機種比較04：故障時の対応（HT-03A・T-01A・iPhone3GS）

新機種購入に向け、
HT-03A、T-01A、iPhone3GSの3機種の比較を行っていく。

第4回目は、故障時の修理対応について取り上げる。
いずれの機種も折り畳み式でなく、
前面に液晶画面がむき出しになるタイプの機種。
また、ドコモもSoftBankも廉価に買おうと思えば
基本的に同じ機種を2年間使うことが前提になるので、
落としたりした場合の修理費用は気になるところだ。

故障対応は機種というより通信会社によって異なるので、
ドコモ、SoftBankという切り分けで比較する。

（１）ドコモの場合（HT-03A、T-01A）

　ドコモプレミアクラブに会員登録（無料）をすると、
　下記のサポートが受けられれる。
　　・保証対象の故障：3年間無料で修理
　　・保証対象外の故障：修理代金は5,250円まで。
　　・電池のもちが悪い：ヘビーユーザ（プレミアステージ会員）は、
　　　　　　　　　　　　　　同一機種1年以上の利用で電池を無料提供。
　　　　　　　　　　　　　　ヘビーユーザ以外（3rdステージ会員以下）は、
　　　　　　　　　　　　　　同一機種1年以上の利用で電池を500Pで提供、
　　　　　　　　　　　　　　同一機種2年以上の利用で電池を無料提供。

　月額315円の「ケータイ補償お届けサービス」を契約した場合
　　・水濡れや紛失、全損などのあらゆるトラブルを5,250円で補償。
　　・電話1本で交換電話機を直接届けてもらえる。　
　　・2年間同一機種を利用し、サービスも継続契約した場合、
　　　サービス利用がなければ3,000Pプレゼント、
　　　サービス利用があれば1,000Pプレゼント。
　　・バリューコースでの購入で最初の3ヶ月間は月額315円が無料。

　⇒通常のプレミアクラブの「保証」には、
　　水濡れや全損といったユーザ側に責任がある故障は対象にならない。
　　落としたり壊したりといった場合、高額の修理費用負担がかかるので、
　　ケータイ補償お届けサービスに加入すると良い。
　　何事もなければドコモポイントで3,000円分が返ってくるので、
　　2年間の補償料金は実質3,615円。
　　（6,615円（315円×21ヶ月）から返還される3,000Pを考慮）

　　電池のもちが悪くなった場合、
　　廉価または無料で電池が交換できるのはありがたい。

（２）SoftBankの場合（iPhone3GS）

　　iPhone3G及びiPhone3GS独自の保証となっており、
　　SoftBankが提供する「あんしん保証パック」に対応しない。

　　保証対象の故障：1年間無料で修理。
　　　　　　　　　　7,800円を支払うと保証期間を2年に延長できる。
　　電池の持ちが悪い：保証期間内であればAppleの判定に基づき交換。
　　　　　　　　　　　または9,800円で電池交換可能。
　　水濡れ等の故障：通常の故障で22,800円。
　　　　　　　　　　修理のしようがないレベルの重度の故障の場合は、
　　　　　　　　　　16G：67,095円、32G：77,490円。

　　⇒落としたり壊したりといった場合は22,800円。
　　　電池を交換したいと思ったら9,800円かかると思ったらよさそうだ。
　　　「あんしん保証パック」にも対応しておらず、
　　　つくづく独自の商品であると感じさせられる。

珍しく明快な結論になる。
故障対応時のサポートについては、
「ドコモ（HT-03A、T-01A）が圧勝」と言えそうだ。
ストラップを直接取り付けられるHT-03Aが、特に「あんしん」か。

個人的には「本体保護のためのカバー」はかさばるし、
デザイン的にも好みでないため、
HT-03Aのようにストラップが直接付けられるのは嬉しい。