ざっきばやしはなあるき
 Hey Rush Eye !  雑記林花或木




『ALWAYS 三丁目の夕日 '64』

 2005年と2007年に公開されたALWAYSの第3弾、あれから6年を経た1964年の設定。折しも東京オリンピックで盛り上がる東京を舞台に、鈴木オート一家と、いまいちな小説家・茶川竜之介一家が繰り広げる、笑いあり、涙ありの人情味あふれるコメディ。

 堀北真希もすっかりおとなになっちゃってもうたいへん嬉しい悲鳴。須賀健太なんか、子供から高校生に成長しちゃって誰だかわからないありさまだからしょうがない。そこへいくと薬師丸さんなんか6〜7年の歳月ではとりたてて違いもわからぬ安定感。楽しく見られて、思いのほかホロリとさせられるシーンも続々出てくる油断のならないお勧め映画。

 お馴染みのミゼットのほか、がっつり出てくるパブリカやチラっと出てくるS8、トヨペットクラウンなんかも時代を感じさせる重要な脇役となっている。三丁目の夕日といえばCG。今回もCGバリバリ使い倒して、1964年の東京を再現している。都電の走る大通りや、予告編などで出てくる真上から見た東京タワーは言うまでもなく、丸鼻の0系新幹線や、優雅に走り抜けるクリーム色の中央線もCGとは思えないリアルCGで、在りし日の勇士を再現している。

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『宇宙人ポール』

 イギリスから来たオタク2人がアメリカのコミケやらエリア51などのUFOスポットを巡る旅の途中、ヒッチハイクしてきた宇宙人と珍道中を繰り広げるというバリバリのバカ映画。その宇宙人はもうみんながよく見かける目玉の大きなあいつ。こいつがまた、タバコ吸いながら下ネタジョークを飛ばす、短パンに草履履きのにやけた野郎で、まぁそれはさておき、宇宙人大好き映画だから、スピルバーグへのオマージュがまんべんなく散りばめられた笑える作品となっている。馬鹿馬鹿しい映画と宇宙人が好きな人にはお薦めに逸品。

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「没後150年 歌川国芳展」@森アーツセンターギャラリー


 国芳展初日、アーツセンターギャラリーだから空いてるだろうと高をくくっていたら、午後はけっこう混雑。遅々として進まぬ観覧の列、人気あるなぁ。

 一部、肉筆画掛け軸などもあるが、基本は版画、大判5枚続なんて大きい方だが、そうはいっても版画、遠くからでは良く見えないので、やっぱり行列にひっついて行くしかない。

 武者絵、説話、役者絵、美人画、子ども絵、風景画、摺物と動物画、戯画、風俗・娯楽・情報、肉筆画・版木・版本と分けて展示してあり、全421点、前期・後期で展示替えあり。

 やっぱり「へんなもん」に目が行く。勇ましい武者絵も、半分はでかい怪物やら妙ちきりんな化け物と戦ってるし。お馴染みのネコも金魚も狸の千畳敷もとんだいいひとも登場する中、「なんじゃおのれは?」というようなやおよろずのバケラッタがぞろぞろ・・・

 さぁきみも、ばけもの探しの旅に出よう(。・_・。)ノ


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『アンダルシア 女神の報復』

 アマルフィの景色をもういちど、と思って見に行った。バルセロナ、アンダルシアの風景を観光気分で楽しめる。サグラダ・ファミリアもちょこっと映る。まぁしかしアマルフィの絶景にはかなわないかな。織田裕二主演、福山雅治はやっぱり友情出演的なチョイ役でエロおいしい所をさらって行く。伊藤英明も大活躍。なんといっても、黒木メイサ、戸田恵梨香の共演では見逃せない。と言っても戸田恵梨香もやっぱりチョイ役程度。それに引き換え、黒木メイサはほぼ主役といえるほど出っぱなし。黒木メイサと戸田恵梨香は同い年。売り出し方によってイメージってホントに変わるなぁ。ストーリーは普通に面白い。←普通に面白いって表現はいろいろ取り沙汰されているようだが、まぁいいじゃないか。


