Apple vs Sony。CS無視の愚かなせめぎあい。

みなさんは、CD購入派ですか、それともダウンロード派ですか。

私は、CD購入派ではありますが、シングルについては、

最近ちょくちょくダウンロードすることも増えてきました。

だって、一旦ダウンロードすれば、いちいちPCに落とさずともすぐ聞けるし、なんてったってお手軽ですもんね。


で、ちょっと驚いたことがあるのですが。

ソニーのアーティストの楽曲についてはアップルストア(i-tune）ではダウンロードできない、

ということ。

つまり、ソニーはソニー専用のダウンロードサイトから、

ソニー専用のダウンロードソフトを使ってダウンロードしなければならず、

しかも、そのコンテンツはソニー専用のフォーマットのため、

ソニー以外の機器では聞くことができないので、

もし、その音源をＩ－ｐｏｄで聞きたければ、

別アプリでI-pod用のフォーマットに転換した後、I-podへファイルを同期しなければならない

ということ。

知ってました？


SonyとApple。

技術的、政治的、その背景にどんな事情があるか知りませんが、

音楽をただ純粋に愛する一消費者として、

敢えて批判を恐れずにひとこと言わせていただくとすれば、

これは、CSを完全に無視した両社の愚かなせめぎあい、

ではないかと、私は思うのです。

だってさ、

あるグループはHMVでしか手に入らないとか、あるアーティストはタワレコで、

とかって、原則的にはない話ですよね？
（最近、DVDなんかは囲い込みしてるところもあるようですが）

このようなせめぎあいは、

結局、

「コンテンツのダウンロード」

という、今後さらに進化するに違いない、音楽を気軽に楽しむための

新しいスタイルをも衰退させることになりかねない、

ひいては、さらにCD離れが加速されるのでは？

などと、余計な危惧すら抱いてしまいます。


音楽を愛するものとして、

オトナの事情で縛られることなく、幅広く自由にコ音楽ンテンツが提供されるよう

なるべく早いタイミングで「Music Lover Firstの環境」が整えられることを心から願う次第です。


では、

大好きな曲の1つ、アップルストアでは買えないゴスペラーズの「残照」をYou tubeでどうぞ。


残照 ゴスペラーズ