Penny Lane Music

福岡市中央区赤坂
ピアノ・ボーカル・ギターなど大人のためのポピュラー音楽教室

Celloのお話 1

2016-11-19 14:11:56 | 音楽
こどものころ、ピアノやエレクトーンの教室に通ってる子は
当時、ブームでしたのでクラスに何人もいました。
その中に、バイオリンって子がいましたが、これはもう憧れでしたねー。

弦楽器には
バイオリン・・・

写真の左下が顎ではさむところ、黒いところ・・・ね。

その次がビオラ、これ、皇太子さまが演奏されますね。

これも、顎の場所があります、
つまりここまでがそういう大きさってことです。

次がチェロ、

楽器の下についてる細いバー、これで高さや角度を調整したりして
つまり、座って抱き込んで弾く大きさになってきます。

そしてコントラバス・・・

これは立って抱く感じですね。

と、いうようにだんだん音が低くなっていって、見た目では大きくなっていきます。


さて、バイオリンが一番お馴染ですが,
こどものころ、見たこともないその「cello」に出会うのは図書館・・・
賢治の“セロ弾きのゴーシュ”でした。

最初に読んだのは小学生の頃でした。
挿絵があったから読んだけど、その「ほんとう」はまだよくわからない年でした。
動物のお話なのか、なんだか意地悪なセロ弾きの話なのか・・・
だからあまり好きじゃなかった。
ずいぶん大人になって・・・賢治が本当に好きになるまで読み返すこともない本でした。

中学生になってすぐ、さだまさしの「雨やどり」とか「吸い殻の風景」がヒットして
大学生のいとこが「風見鶏」というアルバムをカセットに入れてくれました。

味戸さんの絵ですね。

その中に「セロ弾きのゴーシュ」という曲がありました。
後になってこれ、森山良子さんに書いた曲だったと聞きましたが。

年の初めはさだまさし 「セロ弾きのゴーシュ」


中学一年生、セロ弾きのゴーシュの歌だと思って耳を傾けた曲は
なんだか・・・悲しい・・・この人のだんなさん、亡くなったんだ・・・。
子供ながらにもそのストーリーはよくわかる内容でした。

♪セロにはオンザロックが似合うと、飲めもしないで用意だけさせて
 一つ覚えのサン・サーンス、危なげな指使いそしてボウイング♪

二番の歌詞に「白鳥」がでてきて、イントロの旋律がその旋律であることを知りました。
ボウイングということばが、弓の運びのことだというのもこの歌で知りました。
ボウイング、そう弦楽器の魅力はこれですからね。
静かに人知れずゆるやかに歌いだすこの弓の動きがね・・・チェロの魅力です。


私にとってチェロ、いえ、当時はセロでしたね、この呼び名はどちらでもいいけど
セロといえば子ども時代の夢のような楽器、物語のような特別な楽器が連想されます。
大人になって音楽と過ごすようになってその音域に魅了されて本当に好きになりました。
クラシックはわかりませんし、クラシックの演奏家とお会いする機会もほとんどありません。
でもきっと一番憧れの楽器になっていきました。
あ、だからいつだったか・・・ヨーヨーマのCMが流れたころ、
CDに飛びついたのは言うまでもありません(^_^;)




どうして急にチェロの話かというのはまた明日、続きをお話します。
猛烈にうれしいことが進んでるので・・・(*^_^*)

ではほんもの、白鳥をヨーヨーマで・・・あーもーうっとりです。

Yo-Yo Ma, Kathryn Stott - The Swan (Saint-Saëns)



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