Puka Puka つうしん。

Pukaはハワイ語で「穴」のこと。マウイ島から日本の家族、友達へ、ぼちぼち穴空き更新のお便り風日記です。

応援しかできない

2011-03-18 11:23:31 | Weblog
東北関東大震災から、早くも1週間。

被災地の方々、心からのお悔やみと応援を申し上げます。

ハワイにも津波警報が出たので、お友達のそのまたお友達の家に避難しながら、
明け方までずっとニュースを見続けていました。
帰宅してからも、ずっと見続けていますが、
被害の状況がテレビに映るたびに、無残な姿に涙が出そうになります。

被災した方々のインタビューを聞き、
寒くて、おなかが空いて、心細いだろう、
この人たちの家族や友人は無事だったろうか、
家はどうしなったんだろうと想像するだけで心が痛います。

福島の原発のことも、放射能という目に見えないけれども
死に近づいてしまうとても恐ろしいものが漂っている中で、
多くの人たちのために身を粉にして働いてくれている方々に、
本当に頭が下がります。

こちらのニュース、CNNでもずっと日本の津波と地震、
福島の原発のことを流し続けています。

アメリカのニュースや新聞では、被災された方々へのお悔やみはもちろん、
福島原発に協力している技術者の方々、警察や自衛隊の方々への
「彼らは長くは生きられないだろう。それでも働いている、
 彼らは本当のヒーローだ」という、勇気をたたえる報道が絶えません。

震災後すぐに、アメリカの赤十字社ではウェブサイト上での義捐金の受付、
ここ、ハワイでもファースト・ハワイアン・バンク、
セントラル・パシフィック・バンクなどで
義捐金受付口座が開設されました。

そして、ハワイ各地でも募金活動が行われています。

私の住むラハイナでも、岩手出身のお友達を中心として、
この日曜日にヤードセールを行い、その売り上げを義捐金にします。

そのために、多くの人がヤードセールの準備を手伝い、
お友達も昨日からずっと、寄付を募るためのブラウニーを焼き続けています。

私も、本当に微々たるお手伝いしか出来ませんが、
ブラウニー作りを手伝いに行ってきました。

地元に家族や友達、多くの知り合いが居て、
ニュースを見るたびに壊れてひどい状態になってしまった故郷や
みんなのことを思って涙を流しているお友達を見ると、
何と声をかけていいかわかりません。

私も日本のあの状態が悲しくてたまりませんが、
そのお友達の心がどんなだろうと想像してみます。
でも、きっと私には友達ほどの心の痛みは感じることが出来てなくて、
もしも私の故郷だったら・・・と察することしか出来ません。

私の周りの人たちも、みんな日本のニュースを見て悲しくて、
何かしないと居ても立っても居られない、と言って
みんなが何かのボランティアに関わっている、
それが今のハワイの状態です。


被災地の方々、福島原発に関わる方々、そのご家族、
余震で落ち着かない方々が、
どうか1日も早く、少しでも早く今よりも良い状態の場所で、過ごせますように。

これから各市町村が復興していくまで、
長い年月がかかることでしょう。

微力ながら、こちらでも長い期間を想定して、
何か出来ることをしていこう、と友人たちと話しています。

日本から遠く離れたハワイでも、たくさんの人たちが
日本のみなさんを思っています。