【台北=石井利尚】台湾では、中秋節(今年は14日)に屋外バーベキューをするのが風物になっているが、5月に発足した馬英九・国民党政権の「地球環境保護政策」の影響で、規制や自粛に乗り出す地方自治体が相次ぎ、「中秋節らしくなくなる」「庶民の楽しみを奪わなくても」と不満の声が上がっている。
環境当局は「屋外で肉や野菜を焼くと大気が汚染される」などとして、「火を使わずに月見を楽しもう」と呼びかけている。
このため、各自治体は、公園や河川敷などで開いてきた大型バーベキュー大会を取りやめ、代わりに、音楽鑑賞会などに予定を変更した。
中秋節は、春節(旧正月)に次ぐ重要な祝日。台湾では、家族など親しい人が集まり、道ばたや公園で焼き肉などを楽しむ行事が定着している。馬政権の環境重視策に賛成の声は多いが、大手紙の世論調査では「たった1日の民間の活動なので認めても構わないのではないか」との意見が約5割に達した。
環境当局は「屋外で肉や野菜を焼くと大気が汚染される」などとして、「火を使わずに月見を楽しもう」と呼びかけている。
このため、各自治体は、公園や河川敷などで開いてきた大型バーベキュー大会を取りやめ、代わりに、音楽鑑賞会などに予定を変更した。
中秋節は、春節(旧正月)に次ぐ重要な祝日。台湾では、家族など親しい人が集まり、道ばたや公園で焼き肉などを楽しむ行事が定着している。馬政権の環境重視策に賛成の声は多いが、大手紙の世論調査では「たった1日の民間の活動なので認めても構わないのではないか」との意見が約5割に達した。