QAZのつれづれ日記

  思いついたことを気ままにブログで

海沼實と川田三姉妹 (1)

2016年08月30日 | 音楽

よく知られた童謡の名曲に「里の秋」、「みかんの花咲く丘」があります。
ともに日本を代表する童謡作曲家、海沼實が作曲、往年の名童謡歌手、川田正子が歌っています。

童謡は古くからの伝承歌であるわらべ歌や徳育用として学校で教える唱歌、さらに近年は広くアニメソングなどまで含めてひとくくりに用いられたりもしますが、本来狭義には子供向けに創作された芸術的香りの高い歌を指し、海沼實は「唱歌が主食としたら童謡は心のおやつ」と、とてもうまい表現をしています。
子供たちは学校以外ではお仕着せの唱歌より童謡を好んで口ずさみました。

日本童謡の父と言われ「七つの子」、「青い目の人形」、「赤い靴」、「十五夜お月さん」などを作曲した本居長世(1885-1945)、娘のみどり、貴美子、若葉は日本の童謡歌手第1号でした。
「うれしいひなまつり」、「かもめの水兵さん」、「りんごのひとりごと」などを作曲した河村光陽(1897-1946)、その娘順子、陽子、博子もまた歌手でした。

代表的な童謡歌手として松島トモ子、伴久美子、大道真弓、安田祥子、安田章子(由紀さおり)、近藤圭子、渡辺典子、古賀さと子、田端典子、小鳩くるみ、平井英子、白鳥みづえなどがよく知られていますが、上記三姉妹に続いて最も有名でかつ歌の上手な姉妹歌手はまあちゃん、たかちゃん、みっちゃんで親しまれた川田正子、孝子、美智子だと思います。

海沼實と川田三姉妹の続き柄は次のとおりです。





海沼實と川田三姉妹 (2)では海沼實と三姉妹の辿った道を見てみたいと思います。(つづく)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