成田発14:25のセブ行き直行便は現地時間18:55到着予定となっている。今までの数回、大きな問題もなく我々をマクタンの空港まで運んでいてくれた。
出発の3日ほど前になって突然、航空券を手配してくれている「大成ツーリスト」さんから、「マニラ経由になるという連絡がフィリピン航空から入りました。到着時間は20:50に変更です。」と連絡が届いた。航空会社から詳細な説明は何もなかったらしい。
乗り換えることになるんだろうか、荷物も積みかえるんだろうか、入国手続きもマニラでするんだろうか。そもそも、本当に飛んでくれるんだろうか。
以前、マニラ乗換えを経験したことがある。イミグレも手荷物検査も、それこそ何から何まで手際が悪い、時間がかかる、行儀が悪い、油断ならない。乗り換え便の出発時刻まで3時間ぐらいの余裕があったはずなのだが食事すらできなかった。
そんなわけだから、「マニラ経由」と聞いただけで恐ろしく不安になった。今回利用するホテルは、初めて自分で直接予約したホテルだし、送迎だって本当にちゃんと来てくれるかどうか自信がない。翌日の早朝にはリトさんが車で我々二人をピックアップし、モアルボアルまで3時間ほどかけていく予定になっている。
今回の旅は無茶苦茶なことになるのだろうか・・・
出発の前日、航空会社のサイトで時刻表を見てみると、便名も機材もまったくそのままだが到着時間だけが20:50となっていた。
出発の朝になった。テレビでは「京成電車が事故だか故障だかのせいで大幅に遅れが出ている、復旧には時間がかかる。」とやっている。京成上野から成田空港に向かおうと決めていた私は気が狂いそうになった。
「やはり今回は・・・」
大急ぎで身支度をし、とりあえず京成上野駅まで行ってみた。結果、何のことはなく9時過ぎのスカイライナーに乗ることができた。普通なら1時間ほどしかかからないのだから早すぎるほど早いのだが、今朝の私はすべてのことに疑心暗鬼になっている。
着いた、遅れることもなく成田空港に着いた。11時にもなっていない。これで第一関門クリア、という気分である。
セブとマニラと併記されている。しかし、なんの説明もない。
まもなく友人が空港に到着した。
新しい情報を持ってきた。
「今朝のマニラ行きの機材、手配が付かなくて飛ばなくなった。その乗客を乗せるからマニラ経由になるらしい。」大成ツーリストの人がわざわざ航空会社のオフィスまで行って説明させたらしい。おかげでだいぶ落ち着いてはきた。大成さん、えらい!!
チェックインの際、日本人スタッフに詳しく説明を聞いて、乗り換えせずそのままの飛行機でセブに行くということも判明した。ちなみに、このチェックインカウンターのスタッフはいつも感じがいい。唯一の救いである。
いつもは一切の食べ物のサービスを断るのだが今回はなんとなくオーダーしてみた。普通である、すごい!!
不安は徐々に解消されていく。
・・・しかし二人とも、今回もフットレストが故障していて動かない。 到着してくれればいいか・・・