-26 22:48:14 | Weblog
とある晩。




駅から自宅へとぼとぼ帰っていると




目の前に女の子が同じ方向に歩いていた。




周りには誰もおらず、前に女の子、後ろに俺という構図だ。






これはまずい。




正直前に女の子が歩き、それを追う様にして俺が歩くというこのシチュエーションは非常にまずい。




俺が変態扱いされる!





まあそこまではいかないにしろ、でも夜中に1人で道歩いてる時に、後ろから足音が聞こえるのは誰もいい気分はしない。




たぶん前の女の子も俺の気配を嫌がってるはずだ・・・・・。




たまにチラッと俺の方を振り返る。




汚いものを見るように。。。。





でもどうすることも出来ないので、俺はこのまま歩き続けることにした。






すると曲がり角が出現!!ちなみに俺はそこでは曲がらない。




心から曲がってくれと願った。





しかし彼女は、曲がらなかった。




曲がらねーのかよ!!と俺は心でどついた。






ここで曲がらないと後はずっと直線・・・・・・・・・・。






非常に気まずい。





前の女の子に確実に不審者だと思われるだろうなと考えると居てもたってもいられない。






なにか手はないか。






そうだ!!追い抜けばいいんだ!




わざわざ後ろを歩くことはない。




追い抜けばよいのだ。





我ながらいいアイデアだと思った。




そして追い抜こうと足を速める。






すると







彼女も足を速めたのだ!






おいおいおい。




状況が悪化してるんじゃねーのか??



なんとかして彼女を安心させようと俺は更に足を速める。




すると彼女も足を更に速めた!






もうええわ。





そう思って俺は歩を緩めた。




もう変態は君を追いませんよお嬢さん。




しかし彼女の速度は変わらぬまま。




まあ仕方ないな。






すると、彼女が俺のマンションに入る。





同じマンションの住人かよ!!




内心驚いたもののちょっと安心した。




これで誤解が解ける。



女「えええ。同じマンションの人だったんですか??(笑)同じ道を尾けられてビックリしましたよ~。」

俺「こっちの方こそおどらかせてゴメンね★」


みたいな具合だ。




そして俺もマンションに入る。



すると彼女が家のドアの前で俺を見てた。



俺「あ・・・・」


女「・・・・。」


バタン!!!


俺が話しかける間もなく彼女はドアを閉めた。





人生が終わった。





明日を考えない今日

2005-06-26 13:33:51 | Weblog
俺のマスターが言ってた。


例え残りの寿命が50年だろうと5分だろうとそんなことは関係ねーべ。その残りの時間をいかに輝かせるかだべ。








大学1年のあの時のようにもう一度明日を考えない今日を生きてみたくなった。






やっぱり俺にとってあの時間は輝いていたと思う。




毎日が完全燃焼だった思う。




一日でいいからもう一度あの時を取り戻したい。




余命9ヶ月となった今。俺は立ち上がることにした。




果たしてヤツらは乗るだろうか。




いざ勝負。

一瞬で恋に落ちる。

2005-06-25 02:59:33 | Weblog
そんなことありえますか??



今深夜1時を過ぎたところ。



クソ暑い部屋でヤマダで買ってきた2000円の扇風機を回しながら、1人ノッティングヒルの恋人みてる。




正直驚いた。



出会って5分でキスをしたのだ!!




そんなアホなと思った。



しかも有名人と一般ピープルとの間でだ!(まあパンピーと言ってもヒューグラントだが)




出会いは突然だった。




曲がり角で二人はぶつかりヒューグラントがジュリアロバーツのシャツにジュースをこぼしてしまった。



ヒューグラントの家でジュリアは着替えることになる。






もしこれが夢なら僕はもっと大胆になれるのに。




こんなセリフを受けてジュリアはヒューにキスをした。



いやいやいや。




どういうことやねん。





まあ突っ込みはさておき





彼らはたぶん一瞬で恋に落ちたんだと思う。




これってすごいことだ。




出会って5分でキスなんて二人とも泥酔してなきゃ出来ない気がする。(いや泥酔してても無理だな)





