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胸腺腫を乗り越えて

手術のできないステージ4の悪性腫瘍を乗り越えて家族を幸せにする男の物語を実現したい

退職願

2024-10-13 16:39:26 | 闘病

最後の投稿から1年余り経つのですが、しぶとく元気にしています。昨年10月に突然の高熱に見舞われ、肺炎で一週間入院しました。回復して2日程は出社したのですが、今度は朝から呼吸困難に陥ってまた入院となり、いろいろ調べた挙句、心筋梗塞によるものと判明しました。実は、その前月の心エコ-検査で心筋に腫瘍があることが判明していたので、心筋梗塞の説明の時は妻も呼ばれ、心筋梗塞を起こしている原因が心筋に浸潤している胸腺腫と考えられるので、治療の手段が無いことを告げられました。その時点でかなり胸が苦しく大変だったのですが、呆然としている妻に声をかけて退室し、用意された個室で今後の事を相談するのですが、取りあえず、妻に感謝を伝えて昔の話をする位の余裕はまだありました。すると、突然面識がない医師が4人入ってきて、今からカテ-テル検査をして何とかあなたを助けられないか調べるので自分たちに命を預けて貰えないかというので、嬉しくなって妻に向かってこっそりⅤサインをしました。カテ-テル検査で、3本ある冠動脈の内、2本が完全に閉塞していたのが分かり、内1本にステントを入れて血流が回復しました。その瞬間に胸の苦しさは無くなり、命を救われました。心筋に転移?した胸腺腫は3か所あるとのことですが、心筋梗塞は、これら胸腺腫の増悪によって引き起こされたものではなく、通常の動脈硬化によるものでした。閉塞したもう1本の冠動脈は、血管の傷みが酷く、使いものにならないとのことで2本しかないためか、結構な心臓障害が残り、障害者手帳を取得しました。1カ月の入院生活も辛かったですが、退院しても身の回りのことさえできず、復職も考えられない状態でしたが、12月を過ぎてから急に心臓の調子が良くなって1月から職場復帰が叶いました。当時よくどうしてまた生き残ったか考えていましたが、未だ答えは出てこず、終わってしまった方が楽だったかもしれないと思うことがあります。職場に戻れて本当に嬉しかったのですが、現実は厳しいもので心不全による体力低下が著しく、1日机に座っているだけで夕方には疲れてふらふらしている状態でした。4月になって抗癌剤治療を受けたのですが、投薬によって心臓の調子が悪くなったため、抗がん剤治療を継続しないことを医師に求めました。先週のCT検査で半年前と比べて胸腺腫はどこもはっきりと大きくなっていましたが、心臓の問題があるので抗癌剤治療はやらない方が良いのではないかとのことでしたので経過観察を続けて様子を見ることになりました。それから、8月の話になるのですが突然声が擦れるようになり、飲み物で酷くむせるようになったので調べたら、反回性神経麻痺と言って左側の声帯が麻痺していることがわかりました。これは胸腺腫の増悪によってもたらされた障害ですので、今後も段々と体が不自由になっていくことを改めて覚悟するようになりました。その頃から仕事をどうするか悩むようになり、然るべき人に相談したところ、早期定年退職制度が適用されると言われたので、いろいろ考えて躊躇もしたのですが、今年度末で退職することに決めました。非常に難しい判断であり、後悔することもあるかもしれないのですが、仕事を辞めて家族とゆっくり暮らしたいという気持ちが強いです。これから、まず退職願を書いて、明日妻に話をします。そして休み明けに上司に退職の意向を伝えたいと思います。退職後はもう自分にできる仕事はないので退職金と傷病手当金の受給で暮らしていくことになります。60歳までは何とか頑張りたいと思っていたのですが、2年も早いリタイヤになって残念ですが、病気に負けずここまで来れただけで十分じゃないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


民間療法??

2023-09-10 14:37:11 | 闘病

現在もプレドニン5mgを毎日飲んでいるだけで、病気の治療はしていません。7月のCT検査で腫瘍が増悪しておらず、むしろ明確に縮小していたからです。この事実を機に抗癌剤治療を避けることを考えるようになりました。自分がここまで生きながらえているのは、抗癌剤治療の効果が毎回良く得られていることに尽きると思います。転移もしていないし、増殖も緩やかで悪性度が高くないということもあると思います。しかしながら抗癌剤治療には副作用の耐え難い辛さがあり、高額過ぎる治療費が発生します。7月のCT検査を受けてから、市販の濃縮サルノコシカケとβ-グルカンの飲用を始めました。また、会社の人から頂いた天然のサルノコシカケも煎じて飲んでいます。いわゆる民間療法ですが、効果は自分の体で確認できるので次回のCT検査で見極めればいいと思います。もし、増悪していた時は、高濃度ビタミンC療法を試してみるつもりです。既に近くの美容外科の医師に相談はしています。費用が抗癌剤治療と変わらないくらいかかっても効果があれば副作用の心配がない分いいと思います。実際、副作用というかアムルビシンとアリムタで続けて薬剤性肺炎になってしまい、次の治療でもそうなるんだろうなという危惧を持っています。これまでの治療経験から、何となく自分はこの病気で命を取られることはないのではないか、そして本当に抗癌剤治療がずっと必要かと考えるようになりました。どこまで行けるかわかりませんが、抗癌剤治療を避けることを考えていきたいと思います。

