「平成22年8月21日(土) 愛知県東海市介護事故」 について
ただの個人的な備忘録として ブログに残すつもりでしたが、
同じような境遇のかたが多いのを知り、社会的な問題として取り上げます。
改めて説明します。
私の父は、人工透析43年で身体障害者1級、要介護5のカラダ
車椅子を利用するようになったのは 事故の起きる3年ほど前からです。
介護サービス事業者には平成22年から依頼しましたが、
それまでは 私が自分の車で透析のクリニックの送迎をしていました。
しかし私一人では無理があり、ギックリ腰を5回ほどやり腰痛が慢性的になりました。
これでは、もしもの時に父を介助できないと感じ 介護サービス事業者に送迎を依頼したのです。
特定非営利活動法人東海市在宅介護家事援助の会 「ふれ愛」
ヘルパーは2名、車椅子ごと乗り込めるスロープ付きの軽のワンボックスカーでの送迎です。
事故は平成22年8月21日(土)朝8時15分頃に発生しました。
以下の2枚の報告書は、東海市在宅介護家事援助の会 「ふれ愛」からのものです。
事故報告書 提出日22年8月23日
事故区分 加害者
警察届け 未
処置 人身
保険会社連絡 朝日火災海上保険株式会社
1.事故発生日時 22年8月21日(土曜日)8時15分
2.事故発生状況 車イスに移乗させ、移送車(17-51)のスロープを押し上げた。
途中で前輪が浮き上がり、「父」が後方へ倒れ 「ヘルパー」の右肩に後頭部があたったと思われる。
3.事故発生場所 自宅
4.事故区分 その他
5.損害の状況 「父」 頚椎の一ヶ所が骨折
6.該当車両 車イス車:17-51 7.
事故処理内容 21日(土)夕方「父」「ケアマネ」より「首が痛い」との連絡があり ○○病院にお連れする。
レントゲン、CTの結果 頚椎の一ヶ所に骨折があった。
首の保護器装着、痛みどめの飲み薬をもらう。
8.事故発生原因 別紙
9.事故対策 車イスを操作する時は、ひじを両脇につけ 腕を伸ばすことなく、歩行前進する。
事務局記入欄
再発防止策 従来の車イスは不安定なので 安定性のある車イスに交換する。
平成22年8月21日(土)事故状況
事故発生原因(推定)
1.「父」は重いので 足をふんばって勢いをつける形で押し上げた。
2.車イスの前輪がセーフティーベルトの金具にあたり 前輪が浮いた。
「ヘルパー」の腕が伸びきっていたため、押さえきれず 前のめりになった。
3.「父」が後方へ倒れかかり、「ヘルパー」の体で支える形になった。
その時 「父」が「ヘルパー」の右肩にあたり受傷したと思われる。
4.レントゲン 第4頚椎骨折
これが救急で運ばれた病院での診断書です。
(脳神経外科も別にあります)
この後、第4・5頚椎部棘突起骨折 第4・5頚椎椎弓骨折
脊髄損傷(せきずいそんしょう) 後遺症・合併症 神経が麻痺、そして褥創(じょくそう)で
今も入院しております。もう数ヶ月 点滴だけです。1月14日(土)「胃ろう」のオペの予定でしたが、炎症反応が高いため延期しました。
見解
1.「事故発生原因(推定)」・・・「推定」とありますが、
話をヘルパー本人に聞いたところ、記憶が無いらしく気付いた時には自分も転倒していたそうです。
もう一人のヘルパーも異変に気付かなかったのです。
唯一の目撃者は私の母親です。
ちょうど洗濯物を干しており、車椅子の後退防止ベルトもしないで大丈夫?、と心配しながら見ていたら
ヘルパーが勢いをつけて車椅子を押し、前輪が浮き上がり車椅子ごと後転してヘルパーも転倒したのです。
2.「・・・(父)は重いので」・・・私の父は当時、身長約167センチ 体重 53~55kgです。
人工透析をしていますので、体重に関しては毎回計りますので病院のカルテにあります。
3.「再発防止策」の欄にある「従来の車イスは不安定なので・・・」とありますが、
この車イスは他の介護サービス事業者からレンタルしていた規格品です。
私個人の見解としては、なんら問題のない通常の車椅子です。
この車椅子が原因なら、全国に何百、何千と同じものがあり危険な状態のはずです。
製造物責任法で消費者庁に訴えないといけないはず。
私が、東海市在宅介護家事援助の会 「ふれ愛」の佐々木理事長に この事を提言したら何も発言しませんでした。
明らかに 「事故発生原因」の責任転嫁です。
備考
当日は、介護サービスのヘルパーの方は この事故のあと 病院に連れて行くこともなく、
そのまま人工透析のクリニックに送迎したのでした。
そして今回の事故は、上司にも会社にも報告は全くしていないのでした。
父が人工透析から帰ってきて、ひどい頭痛を訴え
介護サービス会社に連絡しても「何も知らない」ということで判明しました。
事故の2日後の午後 平成22年8月23日(月) 、介護サービス会社の責任者が訪問して
私が「今回の事故は、どこまで報告されているのですか?」と尋ねると
「どこにも報告していません」、という返事でしたので
私が、「それなりの報告をしてください」とお願いして作成してもらった事故報告書です。
この報告書の写しも 数ヵ月後に頼んでから もらいました。
事故を起こしたヘルパーの方にも 一度お会いして詳しい話しを聞きたいのでしたが、
この一年まったく お会いできませんでした。というより一度も会ったことがありません。
去年7月 介護サービス会社の責任者の方が来たので、事故を起こしたかたは辞められたのですか?
