断捨離な日々

埋もれた歴史も面白い
縄文からの日本文化が興味深い

チェルノブイリでは、セシウムで、子供達は心臓発作を起こして亡くなっていた

2011-09-18 | 原発事故
 
 

こんな危険な物を まき散らした原子力ムラは、子供達に 最悪の事をしてくれた。

ベラルーシ共和国の人口は、チェルノブイリ事故後、急激に減り、今は、マイナスに。

 

福島の子供達は、癌だけでなく、心臓病に 気を付けないといけないという事だ。

国は、子供達の癌と心臓病の検査もすべき。 それで、少しでも 症状が出たら、すぐに、疎開させるべき

 

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福島の子どもの心臓発作について クリス・バズビー博士

 クリストファー=バズビー博士(65):ECRR[ヨーロッパ放射線リスク委員会]科学委員長。低線量被曝・内部被曝によるリスクを喚起する。今年5月、ドイツのアンゲラ=メルケル首相は、同委員会の 2010 年勧告を読んで脱原発に傾き、国内全17機の原子炉を 2022 年までに運転停止・廃炉とすることに合意している。

福島の子供の心臓発作について クリストファー=バズビー博士(YouTube)

 以下、日本語訳全文。
 電離放射線の人体への影響に関する専門家、クリストファー=バズビーです。
 福島とチェルノブイリについてお話します。お伝えしたいのは何かといいますと、放射線の影響を見定めるのに使われるモデルはいつも癌と白血病にばかり着目します。現在のリスク モデルでは「福島で癌がどれだけ増える」「チェルノブイリで癌がこれだけ増えた」そういう話になる。でも、放射線はあらゆる病気を引き起こすことがチェルノブイリから分かった。その一つが心臓病です。ここでは子供たちの心臓病についてお話したいと思います。
 私の仲間、ユーリ=バンダシェフスキー教授はかなり有名です。ベラルーシの汚染地帯に住む子供たちにセシウム 137 が与えた影響を研究したからです。1990 年代後半、彼が発見したのは1kg 当たりわずか20~30ベクレルという微量のセシウム 137 に被曝した子供たちに不整脈がみられることでした。そして、心臓発作を起こして死んでいた。とても深刻な問題です。つまり、子供たちの間には、白血病や癌もあるにはあったが、心臓病の割合がとにかく高かった。心臓病は普通 高齢者の病気です。それが子供たちに現れていたのです。
 私は考えました。低レベルの汚染地帯で、何故こんなことが? 調べてみますと、驚愕の事実が判明しました。2~5歳くらいの心臓は大体この位の大きさ(ピンポン玉ほどの果物)です。10歳くらいだとこの位(小型のトマトほどの果物)です。 子供の心臓にある細胞の数も計測から分かっています。5歳児の心臓の重さは 220 gです。ほとんど血液です。血液を除いた5歳児の心臓には約85gの筋肉組織があります。データとしてはこういうことです。心筋細胞の大きさに関しても判っています。だから、子供の心臓にある心筋細胞もわかります。心筋細胞の数は30億個です。いいですね。
 これで何が分かるのか。仮に50 Bq/kg のセシウム 137 が心筋に入るとしますね。1 Bq は毎秒1回の原子核崩壊ですので、そのセシウム 137 ではどれだけ原子核崩壊があるか、1年間でどれだけの電子飛跡が出るか、判ります。この計算自体はとても単純です。ところが、想像を絶する量の電子飛跡が細胞内を通ることが分かります。しかも、このレベルのセシウム 137 の電子飛跡により、心筋細胞のわずか1%が死ぬだけでも心臓の心筋細胞全体の25%が失われるのです。これは大変 深刻です。心臓は驚異的な働きをしていますからね。心筋は一生を通じて自律的に収縮を繰り返します。1日 7,000 リットルの血液を体中に送る。驚異的です。70年間の人の一生を通じて心臓はずっと脈打っています。でも、当然これらの細胞はあまり入れ替わりません。1年でも入れ替わるのはせいぜい1%。これらの細胞の全て、または、その一部が損傷されたとしてもただちには入れ替わらないのです。つまり、50Bq/kg のセシウム 137 に1年間 被曝するというのは、なおセシウム 137 は筋肉に溜まるという実験結果があります。ヨウ素が甲状腺に行き、ストロンチウムが骨、そして、DNAに行くように、セシウム 137 は筋肉に留まる。心臓の心筋組織に蓄積されます。つまり、そのレベルのセシウムに1年間 被曝させられる子供の心臓ではそんな微量でも細胞の約25%が破壊されてしまいます。だから、バンダシェフスキーの研究と同じ影響が出ると予測できます。
 福島では子供たちが心臓発作を起こしていると聞いています。そうしますと、大変 重要なことが2つあります。まず、速やかに子供たちの心電図をとって下さい。どんな病院にもある設備です。心臓伝導系に問題がないか見て下さい。心筋細胞の損傷はまず刺激伝導系に出ます。バンダシェフスキーも心電図で発見しました。彼はこれを発表して投獄されました。「恐怖を煽った」とみなされたのです。
 バンダシェフスキーは数年間も投獄されていましたが、アムネスティと欧州議会が国際旅券を発給し、ようやく釈放されました。大変 珍しいことです。私も一緒に仕事をしましたが、本当に英雄です。ECRRのレスボス会議でも重要な賞を受賞しました。子供の心臓疾患増加についての研究発表もこの会議でしてくれたものです。
 まずは、子供たちの心電図を取り、心臓伝導系の異常の有無を見て下さい。
 (インタビュアー:避難すること?)
 ええ、心臓伝導系に問題が見つかった子はすぐ避難させるべきです。でも、1人でも伝導系の問題が見つかったら、全員 避難させるべきです。心筋内のセシウム 137 による潜在的影響があるからです。心筋や心臓は修復できません。子供たちはずっと苦しみ早死にするのです。
 そこで、2番目の重要点が出てきます。心臓発作や心臓病で死ぬ人は癌では死なないということです。癌は基本的に高齢者の病です。遺伝子の損傷が起き、大分 経って癌になる。癌の発症率は年齢と共に急上昇します。でも、心臓疾患の影響はもっと早く現れますよ。福島のような汚染地帯で癌が莫大に増えるとは限らないのです。癌も増えますが、心臓病はもっと増えるでしょう。ベラルーシではそうです。癌も増えましたが、心臓病が莫大な増え方をしています。その結果、ベラルーシ共和国の人口は、チェルノブイリ事故後 急激に減り、今ではマイナスに置き換わっています。実際、このままではベラルーシから人がいなくなります。福島でもそうなるでしょう。
 これは警告です。心臓病、心臓発作を注視し、子供たちを速やかに逃がして下さい。これはとても単純な計算でわかることです。
 報告書をネットにアップしますのでご覧下さい。それから、バンダシェフスキーがレスボス会議で発表した報告書はヨーロッパ放射線リスク委員会のサイトに載っています。
 ご清聴ありがとうございました。

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