ざっきばやしはなあるき  

雑記林花或木 Since 2005-01-01 
美術とか映画とかなんとなくぶろぐ 

しらせ&きりしま

2009-07-26 00:11:15 | イベント
 しらせ 全長:138m 総トン数:12500t、 きりしま 全長:161m 総トン数:7250t

 先週に引き続き横浜港は来船ラッシュ。大さん橋に海上自衛隊から、砕氷船「しらせ」とイージス艦「きりしま」が来た。南極観測船「ふじ」、初代「しらせ」につづいて今年の5月に就役した「しらせ」と、平成7年3月に就役した護衛艦「きりしま」に乗船することができた。

 26日(日曜日)まで。

 南極観測船というと「たろじろ」を思い出し、イージス艦というと「亡国のイージス」を思い出す。

 酷暑ではないが、ほどよい夏の晴天、大さん橋の上をうろうろしたり、乗船行列に並んだりしながら、左手でデジカメのレンズを支えて、右手でシャッターを押していたから、左腕より右腕のほうが長めに日焼けしてしまった(;´o`)
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日本丸&海王丸

2009-07-20 21:59:23 | イベント
 海王丸 全長:110m 総トン数:2556t、 日本丸 全長:110m 総トン数:2570t

 今日は海の日。横浜の大さん橋で、日本丸、海王丸、メモリアルパークで初代日本丸、あわせて3隻の総帆展帆が行われた。初代日本丸は年に数回、総帆展帆があるので、2隻並んでいる大さん橋に行ってみた。

 13時から16時となっていたので、十分な時間があると思っていたのだが。

 13時から約1時間かけて全部の帆が満開になった。大さん橋の上や下で写真を撮ったりして、その後、混雑する中を象の鼻パークに向い、最後に赤レンガ倉庫の裏へ着く頃には、なんと早くも帆をたたみ始めていた。時計を見ると15時。ってことは満開時間はたった1時間だけではないか。

 ありゃまなんてこったい(;´o`) ちょっとした誤算だった。

 しかし、大小様々なカメラをぶら下げた、ろうにゃきゅにゅにあんにぃよがたくさん来ていて大にぎわい。どこかの3歳くらいの女の子まで、IXY DIGITALを首からぶら下げてもらってパッチンパッチンシャッターを押していた。まったく平和な国である。
 
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風鈴市

2009-07-19 22:31:36 | イベント
 川崎大師で7月21日(火)まで開催している風鈴市に行ってきた。風鈴売り場にはさまざまなふうりんがぶら下がって、風に吹かれてチリンチリンチャランポランと、いい音色を出していた。境内には食い物や雑貨の屋台が立ち並び、猿まででんぐりがえり、大にぎわいだった。

 18金で100万円の風鈴なんてのも売っていた。売れるのかなぁ? 金は高いので鉄とガラスで手を打って、南部鉄のいろり風鈴と、諏訪ガラスのアールヌーボー風鈴を買った。このいろり風鈴は鍋ぶたが取れる。いかにもいろりっぽい形をしている。アールヌーボー風鈴は半透明の乳白色地に紅葉の柄が浮き彫りになっていて、その上に赤や緑で彩色されている。

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アマルフィ 女神の報酬

2009-07-18 23:55:46 | 映画[あ]
『アマルフィ 女神の報酬』

 主役は織田裕二、天海祐希。それから戸田恵梨香、福山雅治、佐藤浩市。おまけに全編イタリアロケというけっこうなデラックス。フジテレビ開局50周年記念作品だそうで、贅沢三昧。いたるところでサラ・ブライトマンの主題歌「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」が流れるので、刷り込まれてしまって、今後この歌を聴くたびに「アマルフィ」を思い出しそうだ。