と尋ねると、「いいえ、まだ当社で働いております」という返事でした。
いたのなら一度ぐらい顔を・・・
追記
東海市在宅介護家事援助の会 「ふれ愛」の佐々木理事長は、この事故の過失を100%認めておりましたが、
事故の2日後の診察で、父の保険証を使わして欲しいと言われました。(疑問を抱きましたが・・・)
特定非営利活動法人東海市在宅介護家事援助の会 「ふれ愛」は、
2011年の第三者評価・外部評価を受けておりません。
通所介護事業所(デイサービス)に限定しているものと思われますが、
病院送迎の比率も高いので そちらの面の第三者評価・外部評価が必要では?
特定非営利活動法人東海市在宅介護家事援助の会 ふれ愛 介護事業者情報
特定非営利活動法人東海市在宅介護家事援助の会 ふれ愛の外部評価結果
ただの個人的な備忘録として ブログに残すつもりでしたが、
同じような境遇のかたが多いのを知り、社会的な問題として取り上げます。
改めて説明します。
私の父は、人工透析43年で身体障害者1級、要介護5のカラダ
車椅子を利用するようになったのは 事故の起きる3年ほど前からです。
介護サービス事業者には平成22年から依頼しましたが、
それまでは 私が自分の車で透析のクリニックの送迎をしていました。
しかし私一人では無理があり、ギックリ腰を5回ほどやり腰痛が慢性的になりました。
これでは、もしもの時に父を介助できないと感じ 介護サービス事業者に送迎を依頼したのです。
特定非営利活動法人東海市在宅介護家事援助の会 「ふれ愛」
ヘルパーは2名、車椅子ごと乗り込めるスロープ付きの軽のワンボックスカーでの送迎です。
事故は平成22年8月21日(土)朝8時15分頃に発生しました。
以下の2枚の報告書は、東海市在宅介護家事援助の会 「ふれ愛」からのものです。
事故報告書 提出日22年8月23日
事故区分 加害者
警察届け 未
処置 人身
保険会社連絡 朝日火災海上保険株式会社
1.事故発生日時 22年8月21日(土曜日)8時15分
2.事故発生状況 車イスに移乗させ、移送車(17-51)のスロープを押し上げた。
途中で前輪が浮き上がり、「父」が後方へ倒れ 「ヘルパー」の右肩に後頭部があたったと思われる。
3.事故発生場所 自宅
4.事故区分 その他
5.損害の状況 「父」 頚椎の一ヶ所が骨折
6.該当車両 車イス車:17-51 7.
