mon avis, ...etc.

とりあえず、時々デス。

je suis venu vous dire...

2013-07-28 01:41:49 | 映画
重症の‘若尾熱’に侵されてるからって、ゲン様への愛をサボったりはしませんよ。
早速、観てきましたよん。


『je suis venu vous dire...』2011年 Pierre-henry.Salfati 監督

あっという間の99分でした。私は、長年にわたるゲンズブール病患者なので、知ってる映像、知ってる言葉が多いけど、でも、掘り出しモノのシーンも意外とあって、なにより、本人語りですから、しびれるのなんの、久々に没頭、興奮しました~。


で、なんかね、とってもかわいかった。ゲン様の厄介な露悪面がカットされてて、飾りなく本質だけ語らせたという感じ。てか、膨大な資料から、そういう貴重な部分を探し集めて、切り取って組み立てたわけですものねー、スゴイ大変な仕事だったんだろうなあ。こんなにも飾りのないゲン様って・・・ちょっとステキすぎて困るくらいでした。


この優しい顔!もうたまりませんねー。あの頃のジェーンBも、ホントたまりませんなぁ。



そして、ゲン様の‘エレガント’は、どんなに隠そうとしても、ね、指先に出てしまうのでした。
で、以前にも書いたけど、やっぱ彼は、本物のヒューマニストだから、こんなにも優しくて美しいのだと。ますます確信し、ますます惚れてしまうばかりです。この映画は、美しいというより、ものすごくかわいらしかったけどね。

んで、まあ、ドキュメンタリーですし、内容や感想をどうこうってのもなんだかってか、私は、そういうの難しいので(笑)。いつものように、以下は、とあるシーンの話で、終了します。はい。

初見の秘蔵映像の中で、私が、個人的に、特に食いついたのは、ルーブル美術館でゲン様が語るシーンでした。そりゃまあ、大好きな場所ですしね。で、まあ、ドラクロワやジェリコーは、なんとなくそうだろーなぁという感じだったんだけどね、マンテーニャの‘聖セバスチャンの殉教’!ですよっ。なんと、これに食いついて(?)ひとしきり語ってたので、ワ!新発見!って感じで、すごく胸がザワザワしました。
   
やっぱ、ゲン様もセバスチャン派(?)か、わーい!と嬉しくなるって、まあホント個人的な趣味ですけど。
三島由紀夫もコレですし・・・って、ゲイの感覚だからってことじゃないですよ、私も好きなんで、なんとなくコレに食いつく感性を共有してるんだ~という、確かなる発見というか、妙な共犯意識(?)というか、もうなんとも嬉しくて!デス。ま、そういう、なんとなく感覚の一致するとこがあるからこそ、こんなにゲン様好きになったんだろうと思うので、当然っちゃあ当然なんだけどね。でも、今まで、絵といえばベーコンの話ばっかだったから、不意に、また一段とゲン様が近くなった気がして、とても嬉しかったのでした。

てなことでした。
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若尾さんの映画

2013-07-26 01:28:04 | 好き嫌い
さてさて、半年の間、ため込んでた映画の記事をあげようかと思うと、
むこう三ヶ月くらい、毎日、若尾さんの映画の話になっちゃうなあ(笑)・・・とね。
それもなんなので、とりあえず、今日のところは、一番好きなのを書いておこうかな・・・と。

ですが、これが難しい。1番は選べないです、なかなか。てか、ベスト10選ぶのも容易じゃないよ。
なにしろ作品数は多いし、若尾さんはいつもステキだし、観るたび順位は色々入れ替わるですよ。

そんなわけで、今のところ、ていうか、ここしばらくの間、一番好きな3本ってことにした。つまり、ベスト3なんだけど、でも、この3本、順位はないです。どれも1位!なんス。てことで、同着1位の3本がコレです。↓↓↓ 




清作の妻 1965年 増村保造監督
青空娘 1957年 増村保造監督
赤線地帯 1956年 溝口健二監督

映画の中身については、また改めて書こうと思ってるけど、やっぱ増村作品の得点(?)が高いなあ・・・。実は、次点争いが、『最高殊勲夫人』、『華岡青洲の妻』、『祇園囃子』だったので、ここにも2作品入ってるし・・・てか、溝口作品もカタいなあ、たった2作品で共ににランクイン(?)だし。若尾さんのフィルモグラフィーは160本越えてるってことなので、2/160の確率ですもの。てか、多分、私じゃなくても、必ず2作共ベスト10入りするはずだから、それはまあ、やっぱ溝口健二は名匠だったってことなのね。
んで、『赤線地帯』は、なんつっても、私の‘若尾熱’発症のきっかけになった作品ですし、コレを観てなければ、若尾さんに出会うことも、古い邦画を見出すこともなかったわけなので、なんか感謝の気持ち(?)も大きくて・・・なので、おそらく生涯不動のベスト3ってことになりそうです。が、このジャケット写真、肝心の若尾さんが・・・なので、オマケにもう一枚貼っときます(笑)
 なんかヒドいなぁ、コレ(苦笑)


