日本の住宅建替えサイクルは約30年と言われています。展示場来場者の方から、この展示場の耐用年数を聞かれますが、私達が建替えを行っている建物の多くは構造的に寿命を全うしたものはほとんど見受けられない。それよりも冬寒い・夏暑いといった住み心地を云われる方が多くいます。他にガレージスペースを増やしたい・細かな部屋をワンルームに広げたい等ライフスタイルの変化に対応出来ない等があります。
上記のような事を勘案しますと住宅の予算のかけ方の順番を考えますと
1.住宅性能
2.プラン
3.設備仕様
4.仕上げ工事
と言う順番になり、快適な住み心地を維持する上で住宅性能にまずは予算をかけるべきです。何せ住宅性能に関する工事は後でやることが不可能ですので充分に検討する事が必要です。
2番目にプランが上げられますが、ライフスタイルの変化を想定しフレキシブルに対応できるような計画が好ましく思います。例えば2人のお子様が居られると2つの子供部屋を作り、2つのクロークを設けるという風に固定してしまうのではなく、将来趣味の部屋やリビングやどのような変化にも対応出来るようにする為には、可能な限り広い空間にしておき、収納は移動可能な家具で考えた方がコストも下がるし将来にわたってフレキシブルに対応する事が可能になります。
3・4番目の仕様ですが、GAS・IH・オーブン・食洗機といった設備器具は約15年の使用でリフォームが生じると思います。当然気に入ったものをセレクトする事は大事ですが、住宅性能やプラン以上に優先されるものではないでしょう。
住宅計画がこのような考えでなされれば、北欧のように100年住宅も夢ではないでしょう。何せ地球温暖化防止にも役立つし、しいては家計にも優しくなります。
これからはお家を建てられる方も勉強する事が必要です。
ロイヤルフォートスウェーデン 千里大阪店ではこのような勉強会を月2回程度開催しています。今すぐ計画がない方でも事前にしっかりと勉強しておく事は必要です。
ご参加希望の方はロイヤルフォートスウェーデン 千里大阪店
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