15日のコンフェデレーションズカップ開幕を前に、国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長と、06年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会組織委員会のベッケンバウアー会長が13日、当地のスタジアム内で記者会見を行った。ブラッター会長は「1年後の大会では、ボールがゴールラインを割ったか、否かを判定する超小型チップを内蔵したハイテクノロジーボールを導入したい」と意欲を見せた。
ブラッター会長は、欧州チャンピオンズリーグ準決勝、リバプール-チェルシーの第2戦(5月3日)で、リバプールの勝利を決定づけた前半4分のガルシアのゴールを例に挙げた。競り合いの中で、こぼれ球を押し込んだシュートは、チェルシーの選手がゴールライン上で際どくけり出したかにも見えたが、ゴールと判定された。
ブラッター会長は「あの時、ピッチ上には12台のテレビカメラがあり、加えて13台のアマチュアカメラもあったが、1台として決定的な場面を映し出すことはできなかった。今秋のU17(17歳以下)世界選手権でテストしたうえで、導入に踏み切りたい」と語った。
一方で「審判の判定ミスもゲームの一部」などと指摘し、ビデオ判定などの導入には否定的な見方を示している。度重なる誤審がクローズアップされた02年日韓W杯の教訓も踏まえ、「02年の過ちは繰り返さない。プロ選手をアマの審判が裁く状況も変えていきたい」と審判のプロ化に積極的な姿勢を見せた。
ベッケンバウアー会長は「コンフェデ杯のチケットは、すでに全体の80%以上にあたる50万枚以上が売れている。試合会場も、1年後に実際に使用される5都市の会場を使う。ミスは出るかもしれないが、それを次の年に生かしたい」と語った。
毎日新聞
ブラッター会長は、欧州チャンピオンズリーグ準決勝、リバプール-チェルシーの第2戦(5月3日)で、リバプールの勝利を決定づけた前半4分のガルシアのゴールを例に挙げた。競り合いの中で、こぼれ球を押し込んだシュートは、チェルシーの選手がゴールライン上で際どくけり出したかにも見えたが、ゴールと判定された。
ブラッター会長は「あの時、ピッチ上には12台のテレビカメラがあり、加えて13台のアマチュアカメラもあったが、1台として決定的な場面を映し出すことはできなかった。今秋のU17(17歳以下)世界選手権でテストしたうえで、導入に踏み切りたい」と語った。
一方で「審判の判定ミスもゲームの一部」などと指摘し、ビデオ判定などの導入には否定的な見方を示している。度重なる誤審がクローズアップされた02年日韓W杯の教訓も踏まえ、「02年の過ちは繰り返さない。プロ選手をアマの審判が裁く状況も変えていきたい」と審判のプロ化に積極的な姿勢を見せた。
ベッケンバウアー会長は「コンフェデ杯のチケットは、すでに全体の80%以上にあたる50万枚以上が売れている。試合会場も、1年後に実際に使用される5都市の会場を使う。ミスは出るかもしれないが、それを次の年に生かしたい」と語った。
毎日新聞