 日本人の少女が誘拐されるというストーリーは、とやかく言うことでもなく、普通に面白い。でもいちばん見たかったのは戸田恵梨香、じゃなくて、イタリアの風景なのだ。行ったことのある所はコロッセオやスペイン広場くらいしか出てこなかったが、わざとらしく観光地をあっちこっち飛び回るので、ローマの伝統的な街並みの荘厳さや胡散臭さは十分伝わってくる。それよりなにより、山あいに広がる白亜の街アマルフィと青い海の美しさは、大画面で見ると凄いことになっている。それだけでも伊太利亜観光気分を満喫できるような映画だった。
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写楽 幻の肉筆画展

2009-07-18 21:43:15 | 美術[さ]
「写楽 幻の肉筆画 ギリシャに眠る日本美術~マノスコレクションより」@江戸東京博物館

 両国駅から江戸東京博物館にテケテケ歩いて行くと、駐車場に観光バスが何台も止まっていてびびった。な、なんじゃこりゃ!? 会場の中はまあ、押し合い圧し合いというわけでもなかったが、けっこう賑わっていて、小さい版画の前は牛歩になっていた。

 すべて、ギリシャ国立コルフ・アジア美術館所蔵作品。コルフ島の王女ナウシカアが島に漂着した主人公オデュッセウスを救ったという神話があって、ん? ジブリか? と思ったら、「風の谷のなにがし」は、この王女ナウシカアを元にした名前だそうだ。

 写楽はいったい誰なのか、については、お笑いアートテラーとに~さんのブログでも見てもらうこととして。

 今回の目玉は、扇子に描いた写楽の肉筆画ということで、なかなかちっこい目玉だな。この辺りに来るとまだ空いていて、ちっこいわりに見やすかった。ちっこいくせに、なんだか御利益がありそうで、つい拝んでしまいそうな雰囲気である。

 写楽展と言っても、120点以上の展示のうち、写楽は3作。あとはいろんな浮世絵師のめずらしい作品が並んでいる。懐月堂派 「立美人図」、 鈴木春信 「母と子と猫」、 鈴木春信 「見立菊慈童」、 鈴木春信 「唐子と布袋」、 歌川豊春 「浮画源頼光土蜘変化退治図」、 菊川英山 「風流夕涼三美人」などがよかった。特に、喜多川歌麿 「歌撰恋之部 深く忍恋」の繊細な美しさが好き。

 そういうわけで、写楽はどうでもいい、という人でも浮世絵が好きな人にはお薦め。
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時をかける象

2009-07-16 20:39:57 | Weblog
 6月2日にオープンした象の鼻パークにあるカフェ「象の鼻テラス」の中に椿昇の立体オブジェ「ペリー(時をかける象)」が置いてある。椿昇は2001年横浜トリエンナーレでインターコンチネンタルホテルの壁面に全長50mの巨大バッタをぶら下げた現代アート作家。その巨大バッタは今、横浜開国博Y150 のヒルサイドエリアに再出現しているらしい。
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ノウイング

2009-07-12 18:53:56 | 映画[な]
『ノウイング』

 ニコラス・オヤジ主演の地球消滅とか言ってるディザスタームービー。

「しまったぁ!・・・見ちゃったやん」

 50年前に小学校の地中に埋められたタイムカプセルから、歴史上の大惨事の予告めいたものが出てきた。偶然それを手にしたオヤジが、そのことに気づいて大騒ぎをするというキワモノSF映画。その予告の中には、これから起こるはずの大惨事の日付も記されていた。ノストラダムスみたいなものだ。「地球が静止する日」なんて映画もあったなぁ。

 荒唐無稽な話には違いないが、お約束のVFX満載で、悲惨な大惨事が趙迫力で描かれる。飛行機が斜めに落っこちてくるシーンは臨場感があってよい。
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レオナール・フジタ展

2009-07-11 23:35:19 | 美術[ら]
「レオナール・フジタ展 - よみがえる幻の壁画たち -」@横浜そごう美術館

 昨年の秋に、上野の森美術館でやった「没後40年 レオナール・フジタ展」と基本的に同じシリーズだが、展示数が半分くらいに減っていて、そのかわりに、日本でキャンバスに描いた大きな「壁画」数点が追加されている。乳白色ではなくカラフルな色付けでフランスの風景にフランス女性の井戸端会議みたいな作品になっている。壁画なのになぜキャンバスかというと、日本は地震が多いので壁に描くよりこっちのほうがいいとフジタが判断したらしい。

