プルサーマルと佐賀県の100年を考える会

玄海原発で進むプルサーマル計画。計画実施でおこりうる100年間の事態を明らかにし、計画中止を目指す会。

設立趣意書

2007年03月05日 | 「考える会」のこと
「プルサーマルと佐賀県の100年を考える会」設立趣意書


2007年2月20日

2006年3月26日、古川佐賀県知事は、県内外から多くの反対の声があるにもかかわらず、2010年から玄海原子力発電所3号機でのプルサーマル計画を「安全性は確保できる・県民の理解は得られた」として事前了承しました。

そのことを不安に感じた県民が「プルサーマル・大事なことは住民投票で決めよう佐賀県民の会」立ち上げ、4万9609名の署名を添えてプルサーマル県民投票条例制定の直接請求をしました。しかし、佐賀県議会は、県民の意思を直接聞く必要は無いとして、2007年2月2日、賛成少数でこれを否決しました。

私たちはこの結果に納得できません。プルサーマル計画に対して私たちが感じている不安や疑問に何ら答えていないからです。このまま2010年にプルサーマル計画が実施されてしまうのを唯々諾々と受け入れるわけにはいきません。

重大な事故があれば、ウランだけを燃料としているこれまでと違って、多数の死傷者を出し、佐賀県全体が住居不能になる可能性があり、また、仮に事故が無くても、次の世代に放射能汚染の恐怖と財政負担と言う大きな負の遺産を押し付けることになります。こうしたことがもっと広く知られれば、必ずプルサーマル計画は見直されると信じています。

私たち「プルサーマルと佐賀県の100年を考える会」は、県民投票を求めた多くの県民の思いをしっかり受け止め、諦めずに、佐賀県の100年を見据えてプルサーマル計画をもっともっと議論し、待ったをかけるべく様々な活動を、あるいは、それに代わる提案を行ってまいりたいと思います。

世話人

伊藤 正樹
中村 京子
村山 俊子
吉森 康隆