喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



帰省中、父がいきなり明日男体山に登ろうと言いだしました。なんか変な夢でもみたのかわかりませんが、TNRの合宿を終え帰ってきて疲れてる上に、あさっては西沢渓谷に行く予定だったので、最初は「いや、無理でしょ~」ですましていましたが、次の朝になって、自分もせっかくだから行ってみるかという気になっていて、30分で準備して男体山に出発しました。今思い返してみると、確かに何かに取り憑かれてたかのような即決っぷりでした^^;



プロローグ

男体山はいくつか登山ルートがありますが、メジャーなのは日光の二荒山神社から入山料500円を払って登るコースでしょう。足利を出発すること8時45分。お盆の混雑も特になく、日光いろは坂のふもとまで1時間で到着。



いろは坂を登り、明智平でちょっと休憩するといつもはあまり意識してなかったけど男体山が雄々しくそびえ立っています。これからあの頂上を目指すのかぁ。電線みたいなのは、ロープウェイです。このロープウェイを上がっていっても男体山には行けませんよ~。



いろは坂を越え、お昼ご飯を少し買って二荒山神社へ。上の写真は中禅寺湖付近から撮った男体山。正直天気は不安定で、さっきまで曇ってました^^;山の頂上も雲かかってるな・・・これは頂上に行ってもあまりいい景色は期待できないかもorz




①二荒山神社


二荒山神社から登山するので、せっかくだから神社も観光していきました。君が代に出てくるさざれ石や、日本百名木があったりと、見どころもたくさんです。観光客も多いし、さすが日光の観光名所の1つですね!



観光は早々にして、早速入山手続きをしました。「登山経験はありますか?」と聞かれたので、あまりないです、と答えると「無理しないでくださいね」と。今朝男体山を登った人のブログをいろいろ見てましたが、初心者には結構きついと書かれてたので、こちらとてそれなりのレベルは覚悟してます!まぁ、父も今年58歳ですが、ジムに通い、山登りも慣れているので何とかなるか~と深く心配せず、いざ出発!



登山前に記念撮影




②男体山


男体山は2486メートル。スタート地点が標高1280メートルくらいなので約1200メートルを登っていきます。
登りと下りは同じ道を通るので、下山中の人も多く見かけました。話しかけてみると、皆朝6時とか7時から登り始めた人ばかり!やっぱり登山は早いうちからが正解かな、午後は天気かわりやすいし^^;



1合目からは山道が続きます。古い大木が倒れていたり、はたまた登山道を倒木がふさいでいたりと野生感いっぱいです^^まだ疲れもないし、気持ちイイ!途中やや急な斜面もありましたが、ゆっくり登って行けばまず問題ないでしょう。若干父が疲れていたけど、この先大丈夫か?まだまだ登山は始まったばかりです。

森林を抜けるとそこには3合目の看板が!2合目は…どこにあったんだろう?



3~4合目にかけてはほぼ平坦~やや緩やかなアスファルトの登り坂が続きます。楽だけど結構距離はあるな^^;



4合目には中禅寺湖を見下ろせるスペースがあり、登山者の人はここで一休みしているようでした。風も冷たくてかなり心地好い♪ここから上が本格的に登山スタートって感じなので、のんびりと景色や空気を楽しめるのは4合目が一番かもw



4~5合目は土ベースの道をひたすら登ります。ロープや手摺りが至るとこに用意されてますが、段差が結構あって足に負担がかかる^^;道が分岐してるとこが多々ありますが、同じとこに行き着くようできてます。楽に行けそうなほうを素直に選べばいいと思います。



5~6合目。岩がだんだん多くなってくる。ぱっとみたかんじでは、あれ?どっちに進めばいいの?なんてとこもあります。この辺から難易度が上がってくる。5合目付近は滑りやすい個所も多く危険地帯かも。



6合目からはどんどん岩が多くなっていく。というか、もう岩しかない!?



7合目前後は歩くというよりは岩にしがみ着きながら登っていく感じです。木も手摺りがわりに使えるけど、トゲもあるし、岩掴むこともあるからを軍手あると便利かも!