画像は壁画「野あそび」 志摩観光ホテルクラシック蔵。これは7月2日でホテルに帰ってしまったので見られず、今日は単なる白壁になっていた。

 縦横3mの群像大作4枚《ライオンのいる構図》 《犬のいる構図》 《争闘 I》 《争闘 II》は、狭い美術館のため、4枚横にくっついて、ほぼ床から天井ぎりぎりまできっちり展示されていた。ってことはそごう美術館には高さ3m以上の作品は展示できないってことだな。で、まあ、そのせいか、あんまり大きく見えなかったわけで。

 学芸員によるギャラリートークがあって、およそ45分間のトークに40数人がぞろぞろ移動しているうちに、会場をほぼ網羅してしまった。学芸員も、ここは狭くて・・・とか、天井が低くて・・・とか、やや自嘲気味に語って笑いを取っていたくらいだ。


<<おまけ>>
ひさびさに「フジタ上野展」のサイトをクリックしたら工事中のメッセージがあれこれ出てくる。
→ http://www.fujita-ueno.jp/
なんじゃこりゃヽ(。_゜)ノ
工事中のメッセージが出てもめげずに「TOPへもどる」を何度も押してみてね。
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ルネ・ラリック展

2009-07-05 23:12:29 | 美術[ら]
「生誕150年 ルネ・ラリック 華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ」@国立新美術館

 せっかくだから見てきた。最初は細っちいブローチやらネックレスやらがガラスケースに納まっているのを、みんな張り付くように見ているので、後ろの通路はクルマが通れるほどガラガラだった。自分は男なのでそんなものを付けないが、造形の面白さではトンボのペンダントなどがいい。ひょろ長いトンボの胴体をくねくね曲げて、何匹か組み合わせてパズルのようなペンダントやブローチになっている。

 おんどりゃとりあたまのティアラも煌びやかですごいが、なんちゅうかエグイなぁ。こんなの頭につけたら、コッコッコッコッコケェ~とかいって、おでこを突っつかれそうだなぁ。

 そしてアール・デコの花瓶 《つむじ風》 オレンジ、ブルー、クリアの3色あって、外側がすごいボリュームで渦巻き模様にえぐれている。繊細さよりも迫力があって、そしてシンプルな雰囲気は悪くない。でもエミール・ガレの毒々しいほど派手なランプシェードや花瓶なども捨てがたいんだけどね。

 クルマのボンネット先にくっつけるカーマスコットなども作っていたようで、いろいろ派手なガラスマスコットが展示してあるが、破損を防ぐために目的地に近付いてから装着することもあった書いてあった。まったくしょーもねぇ役立たずの見栄っ張り製品である。

 箱根ラリック美術館って実家からクルマで30分くらいなのに、まだ行ったことがない。これを機会に今度時間があったら行ってみようかな。
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ゴーギャン展

2009-07-05 00:06:59 | 美術[か]
「ゴーギャン展」@東京国立近代美術館

 《かぐわしき大地》 のタヒチの女の顔にかかるように描かれている赤い幾何学模様は一体何だろうと思っていたら、トカゲの翼だったのね。羽根の生えた妙なトカゲが飛んできた姿だった。いままであんまし意識して見ていなかった。

 《我々はどこから来たのか,我々は何者か,我々はどこへ行くのか》 139cm×374.5cm。ああ、こんなに大きな作品だったのか。人が生まれて死んでそしてまた生まれる輪廻のようなものを描いたという。ちなみに左上の方で両手を上げている青白い像はタヒチの「月の女神ヒナ」というらしい。

 死の直前の作品 《女性と白馬》 には、実際には見えないのだが、遠くの丘の上に白い十字架を描き、死後、そこにある墓地に葬られた。絶妙の御膳立てである。

 また始まったばかりで、広く確保してある大作 《我々は・・・》 の展示室もがら~んとして気楽な気分だった。
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