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『エンジェル・ウォーズ』

 とある陰謀により精神病院に入れられてしまう少女、そこに至るまでのシーンがやたら重く、あぁこの手の映画かと思い始めて、いやまて確かそんな映画ではなくて、なんかこうわけわからん世界感の映画だという噂を聞いたぞ、と気付いた刹那、画面は別の世界に変わっていた。わぉ、変わったぞ、なんだなんだ、そういう感じの映画かと納得し始めた途端、画面はさらにとんでもない有様に変わった。おわぁ、そっち系の映画だったのか、そっち系というのはどっち系なのか謎だが、重たい過去を引きずりながら、過酷な世界から脱出するために戦う少女たち、変なキャラもゾクゾク登場、アクションシーン満載、という夢のような映画、夢のようなというのはそういう意味ではなくて、まるで夢の中を描いたような、奇想天外な脳内マジック映画。もういい、もうなんでもいいから早くダンスを踊れ!


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『犬とあなたの物語 いぬのえいが』

 いぬのえいが第2弾、またしょうもない小ネタコントから、思わず泣いちゃう困ったストーリーまで満載したワンワンオムニバス。松嶋菜々子の出てくる「犬の名前」、北乃きいと芦田愛菜の出てくる「バニラのかけら」は泣ける。犬の不幸はそりゃ泣けるに決まっているが、「犬の名前」も「バニラのかけら」も、ちょっとひねりを加えた展開なっていて、それでも泣ける。でも全体的にはどっちかというと第1弾のほうが好きかな。「ねえ、マリモ」。


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『エクスペンダブルズ』

 この公式サイト、YouTubeモドキで面白いぞ!

 シルベスター・スタローン監督・脚本・出演、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、ミッキー・ロークなどの大物レスラー、じゃなくて大物スターが登場。おまけにブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガーという大物レスラー、じゃなくて大物スターや州知事がチョイ役だったりして、ありがたいようなもったいないような話。だからスタローンとシュワちゃんの競演も出し惜しみ気味。とはいえ登場シーンはちょっとゾクゾクした。

 ほぼチンピラ傭兵軍団「エクスペンダブルズ」が腕力にモノを言わして暴れまくり、撃ちまくり、殺しまくり、爆発しまくっているバトルヴァイオレンスムービー。しつこいくらい何度も繰り返される爆発音と、ごきげんなろけんろーるの騒がしさに、耳を塞ぎたくなるような、やかましい映画である。やってることは派手だが、なんか昔の西部劇でも見ているような定番な雰囲気も悪くはない。

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『悪人』
 
 原作:吉田修一、主演:妻夫木聡、深津絵里。朝日新聞の連載小説だったが、新聞は取ってない。その連載の挿絵を束芋が担当していた。そしてこの映画で深津絵里がモントリオール映画祭の最優秀女優賞を受賞して一気に話題になっている。

 深津絵里はもちろんのこと、セリフ少ない妻夫木聡、そして樹木希林もいい味だしてる。原作にあるからしかたないけど、老人だます悪徳商法で気が散った。さていったい誰が悪人なのか。この映画を見ていちばん憎たらしいのがあの男で、二番目に憎たらしいのがあの女、なんて思ったけど、みんなはどう思うのかな。

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『インセプション』
 
 レオナルド・ディカプリオ主演、渡辺謙が共演の夢見心地な映画。夢見心地といってもそんなメルヘンな映画ではない。眠っている人の夢の中に入り込んで、潜在意識からアイデアを盗み出すという超ド級の犯罪者を演じるディカプリオ。その犯罪者にウルトラA級のミッションを依頼するのが渡辺謙。渡辺謙はチョイ役ではなくてほとんど出ずっぱり。