全盛期(?)には、一年に10本も撮ってたというから、そりゃまあ、やっつけ仕事みたいな作品とか、流行に乗っかっただけの、んーなんだかなあ??というような作品も、結構あります。今と違って、会社の専属だから、仕事を選ぶのも難しい時代だったでしょうしね。なので、正直、名作率は低めですけど、それでも、今見ても、納得の名作!といえる作品はいくつもあるし、それに、作品の出来はともかく、何より、これぞ名演技!というようないい芝居を、若尾さんはしているので、てか、若尾さんの演技法(?)が、私はすごく好きなので、観るたび熱はあがります。それは、駄作を見ても、名作を見てもデス。
多分、若尾さんは、芝居感覚が、あまり日本人っぽくないんですよね。とても独特で確固としている。セリフ回し、所作、役作り、諸々の部分で、ドヌーブさんにちょっと似ていて、独特の個性があるので、そこらへんが私のツボにドカーンとハマッた様な気がする。うまくいえないけど、私演じてますっていうようなヘタな演技をしないとこ、あれこれ演じてないような顔して、しっかり役の肝をつかみきってるっていうようなとこデス。それと、エスプリかなあ。なんたって、私が大嫌いだった、ジメジメとタル~い邦画の空気を、吹き飛ばしてくれちゃう不思議な佇まいでね、コレがなにより若尾さんの一番の魅力かなあ、私にとってはね。そうそう、まさにアプレな感じ??ってか??(←古い邦画観てなきゃ出てこない言葉だよね・・・笑)

いやその、フランスかぶれの私が、こんなにハマってしまう理由が確固としてあるわけなんです、若尾さんには。って、こじつけるわけじゃないけど、きれいなだけじゃない、エロいだけじゃない、明るいだけじゃない、悪いだけじゃない、フクザツで妙味満載、洞察深しでね、なんともフランス味たっぷりなのデス。案の定、てか、実際、フランス人受けはすごくよいらしく、向こうでも結構人気あるみたいだしね。んでもって、特にフランス人が好むのは、『赤い天使』『刺青』『卍』あたりだそうで、ん~そうだろうなぁーと、それも納得です。増村映画は、とってもフランス向きかもしれないなあ。


と、まるでまとまらない、ヘンな記事ですが(毎度のことか)、今日はこの辺で。




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たまんねーなぁ

2013-07-24 03:31:25 | つれづれ・・・
楽しいネタも、ずいぶん貯めこんでいて、楽しい記事を書いていこうと思ってるのに・・・
なかなか予定通りにはいかないのよね。生活も人生も‘水もの’なんだわ・・・とな。

久しぶりに、最低最悪の舞台を観てきてしまいました。わざわざ時間やりくりして、昼間っから出かけてな。
が、友達が出ているので、はっきりとは書けない。が、憤怒鬱憤がたまってどうしようもない。
なんとか忘れよう、今日の観劇はなかったことにしようと、無理矢理に寝てしまおうとしたんだけど、結局、安眠できず・・・ここに至る次第。

で、やっぱり具体的なことは書けないけれども、劇場は銀座のど真ん中でしてね、そこそこお客さんも入ってましてね、夏休みの子供たちもね。よくもまあ・・・しかしまあ・・・いまだに、こんな子供騙しの学芸会で金とってんのかよ!?と、絶句。
ある程度、クオリテイの低さは覚悟していたものの、ここまでとはなあ・・・怒りを通り越して、感情がフリーズしてしまいました。
ま、ほとんどは、役者の責任ではなく、演出の問題ですけど。あんな芝居をさせてる演出が最低最悪なんだけど、それにしてもありえない。ありえない舞台が、元気にくりひろげられているという悪夢のような現実に、背筋が寒くなったデス。なんか、政治と同じなんだなあ、文化も。進歩しない、成熟しない。やっぱ日本の未来ってお先真っ暗だよなーと絶望的な気持ちになって哀しかった。
いや、コレに限らず、この国の演劇のレベルは確実に退化しているデス。どっちを向いてもね。どこもここもシロウト化。それは、まあ演劇だけじゃないかもしれないけど・・・。

それでもまあ、そんな中で、くさることなく、マイペースを維持して、自分の芝居の質を落とすことなく出番をこなしてる友達は、エライなあーと思いました。ま、そこで流されちゃうような役者だったら、つきあいは続いてないか。なので、本人に対しては‘よくがんばったね’と労いの言葉かけるのみです。はい。

まあ、すべては演出家の責任。それでも、何人かの大人の役者は(すごく数少ないけどな・・・)それなりにちゃんとした仕事をしているわけで・・・つまり、おおかたの役者の酷い演技は、演出家のせいとはいえ、やっぱり本人のクオリテイの問題もあるわけなんだよなあ。

やっぱり、基本は大事。まずは基礎を身に着けて、個性の発揮はそれからの話だと思うんだよね。
基礎が個性を阻害することはないけど、基礎のない演技は、個性を犬死にさせるです。

こういう、うわっつらやっつけの芝居は、役者にとっても観客にとっても、すべてが浪費になるよ。
なにも身につかないまま、クセだけがついてくし、時間を返せ!金返せ!!ってな。