事故処理内容 21日(土)夕方「父」「ケアマネ」より「首が痛い」との連絡があり ○○病院にお連れする。
レントゲン、CTの結果 頚椎の一ヶ所に骨折があった。
首の保護器装着、痛みどめの飲み薬をもらう。
8.事故発生原因 別紙
9.事故対策 車イスを操作する時は、ひじを両脇につけ 腕を伸ばすことなく、歩行前進する。
事務局記入欄
再発防止策 従来の車イスは不安定なので 安定性のある車イスに交換する。
平成22年8月21日(土)事故状況
事故発生原因(推定)
1.「父」は重いので 足をふんばって勢いをつける形で押し上げた。
2.車イスの前輪がセーフティーベルトの金具にあたり 前輪が浮いた。
「ヘルパー」の腕が伸びきっていたため、押さえきれず 前のめりになった。
3.「父」が後方へ倒れかかり、「ヘルパー」の体で支える形になった。
その時 「父」が「ヘルパー」の右肩にあたり受傷したと思われる。
4.レントゲン 第4頚椎骨折
これが救急で運ばれた病院での診断書です。
(脳神経外科も別にあります)
この後、第4・5頚椎部棘突起骨折 第4・5頚椎椎弓骨折
脊髄損傷(せきずいそんしょう) 後遺症・合併症 神経が麻痺、そして褥創(じょくそう)で
今も入院しております。もう数ヶ月 点滴だけです。1月14日(土)「胃ろう」のオペの予定でしたが、炎症反応が高いため延期しました。
見解
1.「事故発生原因(推定)」・・・「推定」とありますが、
話をヘルパー本人に聞いたところ、記憶が無いらしく気付いた時には自分も転倒していたそうです。
もう一人のヘルパーも異変に気付かなかったのです。
唯一の目撃者は私の母親です。
ちょうど洗濯物を干しており、車椅子の後退防止ベルトもしないで大丈夫?、と心配しながら見ていたら
ヘルパーが勢いをつけて車椅子を押し、前輪が浮き上がり車椅子ごと後転してヘルパーも転倒したのです。
2.「・・・(父)は重いので」・・・私の父は当時、身長約167センチ 体重 53~55kgです。
人工透析をしていますので、体重に関しては毎回計りますので病院のカルテにあります。
3.「再発防止策」の欄にある「従来の車イスは不安定なので・・・」とありますが、
この車イスは他の介護サービス事業者からレンタルしていた規格品です。
私個人の見解としては、なんら問題のない通常の車椅子です。
この車椅子が原因なら、全国に何百、何千と同じものがあり危険な状態のはずです。
製造物責任法で消費者庁に訴えないといけないはず。
私が、東海市在宅介護家事援助の会 「ふれ愛」の佐々木理事長に この事を提言したら何も発言しませんでした。
明らかに 「事故発生原因」の責任転嫁です。
備考
当日は、介護サービスのヘルパーの方は この事故のあと 病院に連れて行くこともなく、
そのまま人工透析のクリニックに送迎したのでした。
そして今回の事故は、上司にも会社にも報告は全くしていないのでした。
父が人工透析から帰ってきて、ひどい頭痛を訴え
介護サービス会社に連絡しても「何も知らない」ということで判明しました。
事故の2日後の午後 平成22年8月23日(月) 、介護サービス会社の責任者が訪問して
私が「今回の事故は、どこまで報告されているのですか?」と尋ねると
「どこにも報告していません」、という返事でしたので
私が、「それなりの報告をしてください」とお願いして作成してもらった事故報告書です。
この報告書の写しも 数ヵ月後に頼んでから もらいました。
事故を起こしたヘルパーの方にも 一度お会いして詳しい話しを聞きたいのでしたが、
この一年まったく お会いできませんでした。というより一度も会ったことがありません。
去年7月 介護サービス会社の責任者の方が来たので、事故を起こしたかたは辞められたのですか?
と尋ねると、「いいえ、まだ当社で働いております」という返事でした。
いたのなら一度ぐらい顔を・・・
追記
東海市在宅介護家事援助の会 「ふれ愛」の佐々木理事長は、この事故の過失を100%認めておりましたが、
事故の2日後の診察で、父の保険証を使わして欲しいと言われました。(疑問を抱きましたが・・・)
「第三者行為により医療機関で治療を受けた際には、保険者証および以下の書類を添えて早急に申請していただくことになります」
とありますが、一向に特定非営利活動法人東海市在宅介護家事援助の会 「ふれ愛」側が動きませんので、
約1年後 私が「東海市役所 国保課」で処理しました。
特定非営利活動法人東海市在宅介護家事援助の会 「ふれ愛」は、
2011年の第三者評価・外部評価を受けておりません。
通所介護事業所(デイサービス)に限定しているものと思われますが、
病院送迎の比率も高いので そちらの面の第三者評価・外部評価が必要では?
