LBAblog

ロケバス協会は、ロケバス事業の適正な運営、健全な発展と近代化、事業者の地位の向上を目的として設立いたしました。

オーストラリア体験記「実はストリートミュージシャン志望?」

2011年11月16日 | T村
広報委員のT村です。

私がロケバス及び撮影業界に入るきっかけは、1987年の19歳から20歳にかけて1年間過ごしていたオーストラリアでの体験です。今後、何回かにわたって、その体験をブログに書かせていただきたいと思います。
毎回ブログを書くとき、何を書こうかなど事前に考えずにパソコンの前に座り、パソコンのマイピクチャーの画像をいろいろ見つつ今思いついた事を書くようにしており、今回も以前にfacebookで書いたオーストラリアの自転車の旅の写真を見てひらめきました。



今日思い付いたので、いろいろ整理して下記のような感じで書いていければと思っております。ひょっとしたら、書きたい事が増えるかもしれませんし、書くことが変わるかもしれませんが、ご了承ください。

「オーストラリア行きのきっかけ」
「オーストラリアでの生活」
「オーストラリアでのアルバイト」
「オーストラリア1周の旅」

あらすじ
私は1987年1月の19歳の時にオーストラリアのシドニーに一人旅に出ました、その後、20才までの1年間、英語を勉強したりアルバイトをしたりして過ごし、残りの半年はオーストラリア一周の旅に出ました。http://bit.ly/tR4R4l
トータルの距離は約14000キロ。シドニーでヤマハXT250Tの中古車を買って、テント等積んでオーストラリアを反時計回りに出発。西オーストラリアのパースにてバイクを売って、自転車を購入。シドニーまでの約4000キロを自転車で旅をしました。その時のいろいろな人の出会いによって、帰国後1990年より撮影の仕事に携わらせていただいております。

自分の頭を整理するためにいろいろ書いてしまいましたが、次回から本編が始まります!

ここで次回の予告

「オーストラリア行きのきっかけ」
これまで何でオーストラリアに行ったのか誰にも言ってないのですが(恥ずかしくて言えませんでした・・・)、一冊の本からなのです。本屋さんで発見したワーキングホリデー体験記という本の中に、ストリートミュージシャンをしていた方の体験記が載っていたのですが、実はそれに感化されてストリートで演奏するために行きました(書いているだけで恥ずかしーっ)。10代の頃はギターに夢中で、いろいろ夢見る青年でした・・・実際は、つたない演奏で数回しかストリートに立っておりませんが、その体験談も含めて是非次回ご期待ください!秘蔵写真もスキャンを待っております(笑)。

そういえばギタリストになるのが10代の頃の夢だったんだなって最近あらためて思い返しております、T村でした。

一発屋では終わらない~CDレビュー vol.1

2011年11月01日 | T.N.
クラシックからAKB48まで幅広く音楽を聴くT.N.です。

♪世界一ご~は~ん~ ママのつくった~ごは~ん~
先日テレビを見ていたら、CMでこんなフレーズが流れてきました。よく見てみると、ギターを持った女性と子どもたちが歌っていました。誰だかよくわからなかったので、早速ネットで調べてみたら、この曲は「世界一ごはん」というタイトルで、歌っていた女性は植村花菜さんという方でした。あー、植村花菜って去年の紅白で「トイレの神様」を歌っていた一発屋か・・・大して興味はないけれど、この曲はいい曲だから借りてみようか-そう思った刹那、ネットでCDをレンタルしていました。

届いたCDは「My Favorite Songs/世界一ごはん」というマキシシングルと「花菜~My Favorite Things~」というセルフカヴァーアルバムでした。どちらも最新作です。

まず、興味を持ったきっかけとなった「世界一ごはん」からスタート。どこか懐かしさと温かさを感じさせる曲調で、歌詞の内容も身近で共感できる内容。それを表現する歌声も実に伸びやかで、ヴィブラートも心地よい。非の打ちどころがない、これこそまさに名曲です。何度もリピート再生したのは言うまでもありません。

そして、同じCDに収録されている「My Favorite Songs」もチェック。こちらは「私は歌い続ける」という決意を込めたメッセージソングで、彼女の軌跡の一部が垣間見える内容になっています。こちらの曲も実にいい曲で、「世界一ごはん」よりもキャラが立っていると言えます。ちなみに、ジュリー・アンドリュースといえば、サウンド・オブ・ミュージックのマリア役をされていた方ですが、まさかジュリーの名前を日本人アーティストの曲で聴くことになるとは!

この2曲を聴いて、彼女に対する一発屋という先入観は吹っ飛びました。このアーティストは決して一発屋では終わらない、ものすごい逸材だということを認識しました。プロフィールを拝読する限り、ストリートで鍛え上げられた弾き語りをベースにしているとのこと。納得。

最新のマキシシングルを堪能し、もう1枚のセルフカヴァーアルバムに入ります。多彩なアーティストを迎えて、これまでに発表した11曲が大きく生まれ変わりました。しかし、セルフカヴァーと言っても、私はそれまで「トイレの神様」しか(それも断片的にしか)知らないので、実質新曲を聴くのと変わりません。
アコースティックバージョンとして生まれ変わった11曲はどれもよかったのですが、特によかったのはTr.1「ミルクティー」、Tr.3「光と影」、Tr.8「キセキ」です。「ミルクティー」は純粋に楽曲のクオリティが高く耳馴染みがよかったので高評価。「光と影」は実力派インストゥルメンタル・デュオのDEPAPEPEとのコラボレーションで、アコースティックギター2本の素晴らしい伴奏により、この曲の魅力がさらに引き出された格好です。個人的には、イントロのアコースティックギターでやられました。「キセキ」はスキマスイッチの大橋卓弥とのコラボレーションで、コーラスワークの妙が堪能できる作品です。
ちなみに、このアルバムには「トイレの神様」も収録されており、これがオリジナルバージョンだと思っていたのですが、ミニアルバム「わたしのかけらたち」に収録されているバージョンがオリジナルです。

その後、彼女の全てのアルバムをレンタルして聴いてみました。全体を通して感じた印象としては、最近のJPopで主流となっている(個人的にはあまり主流と認めたくありませんが)甘ったるいラブソング系がほとんどなく、身近なことを題材にした独自の世界観が描かれていることです。曲によって歌い方を変えているので、歌っている姿をありありとイメージできるのもいいですね。人はそれを等身大と言うのかもしれませんが、むしろ脚色なしのリアリスティックな世界観と表現した方が適切だと考えます。ただ、リアリスティックと言っても、冷たい印象ではなく、「世界一ごはん」のような温かみのある印象と捉えていただければ幸いです。

もしよろしければ聴いてみてください。植村花菜、侮れません。

最後に、LBA blog担当からのお知らせです。10月から月2回の更新になりました。更新のタイミングの都合上、10月の更新は1回だけになってしまいましたこと、ご了承ください。次回の更新は11/16を予定しています。よろしくお願いいたします。

クラシックではゲルギエフ&チャイコフスキーにはまっているT.N.より