昨年度の会社決算がやはり赤字となってしまい、その影響で人材の流出が目立っており、自分の関連部署でも若く優秀な人材が会社を去ることになりました。良い再就職先を見つけて活躍してくれることを期待するしかありませんが、自分は残された人のために自部署を強い組織にしていくことを考えるだけです。また、世界情勢とか世の中がおかしくなってきていることにも、改めて大変な時代に生まれたんだなと感慨深い毎日です。


またしても薬剤性肺炎に

2023-03-19 15:58:36 | 闘病

アリムタの3回目の投薬受けた時くらいから、体調がおかしくなってしまい、4回目の投薬のために病院に行った時、薬剤性肺炎の疑いありとの診断で投薬中止、追加検査を受けました。プレドニンの投薬で現在も薬剤性肺炎の治療中です。体調はすぐ良くなり、酷かった脱毛がなくなって新しい髪も生え出しました。

会社ですが、なんと株主が国内のファンドに変わることになりました。親会社が業績が悪化したうちの会社の株を全部売却したためです。業績の悪化は、世の流れで不可避な事態に陥ったものなので拾ってくれたファンドの下で巻き返すしかないのですが、かなり厳しい状況です。また来年3月には現在住んでいる社宅がなくなってしまうことが決まっているのですが、その代替案も未だ示されないこともあるため転職も視野に入れています。

それから、病気の治療のことですが、アムルビシンとアリムタと2回連続して肺へのダメージのため投薬が続けられなくなってしまったことに不安を感じています。抗癌剤は確かに効果はあるのですが副作用があり、薬剤性肺炎のリスクが高く、費用も非常に高額であるため、失業してしまうと投薬も難しくなります。そのため、代替治療としていわゆる健康食品をこれから試していきます。健康食品としてサルノコシカケ濃縮液とβ-グルカンを併用しながら、病院のCT検査で効果を確認していきたいと思います。さすがに本物の抗癌剤ほどの効果は得られないにしろ、腫瘍の一時的な縮小や増悪抑制は期待できると思います。骨密度が低くて治療も必要になったこともあるので食事のメニューも見直して、また筋力を落とさないようトレーニングを行っています。

休みの日は相変わらず釣りに没頭していましたがシーズンオフに入ってしまったので、近頃は自慢の新車のコーティングに嵌っています。暇があれば洗車して市販のコーティング剤をいろいろ試しているのですが、ぴかぴかになった愛車を愛でるのが至福の時間になりました。

今年も大変な一年になると思いますが前向きに生きていくことしか考えられないです。

 

 


アリムタ3クール目

2022-12-25 18:39:08 | 闘病

治療の話ですが、昨年アムルビシンで薬剤性肺炎に陥ったために投薬中止となり、プレドニンで薬剤性肺炎の治療をしていました。今年4月でそれが終わり経過観察していたのですが、腫瘍の増悪が目立ってきたため、10月からアリムタの通院治療を受けています。副作用は軽い部類に入ると思いますが、倦怠感や吐き気、体の痒み等が出ています。寒さも厳しくなってきたので静養に努めるようにしています。来月は治療効果の評価をすることになっています。効いてないことはないようですが、費用が高いのが気になってます。脱毛は基本無いらしいのですが、頭頂部が髪がいつの間にか無くなっているのは単に年齢のせいかもしれません。

会社の方は赤字見込みに変わりはないのですが、為替や石炭価格の動きで少しましになってきたようです。賞与が結構当たり前に出てありがたいですが、先行きに不安しかないです。もう今年も終わってしまいますが、自分の業績が少しでも良くなるように努めていきたいと思います。


会社が大ピンチ‼

2022-06-11 05:37:52 | 闘病

プレドニンの投薬を無事終え、4月の組織変更で元の職場に戻り、新テ-マへのチャレンジも始まってそれなりに充実した毎日でした。然しながら今日、会社の経営が信じがたい状況にあることを知りました。4月の業績なんですが、1.2億円の売り上げで利益がマイナス9900万円ってどういうこと⁉製造コストの爆上がりが原因ですが、外的な要因でどうにもしようがなく、不幸が重なったということになるようです。通年の見込みも絶望的な数字になっていてほんとショックです。数年前も事故等が重なって会社がなくなりそうな気がしたのですが、今まで赤字になったことはない会社です。

小さな会社ですが愛着があります。昨日は製造がうまくいかなくてほんとどうしようもないって嫌になりました。そんな会社でもなくなって欲しくないです。ここにいたいってずっと思ってました。奇跡が起こるのを待つしかないですが、毎日を大切に仲間と一緒に会社を支えたいと思います。