てか一瞬で恋に落ちるなんてそれって恋なんすかね



なんて野暮なことは言わないが





一つだけ事実があった。




ノッティングヒルの恋人を見てるときの俺の顔は緩みっぱなしだった。




ふと部屋の鏡を見たとき、エロ顔の俺と目が合った。



深夜に1人で何してんねん。


でも何度見てもこの映画は良い。なぜかよい。



この映画をみた後でなんどもヒューグラントみたいな紳士的な男になろうとして何度も失敗した。


ヒューっぽいカッターシャツ着てもダメだった。







人生は筋が通らないものなの




心に響く一言だった。

試練の時。~そういう風に出来ている。

2005-06-23 14:34:01 | Weblog
悪いことをしたらいつか必ず自分に還ってくる。


そう、因果応報ってやつです。


でも自分に災難が立て続けに訪れたとき、

「何で俺がこんな目にあうんだ?そんなに悪い事したか??」


と考えてしまうときありますよね。




俺にもありました。




あれは3年前の冬の話。



ある夜、今まで付き合ってた彼女に突然の交際終了宣言。



結構長く付き合ってただけにその時の動揺は凄まじいものでした。



しかし悲劇はそれだけでは終わりませんでした。




へこんでた俺を慰めようと友人の小泉君(仮名)がうちに訪れてきました。




彼の右手には100枚ほどの宝くじが握り締められていました。



彼曰く「道端に落ちてて、それを拾った」そうです。




そしてへこんでる俺を尻目に小泉君はおもむろに俺のパソコンを立ち上げ、ネットで当選クジがあるか確認していました。




5万円当たってました。


普段の俺でも腹が立つ話な上、傷つき落ち込みきってる状態で、隣の小泉君の喜びようを見るのは傷口をナイフでグリグリされる何倍の痛みを伴いました。

そのとき俺の部屋は俺の陰と小泉君の陽であまりに対照的な空気が流れてたはずです。




そして次の日。




早朝小泉君が家に訪れ、「パークプレイスに行こう」と言い出しました。宝くじで当たった金を使いたくてしょうがなかったんでしょう。




一晩寝て少しすっきりしたので俺は「いいよ」といい、晴れてたしバイクで出かけることにしました。




しかし



別大国道にて白バイさんに捕まりました。




俺だけです。


家を出て10分。12000円飛びました。



「お前運悪いな~~!」



彼のあの時の笑顔を俺は一生忘れません。




パークプレイスに着きました。





2時間彼の買い物に付き合った後



その帰りにバイクに乗ろうとしたら




原付が動かなくなりました。





12000円かけてバイク屋を呼び別府まで運んでもらいました。




何も買わずにその日だけで無意味に24000円なくなりました。






バイク屋を待っている間、彼が先に帰ったことは言うまでもありません。





立て続けに悪いことが起き、そのとき強く思いました。



「神が俺を殺しにかかっている。」



何か前世で悪いことをしたのでしょうか。しかしここまでの仕打ちは正直えぐいです。





気持ちを強く持たなければ、俺はこの不運に殺される。




軽く涙が出ました。





でもこのことがあって以来、ちょっとやそっとのことじゃへこまない強靭な精神を身につけることが出来ました。

ありがとう神様、そして小泉君。




ちなみに小泉君とは今も仲いいです。

マニアックな男

2005-06-21 11:19:59 | Weblog
俺の友達の一人に非常にマニアックなやつがいる。


別にそいつは漫画オタクだったりとかアニメオタクだったりとか萌え狂、プリキュラーだったりするわけじゃないのよ。


いたって普通の男。



というよりむしろ第一印象爽やか系。




まああくまで第一印象だが。





じゃあどこらへんがマニアック系かって言うと




彼の会話の表現の仕方にある。

百聞は一見にしかず。とりあえず例文を紹介してみる。




例文1
「うぬの力はそんなものか。」

飯のときや授業中、何も関係ない場面において彼がよく使うセリフ。ちなみに出典は北斗の拳のラオウ。




例文2


「やっぱり抜刀術は左足の踏み込みからやろ。」

平家物語の授業中、殺陣の話題になった時の突然の一言。
出典はるろうに剣心の飛天御剣流抜刀術奥義天翔龍閃(ひてんみつるぎりゅうばっとうじゅつおうぎあまかけるりゅうのひらめき)から



例文3
「やっぱり刀は両手と口に咥えるべきやろ。鬼斬り~~~!!」

例文2と同じく殺陣の話題の最中での一言。ちなみに鬼斬りポーズあり。
出典はワンピースのゾロから。





極めつけはこれ。







例文4
「あ~あ~う~!!」

出典バガボンドの佐々木小次郎



このように彼はマンガのセリフのストックが頭に溢れているマニアなのである。




冒頭に述べたマンガマニアではないと言った理由は、彼の引用しているマンガはどれも100万部を軽く越す超メジャーマンガだからだ。ゆえにマニアではない。




彼と一緒にいて一番困るのがこれらのセリフを何のフォローもなく突然話すことだ。





考えてみてほしい。




いきなり「あ~あ~う~」といわれて果たしてどれだけの人が「バガボンドかよ!!」とつっこめるのだろうか??





