東京Fancy Free Life♪

こちらで⇒ http://raviola.blog22.fc2.com/
デュピルマブ(デュピクセント)使用報告

世界遺産チンクエテッレ情報

2005-06-13 | Viva Italia

写真はMonterosso 夕刻のビーチ。 
パラソルと海の色のコントラストが美しい。
海を見ながら、波の音を聞いてると一番心が安らぐ。

チンクエテッレに行く前にどこに泊まるかで情報を得ようとネット検索したが、
どうやらまだ日本人にそれほど馴染みでないらしく、情報が少ない。
先日紹介したチケット手配してもらった会社で聞いたら、
日経BP出版のジェノヴァとリヴィエラ海岸が一番詳しいということで、
欲しいページだけコピーしてもらった。感謝、感謝。 



“Cinque”5つ “Terre”土地 の名の通り、リビエラ海岸にある小さな5つの村をそう呼ぶ。
北からモンテロッソ、ヴェルナッツァ、コルニーリア、マナローラ、リオマッジョーレ。
(広い意味ではポルトヴェネーレや少島郡も入るらしい)

どの村も大きなホテルはなく、たまたま私が行った時は満室ばかりだった。 
仕方なく手前のラ・スペツィアの駅前ホテルに予約する。
その計画自体は正解だったけど、実際このホテルではたくさんの蚊と廊下の騒音に悩まされた。 

ラ・スペッツィアからリオマッジョーレまでは電車で約8分。
リオマッジョーレからモンテロッソ・アル・マーレまでの各駅間は3分~5分くらい。
日中は1時間に1本くらいで、シーズン中の土日・祝日には2本ほどある。

写真のCinqueTerre Card を買うと便利で、1日、3日、7日パスと3種類ある。 
値段は出発ギリギリに急いで買ったので忘れてしまったが、たしか1日パスが5ユーロくらい。
イタリアにしては高いなという印象。まあヴェネツィアもそうだけど観光地はこんなもんか。
チケットと一緒に時刻表と簡単な地図や見所の案内をくれるし、有料道路もタダになる。

フィレンツェからラ・スペッツィアに入り2泊して結局1日半滞在したが、それで十分に楽しめた。
1日目はモンテロッソのビーチで寝そべっただけ。

2日目は一日かけて船と電車で観光した。
ラ・スペッツィア → リオマッジョーレ 
リオマッジョーレ → モンテロッソ   船 約40分
モンテロッソ → ヴェルナッツァ → マナローラ
マナローラ → リオマッジョーレ  徒歩 約15分
リオマッジョーレ → ラ・スペッツィア 

午前中は船で海から景色を楽しみ、午後は各村をブラブラと散策。
ラ・スペッツィアから船が出てるが湾をぐるりと回るので時間がかかりすぎるため、
リオマッジョーレから船に乗り5つの村を海から見る。 
約40分の乗船だったが、あっという間だった。 
美しいものを見るのって、なんてしあわせなのかしら~ 

 これがBattelloと呼ばれる船! 人でいっぱい 

5つの村で一番多きなモンテロッソに寄港して、トンネルを抜けて駅まで歩く。
ヒンヤリしたトンネルの中は気持ちがいい。
次はチンクエテッレで一番美しい集落といわれるヴェルナッツァへ。
さすがに観光客が多くて、駅からすぐのフォカッチャやピッツァを切り売りする店が
大繁盛していた。 たぶん美味しいんだろうなと思いながら、私はシーフードを求めて
リストランテに入り、スパゲッティ・アル・マーレを注文した。
エビやアサリがチョロチョロと入ってるだけで、ショッパイ! 
サラダもツナ缶のオイルがべっとりで閉口。 坂道を利用して油を片隅に寄せながら食べる。
なのに目立つ道路沿いで食べていたせいか、あっという間にガラガラの席が満席になった。
私はサクラになった気分?! あ~あ、みんな騙されちゃったね。 

ヴェルナッツァはカラフルな家、ホテル、おみやげ物屋、全体が美しい調和を見せていた。
10年ほど前に訪れたポルトフィーノを思い出す。
あちらは大富豪やセレブが集まる港だから洗練されているけど、
こちらはそれをずっと素朴にした感じ。 数百年前から時が止まってるのか?
広場のバールでカフェを飲み、レモントルテをテイクアウト。 木陰で食べる。
その後、ドーリア城という城跡?に登って写真を撮った。 
絵のように美しい写真集はまた後日。 

時間が無いので岩壁の高台にあるコルニーリアはパスして、マナローラに向かう。
マナローラとリオマッジョーレ間には“愛の道”Via Dell'Amore とよばれる
チンクエテッレ最大の観光名所がある。
通るのに入場料をとられるが、上のチケットを見せれば別に買わなくてもいい。

 1920年代に完成したヴィア・デル・アモーレ

この道から見る地中海の景観は感動的なほど素晴らしく、
 天気が良かったのもラッキーだった。
この日は一度も日本人に出会わなかったが、15分ほど歩いた終わりくらいに
大きなTVカメラをもった5人ほどのNHKクルーに出会う。
番組なら是非見てみたいと思って一人にたずねたら、
短い場面で映像を使うだけとのことだった。 残念。

リオマッジョーレでは時間があったので高台まで上がって休憩し、足を休ませる。
時間に合わせて駅に行くと30分遅れてますとのアナウンス。
しばらくすると40分遅れてますという。
隣にいるイタリア人に「遅れてるんですよね」と確認する。
「次は50分で60分になりそうですね」なんていっていると....

“45分遅れております”とイタリア語アナウンス。その直後
“50分遅れてます”と英語のアナウンス。 顔を見合わせて笑ってしまう。
時を忘れた村では時間の流れ方が違うらしい。

前日のめちゃ混み大混乱の経験を活かして、そのイタリア人カップルにもアドバイス。
一番はしっこの扉に行き問題なく乗車する。

最後に、チンクエテッレを散策するには履きなれたスニーカーで是非