LOVE AND GLORY

-サイキックの眼-

100%の嘘

2014-05-30 11:40:47 | サイキックの眼

            
            
100%の嘘
         
            
僕が《透視》によるカウンセリングを行う上で一番苦悩してきたコトと言えるのが、この今回のテーマ「100%の嘘」であります。
       
自然平均的に言って、〔50%のホント〕と〔50%のウソ〕、この割合を持つのが人間らしい?と言える・・・。
???。
いえいえ。(謝!)
言い切れるモノではありませんが・・、ウソとホントがフィフティ/フィフティだと、考え方や学び方などバランスが取りやすいという意味で。
      
ニセモノとホンモノが在って、双方が存在するという意味で50%・50%が解りやすい。
決して嘘を助長するモノではありません。
    
〔ウソとホント〕の比率が〔64:36〕の人がいたり、〔92:8〕の人がいたり、〔12:88〕の人がいたりで、その比率は千差万別です。
その比率から、人との出逢いやあらゆる出来事やらが組み合わさっていくのです。
       
しかし。
〔100:0〕という比率を確立させている人生を持つ人。
『100%の嘘』を持って生活されている人が存在します。
       
このような状態の持ち主が、直接カウンセリングに来られることは、今までごく僅かでした。
それよりも、ご依頼当事者の方からみた→親や親族・家系が代々・・100%の嘘をつき続けて生活を営んでいる状態関係に、この問題の原因が在るのです。
      
つまり。(ちょっと解り難いですよね?)
カウンセリングのご依頼をされた方の得体の知れぬ悩みの原因を《透視》によりつきとめていくと。この方の育った環境・・つまり両親も・・そのまた祖父母も・・永遠ウソをつき続けている家系だと解るのです。
ウソが嘘を呼びあって・・雪ダルマ状態で、そして1パーセントの真実も無い家庭に育って・・。
      
このような状況下で生活をしてきた方は、精神薄弱・パニック障害・統合失調症・多重人格的・あらゆる精神・身体の疾患を発症されています。
         
では。
〔100%の嘘〕とはいったいナンゾや!ってコトですよね?。
       
それは。
『自律した信頼関係の無い人間関係』と言えるでしょうか。
正直・・表現が難しい。
      
僕の《サイキックの眼》的に言えば、
『本当の自己を全て隠して、別人を生きている人』
で、あります。
       
人間は正常なら・・嘘をついた時。
慌てたり・気まずい空気を発したり・顔がこわばったり・汗が出たり・胃腸がキュっと痛くなったり・苦笑いしたり。
なんらかの苦しさが出ます。
なぜなら、誰しも自分は本物で在りたいからです。
         
しかし。
〔100%の嘘〕をつける人は、これらの気まずい・・正常な反応は一切出しません。
なぜ?それが現実のモノとして成り立っているのか?。
理由は沢山在ります。
       
嘘でも幸せなフリをする必要のある生活状態。
嘘の方が、経済的に楽に生きて行ける生活環境。
真実を受け入れがたい状況下に・・嘘を導入するしか方法が無かった。
親の嘘を守ってやりたいと思う・・親孝行。
嘘の方が手っ取り早い。
嘘のコントロールを強いられた。(世間で言うマインドコントロール)
         
他にもまだまだ在りますが・・。
戦争下にあるときなども〔100%の嘘〕でコントロールされます。
大きな自然災害のあった時も・・重要な情報などは〔100%の嘘〕を涼しげに言えたりするようですし。
         
僕も・・色々と経験を積み・・そして考えて考えて、今回のテーマを起こしてみたのです。
       
なぜ?〔100%の嘘〕に人間は弱く・・翻弄されるのか?。
なぜ?〔100%の嘘〕に人間は気付きにくいのか?。
         
それは。
その答えは。
      
『 〔100%の真実〕は、重く深く苦しい自然現実だからです。』
      
それから逃げたい・・耐えられないから・・人間は嘘をつくのでしょう。
    
自然の動植物や微生物・細胞には、嘘は存在しません。
真っ向、自然真実と向き合うかまえです。
一部に擬態の生き物が居ますが・・、それは嘘と知っておこなっているのですから良いのです。
      
僕が今回取り上げているテーマの状態の人は、擬態動物ではありません。
例えば、モノマネの芸能をされるタモリ氏やコロッケ氏は、擬態と知っておこなっているのですから〔100%の真実〕なのです。
真実を見抜いているからこそ出来るワザなのだと思います。
      
僕が言いたい〔100%の嘘〕をついている人というのは、自分が嘘をついている自覚が全く無い人の事なのです。
       
《サイキックの眼》から視る・・そのような人の魂、本当の自己は、完全に嘘で密閉・封印されているのです。
      
理由は様々ですが・・。
       
本当の自分を封印し生きて行かねばならない理由があった。
他者から都合の良いコントロールを受けてしまい・・自己を失っている。
先祖代々、自己は捨てるよう躾られている家系。
強烈なトラウマから、感情や感覚の全てを自己と共に封印している。
虚栄心のみの嗜好で、嘘が慢性化。
      
このような現実や原因で、なんらかの方法で苦しい真実を嘘で覆い隠すことをするのです。
多かれ少なかれ・・誰だってします。
それだって人間の正常な行為です。
         
しかし。〔100%の嘘〕は・・性質が悪い。そういうレベルです。
もう何処にも真実が無いのです。
全くもって、言葉の説得力のカケラもありません。
それでも・・このような状態の人は大勢居ます。
嘘はウソが呼び合い・・そのコミュニティを作るのです。
そこには苦しみが無いそうです。
だいたいそう謳っています。
      