 夢の中だから何でも有りのやり放題。夢ならではの理不尽な出来事や不思議な光景が頻繁に出てきて目を楽しませる。折りたたまれる街や無重力ホテルなどの視覚的面白さ、夢の階層構造という概念的面白さに加えて、夢だから眠っている姿が多く、眠りながら漂っていたりするちょっと間抜けなシーンも面白い。そして夢物語ではお馴染みの、夢と現実の区別がつかなくなるくだりも、ふんだんに盛り込まれていてスリリング。

 「どうせ夢なら派手にやろう」というセリフが似合う絵空事ムービー。SF好きで夢見がちな人にお勧め。


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『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』

 レインボーブリッジを封鎖したがってから7年、湾岸署は引っ越し作業の真っ最中、「事件はやっぱりお台場で起きてるんだ!」というわけで、たいした事件じゃないけど、お馴染みの人たちが、あいかわらずの大ボケ小ボケ満載で警察署珍道中を繰り広げるマニアックで楽しいお笑い映画。←でいいのか

 係長に昇進した織田裕二、意味不明な立場のTHE交渉マン・サンタマリア、笑顔0秒の柳葉敏郎、それに小栗旬や伊藤淳史を加えて新鮮な空気を送り込んだとか送り込まなかったとか。←なんてな


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『アウトレイジ』

 「全員悪人」というキャッチフレーズの北野武監督作品。ホントにみんなワルいやつらなので、ワルすぎて笑ってしまう。「OUTRAGE - 極悪非道」 下剋上、罵り合い、騙し合い、殺し合い、バイオレンスの教科書みたいな映画。

 いつもはやさしい人を演じている役者たちが、思いっきり悪人になりきってヤクザをやっている。まさに「夢の狂演」

 みんな肩怒らせて大声で怒鳴り合うので、最初の方では、いったい誰が誰より偉いのかわかりづらい。もちろん意図的にそうしているのだが、そこがまたコントみたいで面白い。とはいえコメディではない。誰が下剋上を制するのか、最後まで飽きずに楽しめる極悪映画。

 カンヌ映画祭は受賞しなくてよいが監獄映画祭なら大賞も夢ではない。


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『運命のボタン』

 キャメロン・ディアス最新作。

 運命の赤いボタン、あなたらな押しますか?

 1976年のある日、朝の6時過ぎにアーサーとノーマ夫婦の玄関のベルが鳴る。こんなに早く誰かと思って出てみると、何も書いてない四角い箱が置いてあり、走り去る黒塗りの車。現代ならここで早くも警察に電話しちゃいそうだが、それじゃ映画が続かないので、この夫婦は正体不明の箱を部屋に持ち込む。そのボタンを押せば100万ドルが手に入る。その代わり見知らぬ誰かが死ぬ。

 このジレンマをどう乗り越えるのかという道徳的忍耐映画かと思ったらそうでもなかった。けっこうショッキングだったりもするけど、どっちかというとキワモノムービー。あれ?っと思った時にはもうキワモノ街道まっしぐら。そうなったらもう何が起こっても、まあいいか、という温かい心持で見れば平気だよ。ふんとに。


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『アリス・イン・ワンダーランド』

 こどもじゃないのに見ちゃったよぉヽ(。_゜)ノ

「世界はもう、マトモではいられない・・・」なんて書いてある。19歳になったアリスが再びアンダーランド(地面の下の世界)で大活躍をするという、ルイス・キャロルもびっくりな3D映映画。

 アバターの時とはちょっと仕様の違う3Dメガネを借りて見る。眉間にセンサーがあって、これを塞ぐと、2Dモードになってしまう不思議なメガネ。なんか、3Dが流行ってるので、3Dの出来具合を見たかったし、VFX満載のマトモじゃないものが見たかったし。

 主役のアダルト・アリスは、ミア・ワシコウスカという変わった名前の女優。そして、なんとかとチョコレート工場を思い出す、ややダサめなテイストのジョニー・デップ。それから姿を消せる化け猫チェシャキャット。小さなヤマネも出ていたが、タナカは出てなかった。

 「不思議の国のアリス」でいちばん好きなキャラはぺらっぺらなトランプの兵隊。クスリやってそうなアブナイ世界に相応しい異様なキャラが、ぺらっぺらなのに動き回るのが子供のころから印象的で好きだった。今回のトランプの兵隊は、完全な武装ロボットみたいに見えて、ちょっと好みと違うなぁ。地味だし。もっとカラフルでバカみたいなのがいい。

 というわけで、

 こどもじゃないのに見ちゃったよぉヽ(。_゜)ノ ってゆうおはなし!

