雲は多少あるが、まあまあの天気。五月晴れ”とは言い難い。
セリウム Ce (Cerium) 原子番号 58 原子量 140.116
セリウムとは、58の陽子と58の電子で構成されている原子。
核の中に陽子58、中性子が78のセリウム原子 58Ce136 (0.185%)と、
80の中性子を持つセリウム原子 58Ce138 (0.251%)と、
82の中性子を持つセリウム原子 58Ce140 (88.450%)の、 同位体と、
84β-β- の中性子を持つセリウム原子 58Ce142 (倍 β崩壊→60Nd142, 半減期 5京年
11.114%)の、天然放射性同位体と、
76ε の中性子を持つセリウム原子 58Ce134 ( 電子捕獲→57La134, 半減期 3.16日)と、
77ε の中性子を持つセリウム原子 58Ce135 ( 電子捕獲→57La135, 半減期 17.7時)と、
79ε の中性子を持つセリウム原子 58Ce137 ( 電子捕獲→57La137, 半減期 9時)と、
81ε の中性子を持つセリウム原子 58Ce139 ( 電子捕獲→57La139, 半減期 137.640日)と、
83β- の中性子を持つセリウム原子 58Ce141 ( β崩壊→59Pr141, 半減期 32.501日)と、
85β- の中性子を持つセリウム原子 58Ce143 ( β崩壊→59Pr143, 半減期 33.039時)と、
86β- の中性子を持つセリウム原子 58Ce144 (β崩壊→59Pr144, 半減期 284.893日)の
放射性同位体がある。
セリウムとは、第3族・稀土類・ランタノイド元素[4f-1,5d-1,6s-2]。 比重 6.773。 原子価は、+3価, +4価である。+4価が安定。
セリウムには、α,β,γ,δ型の同素体がある。
δ型(面心立方構造)-転移点 -196℃→α型(六方最密充填結晶構造)-転移点 -73 ℃→β型(面心立方結晶構造)-転移点 726℃→γ型(体心立方結晶構造)
* β型 --- 常温ではβ型が安定。 銀白色の金属。 空気中で酸化され、160℃で発火して、黄色い粉末の酸化セリウム(CeO2)となる。 無機酸に溶易い。アンモニアと反応して水酸化物を作る。 水とは反応しにくいが、熱水とは反応して 水素 を出す。
セリウムは、地殻中に 60ppm 存在。 モズナ石, バストネス石, セル石の鉱石に含まれる。 塩化セリウム(CeCl3)の融解塩電解で単体を得る。 塩化セリウム(CeCl3)を金属 カルシウム で還元して得る。
セリウムは、比較的低温で発火するので、発火合金としてライターの石に使われる。 酸化セリウムは、ガラスの脱色剤, 研磨剤, 紫外線遮断物質, 自動車の排ガス浄化用の触媒に使われる。
セリウム化合物(遷移金属との合金や金属間化合物)は、金属状態では、fブロックの電子が磁気的性質を支配し,伝導電子との相互作用(近藤効果 -- 伝導電子が局在モーメントを遮蔽する効果)で、重い電子状態(高密度近藤状態)になる。
セリウムイリジウムインジウム(CeIrIn5), セリウムコバルトインジウム(CeCoIn5)は、常圧で超伝導を示す 超伝導体 である。
セリウムルテノウムシリコン(CeRu2Si2), セリウム銅(CeCu6 -- 一番重い電子系)は、近藤効果により、-271℃まで磁気秩序相に転移しない。
セリウムボロン(CeB6)は、高密度近藤状態にある。Ⅰ,Ⅱ,Ⅲの3つの相を持つ。(中性子散乱, 核磁気共鳴, 電荷四重極秩序相, 八重極モーメントのゆらぎ)
融点 799℃
沸点 3426℃
セリウムは、1801年に発見された 準惑星ケレス(Ceres) にちなんで命名された。
23:00 木星, アンタレス, ベガ, デネヴ, アルタイルが見える。夏の大三角もその日の内に描かれる様になって来た。もう夏も近いんだなあ。