なぜ?、人は〔100%の嘘〕に弱いのでしょう。
なぜ?気付きにくいのでしょう。
      
先程も言いましたが、〔嘘とは→楽〕なようなのです。
〔真実は→楽ではない〕のです。
       
水戸黄門の主題歌にある有名な歌詞。
♪人生楽ありゃ苦もあるさぁ~♪
言いかえてみると
♪人生嘘ありゃ真実あるさぁ~♪
ってコトになる。
      
僕はもっと深く考えてみました。
(スイミーは考えた、うんと考えた。・・みたいなカンジで!笑)
         
今回のテーマで悩みの原因を持っている人の共通点として。
〔100%嘘〕をついている人は、一見すると良い人に見えるのです。
例えば・・だいたいが依頼者の親か祖父母にあたるのですが。
良い人に見えるのに・・一緒にいると苦しくなるのです。
これが・・解り辛い原因。
         
            
つまり答えはこうです。
■ 〔100%の嘘〕は、ノン・ストレスなのです。
      
逆に。
■ 〔100%の真実〕は、総てがストレスです。
       
言い方を変えます。            
■ 〔100%の嘘〕には責任が無いのです。
   初めから嘘なので、責任の所在が無いのです。
   なので、ストレスを感じるコトは存在しないのです。
      
だから。
■ 〔100%の嘘〕をついて生きている人は、一見すると魅力的なのです。
   ですが・・いつか必ず破綻します。
      
そして。
■ 〔100%の真実〕は、責任が重いのです。
   これは、人間以外の生きているもの総ての存在の在りようです。
   人間が手を加える以上の生命力が備わっています。
       
            
苦しい真実より・・嘘でも責任の無いノン・ストレスに魅力を感じるのでしょう。
逆に、真実の技能を持った人は、嘘をつけない苦しみと向き合い続けます。
例えば、優れた身体能力を持って産まれた人は、その真実に苦しむわけです。でも、スポーツなどでその真実を明確に出来た時、正真正銘の自己と成る。
         
或いは。2度と受け入れがたい真実を持って産まれた人もいます。
嘘であってほしい・・と、そう願う日々を暮らすかも知れません。
      
でも僕は、多くの方々のご依頼・ご相談を請ける中で、たとえ〔1%〕でも真実が在るなら、それを見つけ出す努力をしてきました。
近親者に〔99%〕否定される人生であったとしても、〔1%〕から→〔2%〕へと拡げていける方法と道を見つけ出すのです。
自分の愛すべき尊いストレスを持って欲しいのです。
近親者に〔99%〕褒められて育ってきた人が・・、実は〔99%〕否定されていたという事実は少なくありません。
〔100%の嘘〕をつく人は、普通ではホントに見極めが出来ません。
一見は魅力的に見えるのですが・・愛情は感じないのです。
自分に都合の良い嘘を〔100%〕つくのですからね。
親から自立できない子供さんの問題も、殆どが親の都合の良い嘘が原因です。
愛情ではないのです。
         
子供がよく嘘をついて困る。
そういった悩みをもった親御さんにも言えます。
夫婦間に信頼関係が無いのです。その祖父母もそ同様にです。
信頼関係が無いのに・・生活が成り立っていること自体が「嘘」ですから。
夫婦共に信頼関係の全く無い家庭環境に育ってきたので・・信頼を知らないのです。それが普通なので・・違和感も感じません。
だから・・子供は成長期に親に嘘をついて、自分の親が真実かどうか?試します。
そしてそのうち、その子供は自分を疑うようになります。
誰も信じなくなるのです。
そして大人になって・・社会の不正を訴える運動家になるかも知れません。
       
政治家のコトでもそうです。
〔100%の嘘〕をつくのが上手い政党が政権を持つと、国民は静かになるのです。
少しでも真実を取り上げる話しになると、国民は黙ってません。
      
〔100%の嘘〕は、ストレスを感じないのです。
きっと天国という所もそうかもしれません。
この世は真実で出来てますから。
         
真実は苦しく・・ストレスだらけですが。
苦しむことの出来ない苦しみは、もっとも性質の悪いストレスといえるでしょう。
十字架に打ちつけられたキリスト像が・・それに想えます。
      
映画を観て。
全てが事実の作品だとして。
もし・・一部ねつ造されていたシーンがあったとしたら怒ります。
感動した感情を返せ!、とか。笑
でも・・最初から100%作り話しだとしたら・・ストレスを感じることのない作品でしょう?。
         
         
では。「何が真実なのか?」
それが基本定義になると思います。
       
それは、嘘の無い気持ち。
本当の気持ちを持ち続けることだと思います。
これは「孤独の境地」です。
ある程度までは、理解と信頼を分かち合える人との出逢いから、気持ちを確認出来ますが。
更なる成長から深い気持ちとなると・・誰とも共有できないモノなのです。
だから。
『孤独を対等に理解し合える』
これが・・最深の自己真実を理解出来る気持ちでしょう。
      
逆に。
なぜ?〔100%の嘘〕をつく必要があるのか?というと。
『孤独が怖く、耐えられないからです。』
       
でも。
もっと深く突き詰めて考えるならば。
『孤独が怖いのではなく。孤独になった時に、孤独を理解してくれる近親者が人生に居なかったからなのです。』
    
なので。「嘘でもい良いから・・苦しみたくない。」
         
これが〔100%の嘘〕の始まりなのです。    
      
「完璧な嘘」をつくと、苦しみから逃れられるそうです。
ですが・・真実の苦しみを乗り越えてきた人の前では、何の説得力もありません。
      
僕が・・こう強く言い切るのは、1%の望みから、依頼者の方々の真実を視てきたからであります。
強く言い切って良いコトではないのですが、カウンセリングをおこなってきた中で、一番大変なケースであったことは間違いないのです。
            
                
サイキックの眼  山本 浩二
     
        
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