スバル360はバンパーなど、メッキが痛んだ部品を再メッキに出しています。
錆を落とすためにメッキ屋さんで研磨され、いったん銅メッキを施されます。この時点で穴があくほど錆が進行している場合、連絡がある事になっています。
「バンパーなどは大丈夫でしたが、ガーニッシュは穴が2ヶ所開きました。そちらで穴埋めをお願いします。」
ほいきた。さっそく取りに行って見ると、
これが銅メッキだけの状態です。本来ならばこれからクロムメッキに取りかかるんですが、
2ヶ所、穴が開いちゃいました。
そこで、またまた、板金班の後藤の登場。
真鍮で穴を埋めます。この作業、手早くやらないとバーナーの熱で、薄いガーニッシュなんか簡単に変形してしまいます。
とは言っても、研磨作業中に出来たのか、若干の変形がすでに何ヶ所かありました。
ハンマーと当て板で慎重に叩いて直します。
パテをつける事が出来ませんからね。ハンマーだけで凹凸をなくさねばいけません。
現在の板金作業では、トンとみられなくなった技術です。
最後にサンディング。
これも段々と目の細かなサンドペーパーに代えていく必要があります。削ったキズ跡がメッキの場合、そのまま出ますからね。
さて肝心のスバル360本体はその後どうなってたかと言うと、メッキ屋さんに出した部品以外の組み付けは、とうに終わっていました。
中途半端な状態でお披露目したくないので、画像は見せたくないんですが・・・ちょっと、サービスで。
リヤからも。
フロントウインドウもはまりました。
完璧に仕上がっていますよ。
バンパーなどが出来上がり次第、完成した全貌をお見せしますね。
あと仕上がりまで、どのくらいかかる？
「一月ほどかかりますね。」（メッキ屋さん）
えー！そんなにー。順番を繰り上げてくれないかなあ。
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