この堂々とした「ポンパ」の文字。昔の日立カラーテレビのブランド名だったんですよね。河原町通りに面してまだこんな看板が残ってるのにも驚きます。(河原町今出川あたり)
このポンパ。どんなテレビだったかというと、日立のサイトに1970年の「ポンパ」カラーテレビの画像があるのですが、70年代を象徴する素晴らしく立派な家具調テレビですね。
私たちがイメージする「ポンパ」というとこういう昔のテレビなのですが、日立のサイトをポンパで検索すると、いろんな製品や技術要素が登場します。たとえば、テレビの世界でも、プラズマテレビのWOOOのプレゼン画面にポンパ!のフレーズが見えるではないですか。
どうやら、「ポンパ」というのは、なんらかの入力が即時に現象に反映されるというようなことを表す日立の企業内用語のようで、まだまだバリバリの現役なんですね。昔のポンパもテレビのブランド名ではなく、採用されている新しいICの愛称っていうことかもしれません。
興味ついでに商標登録を検索してみると、「ポンパ」は1971年の登録を皮切りに、その後続々と適用範囲を拡大して登録され続けています。日立グループが関わっているあらゆる製品や技術、サービスに対して使える商標なんでしょう。ただしある1点を除いては。それは「菓子パン」の分野。実はこれだけは江崎グリコが登録していました(笑)。