んー、書いたからって、スッキリはしないね。が、とりあえず、これで寝ようっと・・だな。
今週から、夏休みのラジオ体操が始まってるし、また大音量で早~くに叩き起こされるしね。
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さて、

2013-07-22 23:52:13 | つれづれ・・・
選挙が終わりましたね。
ブログに書かなかっただけで、頭に血がのぼりやすい私のことですから(笑)、
脳の一部分は、ずっと選挙一色だったわけで・・・ホントしんどかった。
ま、脳のまた他の一部分は‘若尾熱’で、なんだか日々しあわせでしたけど(笑)。
で、選挙結果は、またしてもう~んざりだけど、ま、これがこの国の現実だもんね、しょうがない。

そんな中、吉良さんと太郎ちゃんがうかったってことは、◎だったね。つまり、世論は反原発だってことだし、その声は思ったより大きく出たよね。
それに、共産党が伸びたってことは、やっぱ改憲はヤバイし国防軍はヤダってことじゃね??まともな国民の声はさ。
ま、だからって、シンゾーの暴走は止まらないかもだけど、わかんないよね、完全に絶望するのはまだ早いかもね。と、ささやかながら、ちいさな希望が芽吹いたのかも??かしらね。

ところで、これから6年間、たっぷり税金を喰らう議員の顔をしっかり見といてやろうと、明け方まで、当選者のバンザイをえんえんと全員分見ました。んで、途中で気づいたのは、自民党当選者のヅラ率の高さです。ま、絶対数が多いから、率が高く感じるのかもだけど・・・。
選挙って、ハゲは不利なのかしらね?? へんなヅラかぶってるより、自然なハゲの方が、私はかっこいいと思うけどなあ。と、そんなことを考えながらの徹夜でした。

というわけで、今日は書いたけど、これからも政治の話は、なるべくセーブする予定です。どうしても具合が悪くなっちゃうし。書かないつもりだけど、私はきっと変わらないなあ・・・ムカつくことが多すぎる。
願わくば、シンゾーちゃんの顔を見なくてすむ日が、一日でも早く来ますように!!と、むなしい夢を見るばかりデス。

ところで、昨日から、いきなりギックリ腰です。何をしても、死ぬほど痛~いッス。てか、ほとんどまともに動けないス。
色々なことが片付いてきて、ホッとしたのかなあ、私。んで、ずーーっとたまってた疲れがドッと体に出たんかな・・・と思ってるとこ。ま、ギックリ腰はいずれ治るし、初めてじゃないし、なんとかなるデス。体の痛みは、精神的な地獄に比べたら天国だと思うデス。なんつってな。痛いっ!が、生きてる証だなあ。。。

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引き裂かれる。

2013-07-20 01:09:36 | ひとりごと
ところで、重症の‘若尾熱’で困っている(?)私の悩みは、とてもくだらないけど、とても深刻なことです。
私にとって、永遠に世界一の女優さんといえば、ドヌーブさんなわけですよ。ずっとずっとね。それはもう、不動の愛なわけですが・・・
いきなり、若尾さんのことが、すっかり同じくらい好きになっちゃったのでね。これは困った事態でもあるわけです。んー、世界一が二人ってのはまずいかなあ・・・。
なんかもう、どっちが一番といえないくらいになっちゃってて、困った。二人は、くらべられない・・・。
若尾さんは日本一ってことでいいかな・・・なんて妥協も出来ないし。

バカな悩みだ。一度に二人を同じくらい愛してもいいじゃねーか。それは可能だーー!!と叫ぶしかないか(笑)。

自慢じゃないけど、好きになって、たった数ヶ月の間に、若尾さんには、もう2度も直にお会いしちゃってまして、なんか、そういう運がよすぎるんだよなー、私。一生に一度でも会えたらしあわせっと思う人に、会えてしまうしあわせ。
ドヌーブさんとは、かれこれ5回もお会いしてるし。ま、これだもの、他のことが不運続きでもしょうがないよね。神様は、うまいこと運を配ってくれてるんだよなーと思うしかないや。ありがたいことです。セ・ラ・ヴィです。これが人生です。ん??


さて、そんな心配はないのだけど、もしも、ドヌーブさんのトークショーと、若尾さんのトークショーが、同じ時間にあったら、私はどうすればよいのだろう・・・一体どうするのだろう・・・引き裂かれる思いだ。と、ノー天気でおしあわせな悩みだなあ(笑)。

お会いした時、同じくらい舞い上がって、同じくらい興奮したのだけど、若尾さんは日本語が通じるので、きっと自分が落ち着けば、交わせる言葉がもっとあるんだろうなあ・・・なんて、ま、会ってしまえば、きっと頭に血がのぼって、ろくに話なんて出来なさそうだけどね。
実は、大好きなこの二人の女優さん、すごく似てるところがあるんです。あー、だから私は、この人がものすごく好きなんだなあと、つくづく思うところ。それをうまく説明してみたいのだけど、そんな説明、誰が聞きたいかなあ~??と、ふと、客観的に自分を笑いたくなったりもする・・・
ま、つまりは、しあわせなひとりごとだわね。
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