安全保障関連法が,自民党や公明党などの賛成多数で可決、成立した。
安倍総理も自ら話していた通り,国会での議論や世論などには関係なく,最後は多数決によって決められた。元をたどれば,先の選挙で自民党が圧勝し,安倍氏がこの法案を成立させようと考えた時点で,結果は決まっていたのである。まさに日本は北朝鮮と同じように,一人による独裁国家だ。結果が決まっているのに,熱を入れて議論をしてみせる議員たち,必死に声を上げる国民,憲法違反であることを主張するために記者会見する憲法学者や元裁判官たち,みんな馬鹿みたいだ。
世論も正当性もまったく関係ない。すべては選挙結果(党員の人数)で決まることを,今回国民はおそらく認識できたであろう。しかし,それを次の選挙まで覚えていられるかが問題だ。それにしても数カ月に及ぶ長い茶番劇だった。