セリウムとは、58の陽子と58の電子で構成されている原子。
核の中に陽子58、中性子が78のセリウム原子 58Ce136 (0.185%)と、
80の中性子を持つセリウム原子 58Ce138 (0.251%)と、
82の中性子を持つセリウム原子 58Ce140 (88.450%)の、 同位体と、
84β-β- の中性子を持つセリウム原子 58Ce142 (倍 β崩壊→60Nd142, 半減期 5京年
11.114%)の、天然放射性同位体と、
76ε の中性子を持つセリウム原子 58Ce134 ( 電子捕獲→57La134, 半減期 3.16日)と、
77ε の中性子を持つセリウム原子 58Ce135 ( 電子捕獲→57La135, 半減期 17.7時)と、
79ε の中性子を持つセリウム原子 58Ce137 ( 電子捕獲→57La137, 半減期 9時)と、
81ε の中性子を持つセリウム原子 58Ce139 ( 電子捕獲→57La139, 半減期 137.640日)と、
83β- の中性子を持つセリウム原子 58Ce141 ( β崩壊→59Pr141, 半減期 32.501日)と、
85β- の中性子を持つセリウム原子 58Ce143 ( β崩壊→59Pr143, 半減期 33.039時)と、
86β- の中性子を持つセリウム原子 58Ce144 (β崩壊→59Pr144, 半減期 284.893日)の
放射性同位体がある。
セリウムとは、第3族・稀土類・ランタノイド元素[4f-1,5d-1,6s-2]。 比重 6.773。 原子価は、+3価, +4価である。+4価が安定。
セリウムには、α,β,γ,δ型の同素体がある。
δ型(面心立方構造)-転移点 -196℃→α型(六方最密充填結晶構造)-転移点 -73 ℃→β型(面心立方結晶構造)-転移点 726℃→γ型(体心立方結晶構造)
* β型 --- 常温ではβ型が安定。 銀白色の金属。 空気中で酸化され、160℃で発火して、黄色い粉末の酸化セリウム(CeO2)となる。 無機酸に溶易い。アンモニアと反応して水酸化物を作る。 水とは反応しにくいが、熱水とは反応して 水素 を出す。
セリウムは、地殻中に 60ppm 存在。 モズナ石, バストネス石, セル石の鉱石に含まれる。 塩化セリウム(CeCl3)の融解塩電解で単体を得る。 塩化セリウム(CeCl3)を金属 カルシウム で還元して得る。
セリウムは、比較的低温で発火するので、発火合金としてライターの石に使われる。 酸化セリウムは、ガラスの脱色剤, 研磨剤, 紫外線遮断物質, 自動車の排ガス浄化用の触媒に使われる。
セリウム化合物(遷移金属との合金や金属間化合物)は、金属状態では、fブロックの電子が磁気的性質を支配し,伝導電子との相互作用(近藤効果 -- 伝導電子が局在モーメントを遮蔽する効果)で、重い電子状態(高密度近藤状態)になる。
セリウムイリジウムインジウム(CeIrIn5), セリウムコバルトインジウム(CeCoIn5)は、常圧で超伝導を示す 超伝導体 である。
セリウムルテノウムシリコン(CeRu2Si2), セリウム銅(CeCu6 -- 一番重い電子系)は、近藤効果により、-271℃まで磁気秩序相に転移しない。
セリウムボロン(CeB6)は、高密度近藤状態にある。Ⅰ,Ⅱ,Ⅲの3つの相を持つ。(中性子散乱, 核磁気共鳴, 電荷四重極秩序相, 八重極モーメントのゆらぎ)
融点 799℃
沸点 3426℃
セリウムは、1801年に発見された 準惑星ケレス(Ceres) にちなんで命名された。
23:00 木星, アンタレス, ベガ, デネヴ, アルタイルが見える。夏の大三角もその日の内に描かれる様になって来た。もう夏も近いんだなあ。
構造変化に対して分かりやすく書かれており、助かりました
これからも惑星等の日記を綴ってください。 それでは失礼しました