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一日一蟲 

長い間ありがとうございました。

フタテンカメムシ

2013年09月03日 | カメムシ


 本日通院日。
 病院へ着くと聞こえてくるのはアイカワラズの [ キリギリス ] の声。晩夏を感じさせられます。


 所見は・・・「今月も調子が良い」旨伝えると、「薬を増やす事は何時でも出来るから…」と、減薬。
 調子の良い時に減薬されるのは素直に嬉しい事。この調子で、薬が減って行く事を望みます。


 さて、「院内観撮」。
 「院内観撮」へ出る途中の通路に [ キリギリス♂ ] と [ トゲナナフシ♀ ] の踏まれ死んだ個体が2頭。。。
 [ トゲナナフシ ] は、MyF1♂ のヨイ土産になるので、惜しいトコロ・・・・・。
 しかし、ココでは [ トゲナナフシ ] の個体数は少ない様で、昨年 1個体 を観た( MyF1♂ が採集)限り。。。
 今日の狙いは、草地に飛ぶ [ ジャノメチョウ ]。がしかし、炎天下の草地へ出たものの、その姿はミラレズ・・・・・。
 で、[ グンバイムシ ] の一種等を撮影しながら、「院内観撮」を続けるモノノ、獲物が出てこない・・・・・
 を・・・[ クサギ ] の花に、[ モンキアゲハ ] が「吸蜜」に来ているので近づくモノノ、ロスト・・・・・
 その後も [ モンキアゲハ ] を観るモノノ、コトゴトク ロスト・・・・・
 草地へ戻り、[ ツノトンボ ] の「幼虫」ナンゾ居ないモノかとルッキングを続けると、[ イネ科 ] の植物に止まっていたのが、
 『今日の蟲』。初見となる、【 フタテンカメムシ Laprius gastricus 】 です。「種小名」は「胃の」意。
 [ 全国農村教育協会刊:日本原色カメムシ図鑑 ] には、「個体数が少ない」旨記載されています。確かに、初めて見る『蟲』です。
 汗が噴き出す草地の中で出逢えた「初見」の『蟲』。こう云う嬉しい出逢いがあるからこそ、通院が続けられます。

                                                  D800+60mmMicro(旧)

モンキアゲハ

2009年04月20日 | 

 本日、通院日。昨日の疲れが少々残っている様で、駅までもバスを利用。
 「今日の車中の本」は、[ 養老孟司・奥本大三郎・池田清彦 共著:三人寄れば虫の知恵 ] 。
 以前、ハードカバーで持っていて、呼んでいる筈なのだけれど、ミツカラナイ。
 昨年、[ 養老孟司/池田清彦/奥本大三郎 共著:虫捕る子だけが生き残る ] を読んでから、
 もう一度、読み直したい。と思い探したのダケレドミツカラナイ。。。
 ヤフオクで、文庫版が出品されていたので、落札。
 で、今一度読むと、より分かり易いモノデス。。。
 改めて、皮肉が利いていて、「蟲屋」の愚痴を代弁してくれているようで面白い。
 
 で、本日の診察所見は、快方に向かっているが、薬は半年くらい経った時の様子で加減しましょう。との事。
 今日は、早く診察が終わったので、病院敷地内の照葉樹林を散策。
 前回の受診時よりも、林内が鬱蒼としています。
 今日は、イツモの、軍パン・パーカ な突っ込めスタイルでなく、ベルボトム&ネルシャツ。
 頭上から降って来る、新芽や花の鱗片に、地面から生えている植物に積もった、ソレラがクッツキ蟲の様に…。
 更に、一番目につくのが、前回も大発生していた、[ マイマイガ ] の幼虫。
 なので、オープンエリアに出て、外側から散策。
 グミ(種不明)の花が盛りで、[ クマバチ・マルハナバチの仲間 ] が、大きな羽音で飛び交っています。
 そこへ現れたのが、[ ジャコウアゲハ ] の♂。ナント、[ クマバチ ] を追い払っています。
 グミの花の甘ったるい香りが辺りに漂い、目の前では、ハチやジャコウアゲハやハナムグリが飛び交う光景。
 何ともいえぬ、恍惚感です。次回は3週後なので、他の花木も咲きだしそう。
 もう少し、時間を取って、散策の幅を広げようか。。。等と思ってしまいます。
 ソンナ、『今日の蟲』は、病院敷地内の [ 大紫躑躅 ] の花を訪れた、
 【 モンキアゲハ Papilio helenus 】 です。
 [ ムラサキシジミ・ムラサキツバメ・ツマグロヒョウモン・ナガサキアゲハ ] 等と同様に北上している種ですが、
 我が家周辺では、蛹が越冬できないのか、春先に見る機会はナク、真夏に現れる事がアル程度。
 チョット、期待していたので、嬉しい出現です。
 ソウソウ、14年前に出版された、[ 三人寄れば虫の知恵 ] には、
 クマゼミとアシダカグモは分布北限が静岡までとあって、【 モンキアゲハ 】 は、逗子辺り。
 と、されています。その当時は、[ ナガサキアゲハ ] が、東京で見られるとは、御三方も思わなかったダロウし、
 私も勿論思わず、南へ行かねば見られないチョウだと思っていました。
 このトコロ、小さなチョウばかり追いかけていたので、「ナント大きく、迫力のあるチョウだろう!」
 と、感じたのデシタ。。。                
 あ・・・・・アトピンだ・・・・・             【 紋黄鳳蝶 】 GX100