名古屋するめクラブ

~名古屋発くうみるあそぶ~

バレンボイム指揮ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート2009。

2009年01月05日 14時58分25秒 | 観る(映画・TV)

まずは思い出話から。

2003年ウィーンへ行ったときのこと。

お目当ては小澤征爾指揮のオペラだったのですが…。

あれは忘れもしない2003年3月、ホテルにチェックインした直後からテレビで

絶え間なく放映されてたのが、あの衝撃的な暗闇での空爆シーン、イラク

戦争の勃発でした。街は反ブッシュのデモ隊であふれ、ウィーンから

フランクまでのフライトはもう荒れ荒れで、アメリカ国籍の方はこれ以上

飛べないので次の空港で降りてください、と機長による機内放送が

流れる始末。そんなことがあったせいもあってか、余計に音楽の

すばらしさが胸に響いた記憶が残っています。


なんて旅の思い出話はさておき、

今年のウィーンフィル、ニューイヤーコンサート。




さすが、ウィーンフィル、

演奏もルックスも優雅で繊細、華やかですよね。

そんじょそこらのオーケストラとは『格』が違います。

技術の安定度と音楽の解釈は言うまでもなく、

まるで宮廷楽団、日本で言うところの宮内庁楽部、

ヨーロッパの品格のエッセンスが凝縮されたような

プロのアンサンブル集団、とでも言うべきか。


会場は、ウィーン楽友協会。

1812年建立。




約200年の歴史を持つ、

木製内壁の緻密に設計されたホールが、

振動を吸収し絶妙な残響時間を残しつつ、

マイルドで陶酔的な音を生み出すことによって

オーケストラの美質を助長する。


世界一のホールで実現される

シュトラウスの優雅な世界。





純粋で高潔な音楽を聴くと、

心がキレイになる気がします。

新年早々スッキリした~


ところで、

今年の指揮は、バレンボイムでした。



ハイドンの「告別」演奏中に団員が

徐々に舞台袖に消えていく演出、

お茶目でしたよね。

自らもイスラエル国籍ってことで、

「世界平和と中東での正義の実現を」

と中東和平を祈るコメント。

年を重ね、彼も偉大なピアニスト

&指揮者になりました。

ビリー・ジョエルに似てるなー

って驚いたのも、もう20年も前のこと。


取り止めがなくなってきましたが、ここで本題。

ビリー・ジョエルって、今年年男らしいですね。

 
The Very Best of Billy Joel
Billy Joel


丑年の60歳。

それが言いたかっただけなの、

結局のところ。

あしからず。


 
小澤征爾&ウィーンフィル
ニューイヤー・コンサート2002



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アリシアから (スミ)
2009-01-05 14:17:23
バレンボイムまで、幅広く聴いてるな。
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スミさん! (F)
2009-01-05 23:05:06
何せ、時間あるもので。
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