徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

日本で緑茶を買う

2006-08-12 21:12:53 | Weblog
研究室の学生(ドイツ人)が、日本で行われた学会に参加し、先日帰国した。昨日、その彼と帰国後初めて話す機会があった。

普段、ランチをして、コーヒーを飲む私たち。昨日は、ドイツ人3人が先にコーヒーを飲んでいて、私とロシア人が後から合流した。合流した瞬間、日本に行っていた学生が、

あお、手伝ってもらいたいことがあるんだけど

それは・・・どんなことかしら。

日本で緑茶を買ってきたんだけど、どうしたらいいのかわからないんだ

あ、そんなこと。「もちろん」と言って引き受けた。

が、ちょっと不安になった。外国の人って、中国語と日本語の区別はつかない。彼は「日本」に行ったはずだから、間違いなく日本語だろうけれど、念のため確認しておこう、と思って聞いた。

それは、日本語で書かれているんだよね?

ドイツ人は「そうだよ」と答えた。そうしたら、ロシア人が

何で日本語って分かるんだよ

と聞いた。ドイツ人は、

だって、「僕」が日本のスーパーで買ったんだよ

と答えた。その時点で私は一安心。日本のスーパーで外国語で商品の説明がされていることはまずないでしょう。
なのに、

ロシア人:でも、だからって、日本語とはかぎらないんじゃん?中国語かもよ
ドイツ人:日本には中国人はほとんどいない。よって、日本語!!

え??いやいや、待て待て。中国人、結構いるんじゃないのか?と思っていたら

ロシア人:あお、日本に中国人はいないのか?

半分冗談が入っているにしても、こんな不毛な会話、終了させたい・・・

私:中国人はいる。チャイナタウンもあるし。でも、スーパーで買ったものは日本語の説明は必ずついている

やっと会話が終わった・・・

コーヒーを飲んだ後、ドイツ人のオフィスに行き、緑茶を見せてもらった。ティーバッグの緑茶とパウダー状の緑茶、合計3袋。

日本=緑茶のイメージなのかしら。もっとおいしいお菓子とか、いろいろあるのに。もったいない。

彼は、日本のとあるアニメが好きなようで、パソコンの壁紙もそのアニメのものになっていた。「好きなの?」と聞いたら、「好きなんだよ~。コミックスも買ってきちゃった。日本語だから読めないんだけどね」と言っていた(私も、好きなアニメのドイツ語版のコミックスを買った。読めないんだけど)。でも、大学の語学センターで日本語コースを取ろうと思っているんだ、と言っていた。

日本では京都と奈良に行ったらしい。そして

僕の期待はすべて満たされたよ

と満足そうだった。よかった。
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