一隅を照らす 第四節 遺稿 89ページ
(三) 流儀の輪郭
この流儀は「居捕」四十五本、「立合」三十五本、「八方搦」三十三本、「刀之巻」二十一本の合計百三十四本で構成されている。而して「居捕」・「立合」・「八方搦・「刀之巻」は各表の形が十二本宛で合せて四十八本あり、残りの八十六本が裏手の形である。
この「居捕」四十五本の内二十一本は、
座しながら短刀で喉・腹・脇腹・頭上・背後から首筋等突いて来る敵を無手で取抑える法を教え
残りの二十四本は、
座しながら無手で攻撃する敵を無手で取抑える法を教えるものである。
又「立合」三十五本は、
全部立ちながら無手で攻撃する敵を無手で取抑える法を教えてあり、
更に「八方搦」三十三本の内十本は、
或は刀を抜かず柄で敵を取抑えるもの、或は相手の差している刀の鐺(コジリ)を逆用して取抑えるもの等であり、
残りの二十三本は立合の無手対無手の奥の手とするものである。
更に「刀之巻」二十一本では、
或は「鹿の一足」といって敵の胸へ一足飛びに飛び蹴りして制する法、「天狗倒(クジキ)」といった恐るべき威力を発揮する法、又「二人詰」といって二人同時に攻撃して来る敵を制する法、或は「居合取」といって実手(十手)を用いて居合で抜き切りに切り附けて来る敵を制する法、更に「夢の枕」といって寝込みを抜刀で切り附けて来る敵を突差に無手で制する法等秘伝として教えるもの等である。
この流儀には特に注目に価するものは、形の全般に亘り当身の術として小栗流死活の法が用いられていることである。この小栗流死活の法は秘中の祕として免許者でなければ伝授されないことになっている貴重なものである。
(三) 流儀の輪郭
この流儀は「居捕」四十五本、「立合」三十五本、「八方搦」三十三本、「刀之巻」二十一本の合計百三十四本で構成されている。而して「居捕」・「立合」・「八方搦・「刀之巻」は各表の形が十二本宛で合せて四十八本あり、残りの八十六本が裏手の形である。
この「居捕」四十五本の内二十一本は、
座しながら短刀で喉・腹・脇腹・頭上・背後から首筋等突いて来る敵を無手で取抑える法を教え
残りの二十四本は、
座しながら無手で攻撃する敵を無手で取抑える法を教えるものである。
又「立合」三十五本は、
全部立ちながら無手で攻撃する敵を無手で取抑える法を教えてあり、
更に「八方搦」三十三本の内十本は、
或は刀を抜かず柄で敵を取抑えるもの、或は相手の差している刀の鐺(コジリ)を逆用して取抑えるもの等であり、
残りの二十三本は立合の無手対無手の奥の手とするものである。
更に「刀之巻」二十一本では、
或は「鹿の一足」といって敵の胸へ一足飛びに飛び蹴りして制する法、「天狗倒(クジキ)」といった恐るべき威力を発揮する法、又「二人詰」といって二人同時に攻撃して来る敵を制する法、或は「居合取」といって実手(十手)を用いて居合で抜き切りに切り附けて来る敵を制する法、更に「夢の枕」といって寝込みを抜刀で切り附けて来る敵を突差に無手で制する法等秘伝として教えるもの等である。
この流儀には特に注目に価するものは、形の全般に亘り当身の術として小栗流死活の法が用いられていることである。この小栗流死活の法は秘中の祕として免許者でなければ伝授されないことになっている貴重なものである。
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