まず不可能に近い。




まあ「うぬの力はそんなものか」のセリフの後に


「ケーーーン!!」



と叫んだり




「あーあーうー」の後に




「こいつは好奇心で戦っている!!」


と作品のセリフを切り返す俺も彼同様マニアックなのだが

天使なんかじゃない!

2005-06-19 23:24:35 | Weblog
夕方。 ドライブの帰り道。



信号待ちをしている自分の前の車にふと目をやる。




親子連れだ。前の座席にはお母さん。後ろには男の子と女の子。かわいらしい子供が二人。





なんとも無しに見てると、その視線に気付いたのか男の子が俺の方に目をやる。





じーっと俺を見つめる視線。本当に純粋な目をしてる。




俺はたまらず視線を外す。そんなに純な目で俺を見ないでくれ。



そういえば昔から苦手なものの一つに小さい子供の視線がある。電車とかにのってる時にあの透き通った視線攻撃を食らうと「なんかおもろいことせな」的な強迫観念にかかり、笑顔を見せたり手を振ったりするのだが、それをみて子供は決まって視線を外すのである。




そんなことをふと思い出していると信号も青になり、前の車が走り出した。




ほっと一安心していると、再び赤信号につかまる。


第2ラウンド開始だ。


今度は二人で俺の方を見ている。





なんかせなあかん。




そう。今年の目標は「苦手という壁を乗り越えること」だった。





俺は乗り越える。壁を超える。




ムンクの叫びをした。


絶叫顔に両手を頬に添えるアレだ。



一世一代の勝負だ。




キョトンとする子供。




子供は興味なさげに前をみる。




それでも彼らが振り返ることを信じて俺はムンクの叫びを続けた。





そのとき鋭い視線が。





バックミラー越しにお母さんが俺を見ている!!!




そう。不審者に対する軽蔑の視線だった。




急発進する車。




もうやめてくれ。俺は天使なんかじゃない。

クレイジーダイヤモンドは砕けない。

2005-06-13 22:52:50 | Weblog
人は困った時絶対的なものにすがる。



それは宗教であったり愛であったり自分のプライドであったり、過去の栄光であったり、為政者の権力であったりする。



絶対的なものがあれば人は安定するのだ。




俺も絶対的なものにすがりたい。



でもそれは他人など外在するものではなく、自身に内在するものであって欲しい。




rancidのindestructible(破戒不可能、つまり不滅)を聞いて改めてそう思った。




かっこ悪いかもしれないけど「武士は食わねど高楊枝」の精神が好きだ。





でもそれって単に俺がひねくれてるだけなのかもなぁ。

むかつくくらい青い空に

2005-06-13 22:40:51 | Weblog
ある人の一言で心の奥に長いこと蓋してたものが一気に噴き出し、ものの見事にぐちゃぐちゃになった。



その人の前では平静を装いつつも内心シェイク状態。



たまらず外にでて芝生にねっころがる。



むかつくくらいに青い空がそこにはあった。



雲が俺に「ばかめ」と言っていた。




そーいや高校の時もよく授業サボって浜辺に寝転んでた。




あんときも空が青かった。




何も考えず走ってて、今こんな22歳になった俺。




年ばっかとってしまって本質は何にも変わってない自分に改めて気付いた。




なんかそんな自分が好きなんだけどやっぱりめんどくさいと感じた。





体重が73kgになったのが唯一嬉しいことだった。


めめめな夜

2005-06-09 02:03:57 | Weblog
すごしてみて一言。



実に濃い夜でした・・・・・



その夜は、君が代斉唱で幕が開き、日本代表の活躍で俺は一サポーターとして酔いしれた。



試合が終わり、それから本当の意味でのキックオフが始まった。








深夜1時半。試合終了です。







次のピッチを求めて私ははばたくことにしました。 笑


でもきっと世の中には全ての事象に意味があって、この試合も今、そしてこれからの俺の人生の中できっと意味のあることなんだろう。



いつかまともに振り返る時がこれるようにと願っています。


ちなみにめめめな夜とは。。。。。。。。実は俺にもよく分かってません。