もうひとつの視点

ー「いつの時代も真理は少数から始まった」ー

しつけの範疇で逮捕は許されない

2024年04月15日 | 日常

 北海道のスーパーマーケットで、10歳未満の息子の頭を平手打ちして、31歳の母親が逮捕された。

 昔はほぼ全員、親に頭をたたかれながら育ったであろう。現在でも、半分以上の家庭では子供が言うことを聞かない時は、平手で頭をパシッとたたいたり、げんこつで頭を軽くコツンとやったりしているのではないだろうか。

 見ず知らずの人が幼い子供の頭をたたいていたのであれば逮捕は当然であろうが、親がしつけのためにケガをしないレベルで頭を平手打ちしただけで逮捕はやりすぎであり、不適切であろう。逮捕され警察に連れていかれる親を見た子供のショックは一生消えない。家庭でよくある普通のしつけである。母親を逮捕したことのほうが児童虐待である。子供の目の前で母親を連行したのだろうか。子供は一人スーパーに残り、一人で家に帰ったのだろうか。母親、子供ともにとても悲しくつらい出来事であった。「たたく=暴力」ではないのである。関係性や状況など総合的に判断することを、警察は怠った。

 警察は、日本社会に、やってはいけない大変な前例を作った。子供や母親の気持ち、家族関係、地域での日常など、どうやって元に戻すつもりなのか。謝罪などは意味がない。

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