特定非営利活動法人東海市在宅介護家事援助の会 ふれ愛 介護事業者情報
特定非営利活動法人東海市在宅介護家事援助の会 ふれ愛の外部評価結果
- 「愛知県東海市介護事故」 備忘録
- 父 他界 平成24年2月11日(土) 「愛知県東海市介護事故」
- 「愛知県東海市介護事故」 疲れ果て、心も体もボロボロになり まともな判断力も失います
- 「福祉国家とは呼べない日本」 「愛知県東海市介護事故」
- 介護保険による「介護事故」のガイドラインとは
- 鈴木淳雄 知多北部広域連合長(愛知県東海市長)から回答 「事故の責任の有無については、基本的には利用者と事業者の契約」
- 東海市「ふれ愛」に「知多北部広域連合」が立ち入り調査に入ったらしい 「愛知県東海市介護事故」
- Special thanks to Dr.西脇洋、 Dr.太田和宏、Dr.大島伸一 人工透析の父の恩人 「東海市介護事故」
- 拝啓 鈴木淳雄 知多北部広域連合長 (愛知県東海市長) 「愛知県東海市介護事故」
- 鈴木淳雄 知多北部広域連合長(愛知県東海市長)から回答 「愛知県東海市介護事故」
- 「平成22年8月21日(土)発生 愛知県東海市介護事故」
- 私は「福祉」「介護」の裏側の問題を中心にブログで取り上げます。
- 「介護事故」は どこも介入してくれないのか? 「愛知県東海市介護事故」
- 謹啓 小宮山 洋子厚生労働大臣 「愛知県東海市介護事故」
- 2012/01/11 今日のつぶやき この先 「福祉 介護」は大丈夫であろうか・・・「東海市介護事故」
- 2012/01/10 今日のつぶやき 「東海市介護事故」情報の公開で再発防止に努めるべき
- 「愛知県東海市介護事故」 依然として回答なし
- 2012/01/06 今日のつぶやき 「愛知県東海市介護事故」 父が入院して丸一年
- 2012/01/05 今日のつぶやき 「福祉、介護、医療」 一握りの市民の声は届かないのか・・・「愛知県東海市介護事故」
- 2012/01/04 今日のつぶやき 「福祉、介護、医療」 鈴木淳雄 知多北部広域連合長(愛知県東海市長)
- 拝啓 鈴木淳雄 (愛知県東海市長)知多北部広域連合長 【愛知県東海市介護事故】
- 障がい者にも 要介護のかたにも「人権」があるのです。 「愛知県東海市介護事故」
- 「知多北部広域連合」が福祉や介護に対する役割とは 「愛知県東海市介護事故」
- 個人的な示談で済ませてはいけないのである。 「愛知県東海市介護事故」
- 今回の介護事故は、「当事者だけの示談」ですませ 行政はノータッチで進めたいらしい 「愛知県東海市介護事故」
- 介護サービス事業者による介護事故の市町村の対応 「愛知県東海市介護事故」
- 愛知県東海市介護事故 「愛知県健康福祉部高齢福祉課」からの回答を待ちます
- 【アーカイブ】「介護現場での事故に対する訴訟」(All About「介護・福祉業界で働く」)
- 「インフォームド・コンセント」 東海市「ふれ愛」 愛知県東海市介護事故
- 東海市在宅介護家事援助の会 「ふれ愛」 愛知県東海市介護事故
- 「愛知県健康福祉部高齢福祉課」からの回答 「愛知県東海市介護事故」
- 自治体が動かないのなら 自分のできるところまで 愛知県東海市介護事故
- 依然として「介護事業所」などの不祥事 「社会福祉法人」「社会福祉協議会」までも
- 「福祉介護」の表と裏 「過ちを繰り返さないこと」
- 自分の将来も「福祉介護」「医療」にお世話になるのですが・・・
- 介護サービス施設・事業所の経営状況の改善も重要ですが、サービスの質の改善も重要です。
- 厚生労働省が見てくれています 愛知県東海市介護事故
- 日本の福祉介護システムには、危機管理マニュアルはないのかも
- 「介護サービス事業者」を認定した機関が、その後も管理指導するべきでは 愛知県東海市介護事故
- 参考資料 公的機関など 愛知県東海市介護事故
- 黙認される「介護事故」 放置される「介護事故」 愛知県東海市介護事故
- 愛知県東海市介護事故 備忘録 「理不尽な介護事故」
- 愛知県東海市介護事故 備忘録 2011年9月12日 「療養病床」から「一般病床」へ逆戻り
- 愛知県東海市介護事故 備忘録 2011年9月6日 「賠償責任保険」に加入していない
- 福祉介護で困ったことがあったら、どこに相談すればいいの?
- 愛知県東海市介護事故 備忘録 2011年9月2日
- 愛知県東海市介護事故 備忘録 2011年8月31日
- 「医療」「福祉」「介護」って難しい、現実は甘くないですよ
- 「介護事故」に自ら積極的な自治体もある
- 「福祉介護」 公的機関の取り組みは?
- 「福祉介護」の情報が少ない現状 2
- 「福祉介護」の情報が少ない現状 1
- 名前だけの「福祉介護」はいらない 愛知県介護事故を経験してわかったこと
- 「これからの福祉介護社会に向けて」 愛知県介護事故を経験してわかったこと
- 愛知県東海市介護事故 備忘録 2011年8月10日 「介護サービスの管轄がどこなのか」
- 愛知県東海市介護事故 備忘録 2011年8月9日「東海市役所 国保課」
- 愛知県東海市介護事故 備忘録 2011年8月9日 「東海警察署」
- 愛知県東海市介護事故 備忘録 2011年8月5日「知多北部広域連合」
- 愛知県介護事故 人工透析の父について
- 愛知県介護事故 備忘録 2011年8月3日
- 愛知県介護事故 備忘録 2011年7月31日 「事故報告書」
- 愛知県介護事故 備忘録 「介護事故」とは
- 愛知県介護事故 備忘録 介護事故の概要
- 愛知県介護事故 備忘録 2011年7月24日
- 長い沈黙から・・・