雑記帳

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5月4日コペンハーゲン

2011-06-20 21:15:13 | 旅行
コペンハーゲンでのホテルは、デンマークに来て最初に止まったときと同じホテル・ダングレテールだ。中央駅からホテルまでタクシーを利用した。

ホテルフロントに荷物を預け、まず最初にロイヤル・コペンハーゲン・ファクトリー・ショップを目指す。
ホテル最寄りのコンゲンス・ニュートゥから地下鉄に乗り、4駅目にあるSolbjergで降りる。ガイドブックの地図に従って歩くと、ファクトリー・ショップはあった。陶器工場らしく、煙突が見える(左下写真)。入り口近くになると、「工場の販売店」という日本語の表示まであるので感動だ(右下写真)。
ロイヤル・コペンハーゲン・ファクトリー・ショップ
  
このファクトリー・ショップでは、正価で販売できないB級品を安価で購入できる、ということらしい。それ以上に驚いたのは、展示してある陶器の種類の豊富さだ。ストロイエにあるロイヤル・コペンハーゲンの本店に入ったが、展示品の中にはこちらが買いたいと思うデザインのものが見つからなかった。それに対しファクトリー・ショップは、展示品から欲しいものを見つけることができる。
  
予定していた買い物をほぼ済ませることができたようだ。すべての購入品について、バイ・シップで別送してもらうこととした。船便で半年もかかってはたまらないので、「半年かかりませんか」と聞いたら「そんなにかからない」という返事だった。
デンマークは消費税が25%かかる。タックスフリーを適用する場合も、通常であれば購入時には正規の消費税を支払い、出国時にそのうちの大半を戻してもらうという制度だ。それに対し別送の場合は、消費税を支払う必要がないという。これは便利だ。

ロイヤルコペンハーゲンの別送には後日談が二つある。
バイ・シップということでてっきり船便と思い込んでいたのだが、旅行から帰って数日で荷物が届いたのだ。シップといっても飛行機だったようだ。
また郵便局が荷物を届けてきたのだが、「税の支払いが必要だ」という。そのお金を払わないと荷物が受け取れない雰囲気だった。良く分からなかったので、費用(3000円程度)を支払って荷物を受けとった。ところが、中を開けると書類が入っており、「税は日本の消費税。別送の場合は、費用を支払わず、入国時に税関で作成した書類を提出するように」と書かれているではないか。税務署に確認したところ、「一度支払ってしまったら払い戻ししない」と言われてしまった。残念なことである。

昼食時だが、ロイヤルコペンハーゲンから最寄りの地下鉄駅までの間には適当な食事処が見つからなかった。そこで地下鉄でNorreportまで行き、そこで降りて昼飯とした。

この近くの観光スポットとしてローゼンボー離宮があるようだ。取り敢えずそこに向かう。
ローゼンボー離宮
 
ローゼンボー離宮は、広い開放的な公園の真ん中にポツンと建っている(上写真)。
地球の歩き方によると、
「ローゼンボー離宮は、クリスチャン4世王により建てられたオランダ・ルネッサンス様式の建物。1605年から工事を開始し、1634年に完成した。1615年、38歳の男ざかりであったクリスチャン4世王は、絶世の美女キアステン・ムンクと熱烈な恋に落ち、彼女は王のもとにやってくることになった。二人の愛の新居として定められたのが、ここローゼンボー離宮だ。」ということらしい。
内部はどの部屋も、凝った装飾が施されている。デンマークに来てはじめて、内部装飾に見応えのある建物であった。
 
  
  
さらに、ローゼンボー離宮・宝物殿に入る。ここの目玉は、クリスチャン4世王と5世王の戴冠式に用いられた王冠だ。同じく地球の歩き方によると「クリスチャン4世王の王冠は、絶対君主制の前のものであり頭部が開いており、クリスチャン5世王の王冠は、国内を統一したという意味で、頭部がひとつにまとまっている」とある。左下写真が4世王、右下写真が5世王の王冠、という意味だろうか。
ローゼンボー離宮・宝物殿
  

ローゼンボー離宮からは、Norreportまで戻り、そこからKobmagergade通りを通ってストロイエ方面に向かう。途中、ラウンドタワーを見上げながら通過する。このラウンドタワーは、1642年にクリスチャン4世王によって、天文観測所として建てられたとのことだ。
ラウンドタワー
 

一度ホテルへ戻り、一休みだ。
夕食を食べにニューハウンに出る。ガイドブックから選び、スキッパークロエンというレストランに入った。
ニューハウン・スキッパークロエン
  
夕食が終わって外に出ると、まだ明るい。とても寒いのだが、屋外カフェでがんばっている客も多い。
ニューハウンの屋外カフェ
 

ホテルに帰ってシャワーを浴びたとき、寒いなと感じた。また就寝した後も寒さを感じて、ベッドカバーを掛けるほどであった。ほどなく寒さは遠のいたのだが、これが、翌日のトラブルの前兆であることにはまだ気づかなかった。

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