7~8合目は相変わらず岩場が続きます。おそらく多くの人にとってここらが最難関ポイントでしょう。でもふと脇道に目をやってみると高山植物が咲いていたりして、癒しのひとときも。見下ろす中禅寺湖もだんだん小さくなっていきます。以外にも小さいお子さんがたくさん登ってました。自分の身長くらいある段差を頑張って登ってます。頑張れ~!



行きはよいよい、でも帰りは・・・^^;下山時もこの岩場を降りなければならないと思うと、ちょっと憂鬱になりますね。




8合目のロッジには、非常食が置かれていました。ちゃんと賞味期限内だwでも肝心の水がない^^;ココ泊まる人はいるんだろうか…。



8合目からは岩場が少なくなり、急な斜面が続きます。砂袋がたくさん置いてあるけど、滑り防止用の杭が袋の表面から飛び出してて結構危険!油断すると滑って怪我しそうです。



9合目からは最初はラクに感じたけど、結構急な登り坂が待っています。しかも標高が高くなってきたのでちょっと寒くなってきた^^;ここで半そでから長そでにチェンジです。背中が汗だくだったので、リュックもタオルもびしょびしょ^^;足も結構疲労が来ているけど、この汗だくの気持ち悪さがちょっと耐えがたいものがありますね。着替えたくさん持って行ったほうがいいな^^;



そろそろ頂上か、と思った頃に…きました!into the cloudです。もうあたり一面真っ白!もともと今日は雲多かったしなぁ。とりあえずここまで来たら頂上を目指すしかない!土が赤土になって滑りやすいから慎重に進んで行きます。



そして…やった頂上だ!タイムは3時間32分平均が3時間半だからほぼ平均タイムか。さすがに最後の登り坂は堪えました^^;頂上には、銅像や記念碑などが立っていました。ただこの霧じゃぁ、、、よくわからないよ!



とりあえず腹ごしらえ。ホットドックとコーンパン(下のコンビニで購入)です。天気がよければ雲海なども見れるようですが、今日は・・・雲海の中にいるようなのでちょっと景色を楽しむのは無理ですね^^;売店とかもあったようだけど、とっくの昔に店を閉じてしまっている…!?



鐘がありました。あの鐘を~鳴らすのは~父♪



登頂の証!父も満足そうです。

そして下山!思ったとおり、登りの岩場は超危険地帯に変わっていました。ゆっくり気を付けておりないと転んだら大変^^;途中転んで怪我した人もいたし、下りこそ気を付けて!



無事下山して、二荒山神社から見上げると、雄大な男体山も少し小さく見えました。あの山頂に登ってきたんだなぁ~。制覇した山を見上げて感慨に浸るのも登山の醍醐味ですね!この山にどうして突然登りたいといったか父に聞いてみました。

栃木県民として登っておきたかったし、日光の方はよく来るから男体山を見るたびどんなところだろうって気になってたんだよ。」
今日登ることができたから、これからは男体山を見るたび、あの山に登っただなって思うことができるし、日光もちょっと違った感じで観光できるかもね。」

なるほど、父も間もなく還暦を迎えるわけだし、体力的にも大きな山を登るのは厳しくなってくるもんなぁ。その前に挑戦しておきたい気持ちはすごくわかる。どこかの山を登るときは俺も参戦するよ!



帰りは竜頭の滝の近くの温泉に寄って汗を流し、のんびり帰りました。そういえば父と2人で山登りするなんて最近なかったし、いい思い出になりました。


【登山データ】
・日時:2012年8月12日
・天気:★★★☆☆(曇り時々晴れ)
・気温:34.2℃(宇都宮)
・各ポイント通過記録

足利発     8:45
二荒山神社到着 10:20
スタート地点  10:44
3合目     11:17
4合目 11:44
5合目 12:05
6合目 12:24
7合目 12:59
8合目 13:24
9合目 13:55
頂上 14:16(登山3時間32分)


下山開始    14:42
9合目     14:56
8合目 15:09
7合目 15:29
6合目 15:48
5合目 15:59
4合目 16:12
3合目 16:29
1合目 16:47
入口到着   16:51(下山2時間9分)

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