昨晩の出来事だ。春を告げるチーズ「ペライユ」を味見しつつ、それに合わせてクアトロ新着ワイン「サン・ヴェラン」を飲んだ。何と素晴らしい味わいと感心してしまった。程よい樽香にシャルドネ本来のミネラル感に果実味も充分だった。白ワインでは最高峰と思われる「モンラッシェ」を思い浮かべる味わいである。ペライユとの相性も良かったのだろう。もう地球が滅亡しても良いような至福感に浸っていると、クアトロ以外に人の気配を感じない。人類は滅亡してしまったのだろうか。豊四季という大都会にクアトロだけが取り残されてしまったのだろうか。人類が滅亡してもレンタルDVDはちゃんと返却しなくてはいけないと決心してともかく帰宅することにした。
サン・ヴェランの幸せな余韻も消え、自宅へと向かう帰り道、電灯のついた家は多いが、はたして生き残った人類はいるのだろうか。
家にたどり着く。居間へ入る、すると闇の中からぬくっと起きあがる・・・。
※レジェンドな味わい「サン・ヴェラン2006」ボトル¥4500で販売中。