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『アバター』
 
 偏光フィルターメガネをかけて見る3D映画はひさびさ。こういうメガネをかけると、2Dだったらどう見えるのか気になって、メガネを上にずらしてみたりするのだが、メガネをしたままちょっと顔を上向きにしてスクリーンを見たら、そのまま2D状態で見えた。なんだ、ずらさなくてもよかったのか。

 偏光メガネを借りるために別途300円徴収された。今後も3D映画のたびに割増料金になってしまうのだろうかねぇ。だからといって、3D上映で金がないからメガネ要りません、なんて言ったらいかん。字幕もダブって読めないぞ。それにやっぱり3D映像は見ていて面白いから、医者に止められてない限り、ぜひとも3Dで見ることをお勧めする。

 ジェームズ・キャメロン監督作品。構想14年、製作4年という大作らしい。22世紀、5光年離れた星パンドラに、資源採掘を任務とする地球人が向かう。そこにはナヴィという民族が暮らしている上、地球人にとって大気が有害なため、採掘の妨げになっていた。これを解決する作戦として、地球人とナヴィを遺伝子操作で合成したアバターと呼ばれる肉体を開発し、遠隔操作で潜入させることにした。はたして作戦は成功するのか。

 最初のうちは3Dばっかり気になって注意散漫になりがちだったが、その立体的な映像も手伝って、迫力のある幻想的な空想科学ファンタジードラマを楽しむことができた。なんとなくキモイ雰囲気のアバターやナヴィもだんだん見慣れてきて、終盤はそうでもなくなってくるから不思議だ。変なクリーチャーや、ラピュタのてんこ盛りも見応え充分で、不思議な地球でないどこかを演出している。シガニー・ウィーバーも出てきて、その名の通りタバコ吸っている。←なんやて

 アバターといえば、以前、ワールドチャットをやってたころは、オリジナルアバター(オリアバ)を作ってかぶって、夜更かしチャットして遊んでいたなぁ。だからアバターと聞くと不健康なテレホーダイを思い出すのだ。


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『イングロリアス・バスターズ』

 タラちゃん作、ブラピ主演、ドイツ占領下のフランスでは、ユダヤ人が根こそぎ犠牲になっていた。そんな中、軍服を着たナチスを残虐に葬る部隊が現れる。イングロリアス・バスターズ(名誉なき野郎ども)と名乗る恐怖の部隊、そのリーダーがブラッド・ピット。思いっきりワイルドに徹するブラピはちょっとヤバイかも。そしてヒロイン役のメラニー・ロランもいい感じ。

 例によって、エグいシーンも登場するR15指定、戦争映画だから、というだけでなくて、猟奇的タラちゃんが監督なのだからしかたがない。個性的なキャラクターたちが、ちゃんと仕事しているし、予想を裏切る展開もあり、見応えがあってけっこう面白い。

 というわけで、面白くなくて60分以内に途中退室したら金返しますというキャンペーン(公開から4日間)もやっているので、途中退室をしてみたい人はチャレンジしよう(∵)/

 いままでに映画館で途中退室したことは学生時代に1度あっただけである。そのつまらない映画が何だったのかは残念ながら覚えてない。そりゃつまらなかったから記憶に残るのもいやだったのだろう。その後もたまにはがっかりする映画にぶち当たったりもしたが、最後まで見てから「つまらない」のレッテルを張ることにしている。

 いちばん感動したのはエンドロールの短さ。油断していたらあっという間に明るくなったので「え?あっ、みじかい・・・」と声を出してしまったくらいである。エンドロールが始まった途端にトイレに急ぐ人などでワサワサするくらいなら、いっそ短いほうがいい。

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